千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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根気強さが大事です/ 自然観察

5月25日(金)、午前9時の気温24.6℃、今朝の最低気温14.5℃、晴れ。朝から強い陽射しが照り付けました。今日も校外学習日和です。センターでは校外学習の受け入れが現在ピークを迎えています。今日も朝9:30~14:30まで近隣の小学二年生が校外学習としてセンターを訪れました。ザリガニ釣り、自然観察(植物班)、自然観察(生きもの班)に分かれての学習です。


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まずはザリガニ釣りの様子。やったー晴れた!ザリガニ釣りだーといわんばかりの表情の児童たち。ザリガニ釣りの前にはアメリカザリガニについてのお話をしました。アメリカザリガニってウシガエルと共にウシガエルのエサとして日本に持ち込まれたって知ってた?

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ザリガニ釣りについての諸注意(竿を他人に当たらないように立てて持つ、ふざけない、走らないなど)を伝えて、さあザリガニ釣り開始。二人ペアになってのザリガニ釣りですが…見てください。このチームワーク。一人が吊り上げもう一人がバケツをもってスタンバイ。ここまで一生懸命にザリガニ釣りをしてくれたお友達は初めてです。

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捕まえた後はザリガニを観察してから水路へ逃がします。オスとメスの見分け方の一つを解説しました。ザリガニの腹面を見てもらいます。オスは腹肢が変化し前方に伸びた交接器がありますがメスにはありません。その代わりメスには卵を抱えるため、交接器より小さい腹肢が多くあるのが特長です。オスとメスの腹面の違いが分かりやすく写されたA3パウチの写真を見せて解説しました。みんなの釣ったザリガニはオスだった?メスだった?





植物(やいきものを主なテーマにした)班では、
ジオラマ模型のまわりでセンターの位置や周辺の地形、丘陵、田んぼ、まち、夷隅川、海の位置などを俯瞰しました。
次にホタルの展示模型を使って、今光り始めているゲンジホタルの観察と解説です。
光る模型を見てオスとメスの違いを発見しました。

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いよいよ外に出て、次々と移動しながら自然観察です。玄関前ハクモクレンの花のあとや葉っぱを観察した後、耳を澄まして聞こえてくる野鳥の鳴き声の種類を数えてみました。その中でもアシハラの方から最も大きな声で長く鳴いている野鳥をみつけてみました。「ギョギョシ、ギョギョシ、ケシケシケシケシ、、」みなさんオオヨシキリの姿を見つけることができました。
ハス田に行ってハスの葉を観察。食材になるレンコンも思い出しました。そこにいる生きものたちも観察しました。



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田んぼにいってイネを観察しつつ、田んぼにいる生きものをさがしました。
イネの根元をよく見ると、、。今はヤゴが羽化する季節です。はじめは見つかりませんでしたが、



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たくさんのイトトンボが羽化していてイネの根元にぶら下がっている姿を見つけることができました。羽化したばかりのイトトンボ(オオアオイトトンボ)たちは近くの樹木や人間の体にも停まってきます。田んぼにいるまだ尾のついたカエル、ドショウ、アメンボ、クモ、小さな巻貝なども見つけました。



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ディキャンプ場では、今盛んに花を咲かせている樹木を観察しました。秋に実のなる木、食べたことがある実は何でしょう? 足元を見て古い落ちた実のイガイガのようすからクリの木とわかりました。雄花のようすやそこに集まる昆虫たちも観察できました。
すぐ隣にも秋に実のなる木がありました。花のあとに実が生長を始めているようすも観察しました。カキノキです。

ホタルの水路では、ホタルの生息環境や水路の中にいるホタルのエサとなるカワニナを観察しました。
さらに雑木林では、コナラ、クヌギ、クリなど代表的に樹木を観察しました。
あっという間の1時間が過ぎました。



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自然観察(生きもの班)では昆虫採集にも挑戦しました。「つかまえたー」元気な声が響きます。



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でも上手な子もいます。手慣れた手つきで、次々ゲッツ!



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バッタやチョウ、テントウムシなど、たくさんの昆虫を捕まえて観察しました。
(※職員と一緒の観察会以外での昆虫採集は禁止されています。ご注意ください。)



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今日は毎年利用されているグループでこの時期に寄せ植えを作っている方々も、来館して活動されました。
涼しげな作品にうっとり。
皆様もぜひ、遊びに来てくださいね~


by isumi-sato | 2018-05-25 17:35 | グループ・学校利用

雨でもへっちゃら

5月23日(水)、午前9時の気温20.4℃、今朝の最低気温12.6℃、曇のち雨。雲の多い朝を迎えました。出勤時間時にはグレーのどんよりした厚い雲が空を覆い、9時半ごろには「ポツン、ポツン」と雨。まいったな~。

何でまいったかというと…今日は近隣の小学生47人の児童さんがセンターで校外学習です。自然観察や、ザリガニ釣りなど屋外の学習があるからです。雨プログラムも小学校の先生方は考えてくださったのですが、晴れプログラムを決行。雨がひどくならないと良いのですが…。自然観察、ザリガニ釣り、竹とんぼ作りを三班に分かれて学習します。
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自然観察の様子。まずは館内からスタート。衛星写真でセンターの位置、学校の位置を確認。センターのジオラマを使って丘陵、田んぼのひろがっているようす、夷隅川の蛇行しているようすを解説。さらにイスミスズカケの観察。2009年に発見された新種そして地域固有種であることを説明しました。その後は外を歩いて水路の生きものの観察。メダカ、ドジョウ、アメンボ、カエル、クモ、トンボなどを観察。植物ではキツネノボタン、キショウブ、マルバヤナギ、ハコネウツギなどを見ました。ハコネウツギの花の色は2色だけど、どうしてそうなったー? 雑木林ではコナラ、クヌギ、クリそれぞれの特徴を見つけてみました。


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畑では、ダイコン(白い花と実)、電気柵の話、サトイモの葉、ワタの実、ナノハナ、ナス、ミニトマト、ソラマメ、インゲン、ジャガイモの花、コムギの茶色い実などを観察。堰では水面を眺め野鳥を探しました。水路を見ながらホタルの成虫と幼虫の姿を紹介。最後は今大声でしきりに鳴いているオオヨシキリの姿を見つけます。見つけられたかな?


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こちらは竹とんぼ作りの様子。みんな仲良く机に並んで、竹とんぼの羽の部分にヤスリをかけています。ヤスリをかけることなんてめったにないもんね。上手にできたかな?そのほかには器械で竹を削ったり、アルコールランプで羽の分部に熱を加えてひねりを入れたりと、みんなやったことないことでも一生懸命。


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出来上がったら早速飛ばしました。飛ばし方も上手です。名前を書いてマイ竹とんぼの出来上がり。



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最後はザリガニ釣りのようす。せっかくザリガニを釣るのですから問題です。「なぜアメリカザリガニは日本にいるの?」と質問しました。「アメリカから渡ってきた」「保護するために日本に持ってきた」んー。「食べるために持ってきた」近づいてきました。「ウシガエルのエサにするために日本に持ちこまれたんですよ」と伝えると…「知らなかった、そうだったんだー」身近な生きものですが、そんな歴史があったなんてびっくりだよね。釣り方のコツ、注意事項を伝えいざザリガニ釣りです。釣り糸を垂らし早速「釣れない-」「全然いない」そんなことをいうのはまだ早い。結局ザリガニ釣りは「根気」ですよ。


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釣ったら早速観察です。オスとメスの腹部の違いをA3に拡大した写真を見せて解説。「オスだった」「メスしかいない-」みんな覚えたかな?

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午後からのザリガニ釣り班の様子。雨脚が強くなりました。「みんな雨が降っているけど大丈夫?」「やる、絶対にやる」雨が降っていてもへっちゃらです。楽しみにしてたもんね。雨の中でも集中してザリガニ釣りが出来ました。みんな風邪ひかないでね。


楽しく学習できましたか?今度はお父さんお母さんと一緒に遊びに来てね。

お待ちしています。


by isumi-sato | 2018-05-23 17:25 | センターこぼれ話

太東崎で海辺の自然を観察しよう

5月19日(土)、午前9時の気温24.6℃、今朝の最低気温19.1℃、曇。朝方は雨がパラパラ。しかしセンター開館時間9時頃には青空が広がりましたが、午後には再び曇りはじめ肌寒い風が吹きました。

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今日は「太東崎で海辺の自然を観察しよう」を行いました。雨の心配もしましたが、集合時間には雨は止みました。センターへ集合した後、各自車で移動し太東漁港へ向かいました。まずは地層のお話。露頭を観察しながら地層のお話です。見えている地層は上総層群の太田代層です。黒い層は砂からできていて、白い層は泥からできています。この上総層群には天然ガスが含まれていて、その地下水からはヨウ素が多く採れます。日本はヨウ素の世界シェア2位の輸出規模です。そのほとんどは千葉県で採られています。



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ハイキングコースを通り登って行くと、少し開けた土地へ到着しました。植物に興味がやはりある方が多く講師の話を近くで聞こうと皆さん一生懸命です。ここで観察した植物はマツヨイグサ、ハナヤエムグラ、ナガバギシギシ、ヤセウツボ、ツボミオオバコなどなど…です。



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ハイキングコースからの景色は最高です。今日はサーフィン大会が行われているようです。



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頂上付近でしばしの休憩。そして職員からいすみ市の器械根についてのお話。いすみ市の東方の海には水深が20~30m前後の浅い岩礁群が沖合10㎞以上先まで広がています。この広大な礒根は発見当初、ヘルメット式潜水具を使った「器械潜水」と呼ばれる方法でアワビを漁獲していたことから「器械根」と呼ばれています。ここには2mほどの海藻カジメが多く生えており、森を作ってたくさんの生物が暮らしています。このカジメの根1つに200種類もの生きものが生息しているそうです。



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休憩を終えて今度は下り坂。結構急ですね。



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急な山道を下り終わり、住宅が並ぶ道路へ出ました。「こんなところにつながっているのね」などと感心しながらも講義はどんどん続きます。この白い花はテリハノイバラ。潮風に強く海岸に多いが河原や丘陵地の林縁でもよく見られます。初夏に白い花を咲かせ、秋に赤い果実を付けます。



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これは太東崎の観察会では毎回登場するコウボウムギ。麦のような穂を付けます。弘法大師の筆にちなんで名が付いたとか。雌雄異株で、雄花の穂は黄色から茶色。雄花の穂は緑色です。




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これは有名なハマボウフウ。丈は低く、長い根を砂中にまっすぐ伸ばし夏に細かく枝分かれした穂に小さな白い花を付けます。若葉が食用になるので、採集により荒らされてしまうこともあります。






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皆さん大切にしましょうね。




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この鮮やかな紫色の花はハマエンドウ砂浜や土手、石の多い浜などに生えます。エンドウに似た草本で、春に赤紫色の蝶型花を付けます。花の色は赤紫から青紫に変化します。



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一段と目立つこのショッキングピンク色の花はハマナス。ナスと名がついていてもバラ科の植物。太東崎の観察会のフィナーレにふさわしい!



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やっぱり大トリはハマヒルガオです。一週間前に下見に来たよりも多く開花しているそうです。この花をみると「夏がやってくるなー」と思います。

あっという間の観察会でした。楽しく多くを学ぶことが出来ました。
他にも多くの植物が観察できましたが、多すぎて載せられませ~ん。

アンケートには「このような観察会があったらまた参加したいです。」「3時間かけて来たかいがありました。ありがとうございました」などうれしいお声をいただきました。

参加されなかった方も太東崎で散歩がてら自然観察などいかがでしょうか?

by isumi-sato | 2018-05-19 17:25 | 行事報告

センターの季節本番!

5月17日(木)、午前9時の気温24.6℃、昨日の最高気温26.2℃、曇。蒸し暑い一日となりました。朝方寒いなと思うことも少なくなってきていますね。

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田んぼの様子。


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おや?苗の背丈が伸びてきましたね。

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ミカンの花は白い可憐な花びらを落とし、果実を実らせる準備です。


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林道沿いで観察できるマルバウツギの花。満開を迎えようとしています。事務所の窓からも初々しい白い花が見えます。

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こんなに優雅に咲き誇っています。ハチの仲間、アブの仲間チョウの仲間などが花の周りに集まりにぎやかです。

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万木堰近くのアジサイの様子。ずいぶんつぼみをつけ始めましたね。鮮やかなブルーのアジサイの花が咲くのが楽しみです。

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お!ニョロニョロしています。これはもしかして…

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今年二度目の観察となりましたアオダイショウです。ゆっくりと舌をぺろぺろ出しながら進んでいきます。私の気配を感じた様で、素早く林道の茂みへと隠れてました。

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デイキャンプ場ではオオヒラタシデムシが死がいに集まっています。よく見ると幼虫も。そしてハエも二匹様子をうかがっています。何の死がいでしょうか?シデムシ類やニクバエ類は小動物の死体を餌とします。こうした昆虫は野外の死体を分解し土に戻す大きな役割を果たしています。(小学館の図鑑ネオポケット~昆虫~)


花が多く開花し始め、昆虫やヘビなど多くの生きものが活発に動き始めました。

さあ、センターの季節本番!皆さん遊びに来てくださいね。

お待ちしています。


by isumi-sato | 2018-05-17 17:25 | センターこぼれ話

頭を空っぽにして

5月15日(火)、午前9時の気温24.7℃、昨日の最高気温25.8℃、晴れ。今日の最高気温なんと27.9℃、(14時から15時の間のようです。)夏日を更新しました。陽射しも肌に刺さるように感じます。でもまだまだ甘~い。夏に向かってどんどん暑くなってきますから。
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ネムノキの様子。葉がさらに増え、夏の雰囲気バッチリです。


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そんな暑い日でしたが、今日は職員三人がかりで、ハス田と田んぼ脇の水路のヨシ抜きを行いました。まだ体が暑さになれていないので心配です。無理しないように作業を進めました。


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ヨシを抜く前の様子。水路が見えないほどです。このまま放っておくと、ヨシが茂ってしまい水路の流れが停滞してしまいます。この時期にヨシ抜きを行います。

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ヨシを抜いた後の様子。水路も見えるようになりました。でもすべて抜きません。水路の生きものの隠れ場所となるようあえて残します。


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おや?センターで絵画をされる方々。いすみ市の岬町を拠点に活動されている方々です。「里山の風景を描きに来ました。」とのこと。センターを周辺を描いてくれるなんて嬉しいですね。「絵画はいいですよ。絵をかくことに集中して頭が空っぽになりますしね。」頭を空っぽに…よい響きです。最近は毎日時間に追われて頭を空っぽにできないなー。これからもセンターを利用してくださいね。


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駐車場でも…
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ハス田の風景も描いてくれています。描く道具は、水彩絵の具、クレヨン、色鉛筆、油絵の具などさまざま。さすがに作品を撮影させていただくのは失礼なので遠目から撮影させていただきました。7月10日(火)~22日(日)には「ハスの鑑賞週間」が始まります。ぜひセンターのハスの花を描きに来てくださいね。


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湿生生態園へ続く林道では、トベラの花が満開となっています。この花も夏を連想させる花ですね。良い香りがしますよ。トベラは海岸付近に多く見られますが、庭木として植えられるほか乾燥に強いことから公園樹や道路の緑化帯などにも利用されるそうです。(よくわかる樹木大図鑑/永岡書店より)


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12日にもブログでご紹介したセンダンの花。つぼみの様子をお伝えしましたが、今日は見事に開花しておりました。アオスジアゲハが2頭ひらひらと花の周りを飛び回っています。

この時期は観察する度、さまざまな生きものが姿を現します。

皆さんもどうぞセンターへ遊びに来た際は、ぜひ頭を空っぽにして楽しんでいってくださいね。


by isumi-sato | 2018-05-15 17:25 | センターこぼれ話

穏やかな初夏の一日

5月12日(土)、午前9時の気温21.7℃,今朝の最低気温10.8℃、晴れ。今朝も朝方は冷えたようです。しかし昼間は外を少し歩くだけでも汗ばみます。ここ何日かの寒暖差で、体調を崩さないようにしたいものです。

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センターの様子。新緑は少しづつ濃い緑色に変わり始め、風に吹かれて心地よく揺れています。鳥のさえずりに癒されます。
上の写真、よく見るとオレンジ色の線が見えますね。昨日、イノシシ対策で急遽展開した電柵です。これですんでほしいと願っています。電柵だらけにはしたくないので。

今日も多くの家族連れが、ザリガニ釣りをしに遊びに来てくれました。今日はこの時期ならではのセンター日和でした。



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デイキャンプ場では、ミカンの花が咲き始めました。白く凛とした花。近くによると、やはり柑橘系の果実をつけるだけあってとても良い香りがしました。


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ミカンの木の近くでは、アゲハチョウの仲間が2頭ミカンの木の周りを行ったり来たりして飛び回っています。大きいほうのアゲハチョウは翅がボロボロ。一回り小さいアゲハチョウが翅がボロボロのアゲハチョウを追いかけています。オスとメスでしょうか?観察を続けるともう一頭割り込んできました。メスの取り合いでしょうか?


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ケヤキの木の下。柔らかな日の光が降り注ぎます。


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雑木林のカヤの木の様子。新しい葉が生えていました。新しい葉は触ってみるととてもやわらかいです。一世代前の葉は、硬く先がとがっています。



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カヤの果実もなり始めました。



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湿生生態園へ続く林道。遥か上ですが(頭上2mぐらい。もっとかな?)、センダンが鮮やかな紫色のつぼみをつけ始めました。


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湿生生態園では、降り続いた雨のおかげで水位が高くなっていました。マルバヤナギの緑色がだんだんと濃くなっていることがここでも分かります。昨日のブログでも少し取り上げましたが、マルバヤナギの綿毛が種を付けてふわふわと飛ぶ光景「りゅうじょ」が今日も観察できました。あまりに不思議かつ、珍しい&素敵な光景なので「観察」というよりも「観賞」と言いたいぐらいです。昨日に引き続きの「りゅうじょ」の動画ですが、今日のほうがよく撮れました。FBにUPしました。見てくださいね。FBはこちら


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こんなに綿毛を付けているのですね。今の時期にしか見ることの出来ない光景です。


是非見に来てくださいね。


by isumi-sato | 2018-05-12 17:25 | センターこぼれ話

やはり出てきたようです / 学校の施設見学

5月11日(金)、午前9時の気温17.3℃、今朝の最低気温7.6℃、(10℃も違います)快晴。降り続いた雨の後の晴天はとてもすがすがしい気分になりますね。今朝出勤するとハス田方向からオオヨシキリの鳴き声が聞こえました。もうそんな季節になったのですね。季節の移り変わりは早いものです。


田植えからおよそ2週間、今日は補植をしました。

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苗が倒れたれ、風で抜けたりしたところも目立つようになり、そのような場所を新たに苗でカバーする作業です。
ベテラン職員が丹念に観察しながら作業を行いました。


そんな折、昨日の田んぼの写真と見比べていただければいいのですが・・・
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真ん中の田んぼの水が・・ずいぶんと抜けています。やられました。犯人はアメリカザリガニ。
穴が開き水が流れ出しています。補修をし、水を足す作業も。でも、すぐには満足なレベルまで水位は回復しません。その間に藻や雑草が成長します。
田んぼでの水管理は重要なんですよ。


そんなおり、この田んぼの東側で発見。
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田んぼの中に、なにやら足跡が・・・
どうやらイノシシが侵入したもよう。今年はいままでとは違うところに電柵を張ってあったのですが、やはり直近に伸ばしてやる必要がありそうです。


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自分たちが暮らすまちの公共施設見学の一環で、当センターに地元の小学校三年生が来館してくれました。

2班に分かれて、当センターの位置づけ・概要・館内展示物の説明 及び 小水路沿いから畑までの間で自然観察入門を行いました。




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まずは自然観察入門のようすから。小水路沿いでは、水路に見える生きものを見つけてもらいました。メダカが発見できました。水路沿いでは黄色い花がたくさん咲いています。キショウブです。ハナショウブとの違いや、キショウブが要注意外来生物であることのお話しました。
近くの池に生えているヤナギの木から晴れた空気の中に綿毛が飛んでいます。「りゅうじょ」です。このマルバヤナギの花のあとに綿のような羽をつけて種が開いているようすも観察しました。また、この樹にたくさんのチョウが飛んでいるのも発見できました。サトキマダラヒカゲという蝶です。
隣のハコネウツギの木には、黒いアゲハチョウが来ています。





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畑では、モンシロチョウが飛んでいました。スジグロシロチョウとの違いも説明しました。種を熟させてきているナノハナを分散して観察しました。じっくりと観察していろいろな昆虫たちを見つけることができました。テントウムシ、アブラムシ、カメムシ、アリなどいました。それぞれ細かくは違う特徴があり、分類できて、それぞれの生きものに名前がついていることを勉強しました。





こちらは館内で行った概要・館内展示物の説明のようす。まず、センターの概要から。平成7年1月にオープンし、いすみの豊かな環境や昔の人(先人)知恵を、行事や学習会などを通して子ども達や訪問者に伝える施設ということや、敷地の広さ、センター内の田んぼ、ハス田、雑木林、畑、湿生生態園の紹介をしました。ジオラマを使ってのセンター周辺の様子(丘陵や、夷隅川、田んぼの様子など)を解説をした後、イスミスズカケ、ミヤコタナゴの解説も行いました。
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ミヤコタナゴの解説の内容では、「ミヤコタナゴのように減ってきた生きものに対し君たちができることがあります。何だと思いですか?」しばしの沈黙。「保護するの?」「住みやすい場所に移動させる。」などの意見が飛び交いました。「それはね、希少な生きものは採らない、飼わない、あげない、もらわない、よそから持ってきて放さない。そして川や水路を汚さず希少な生きものに関心を持ってくださいね。」と伝えると黙ってしましました(汗)。心に響きましたでしょうか?
短い60分ほどの滞在でしたが、みんな一生懸命聞いてくれました。

今日の校外学習をきっかけに、いすみの自然や生きものに興味をもってくれると嬉しいです。

今度は、お父さんお母さんとセンターへ遊びに来てくださいね。お待ちしております。


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現在、5月19日(土)の行事「太東崎の海辺で自然を観察しよう」にて参加者を募集しております。太東崎周辺を歩いて、海辺の自然(植物や地質など)を観察しませんか?

ぜひご参加ください。詳しくはこちら





by isumi-sato | 2018-05-11 17:29 | 田んぼ

かほる花々

5月10日、曇一時雨のち晴れ。午前9時の気温は14.7℃、今朝の最低気温は9.9℃でした。寒い日が数日続いています。
あととい、昨日と降り続いた雨は、最近で最もまとまった雨量となり、降り始めから59mmとなりました。


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万木堰の水位は上がりました。
朝の曇の後、昼ころ北の方から空が暗くなり、一時雨が二度ほど降りました。その後3時過ぎころから青空が見えるようになりました。



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金具を直しに屋根に上ったついでに、屋根の上のアングルからの夕方の晴れたときの田んぼです。だいぶイネの緑色がしっかりしてきています。




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田んぼの脇で低い目線からはこんな具合です。丈は13cmくらいになりました。





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近くで見ると、それぞれの葉がぴんとして元気に伸びています。植えた本数にむらがあることがわかりますね。






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林道を歩くと、常緑、トベラの花が咲いています。良い香りがします。葉の縁がそり返ることが特徴です。




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さらにつる植物、白い花のあまいかほりがしてきます。スイカヅラの花が開いています。開いてすぐは白い花ですが、やがて黄色っぽく変化します。そのため別名でキンギンカ(金銀花)とも呼ばれています。




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マユミの小さなつぼみが開いて、花が見られました。






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モミジイチゴの実がオレンジ色になっています。おいしく食べられる実です。





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湿性生態園のヤナギ林の中で、シジュウカラが盛んに鳴いていました。
ツピーツピー、チッチー。ジュクジュクジュク。





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そのヤナギ、マルバヤナギ(別名アカメヤナギ)の花のあとが気になります。





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綿毛を飛ばす準備が進んでいます。








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別の木では、こんな具合に綿毛が準備されていました。

日々、おもしろい発見があります。
ご来館お待ちしております。



by isumi-sato | 2018-05-10 17:36 | しょくぶつ

いすみはいかがですか?

5月9日(水)、午前9時の気温12.0℃、今朝の最低気温11.9℃、雨・雨・雨。いつまで降り続くのでしょうか?今は5月だよねと自問自答してしまいそうなほどの寒さです。

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田んぼの様子。時折強く降る雨が田んぼの水面を打ち付けます。


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田んぼの脇ではガマズミの花が可憐に咲き誇っています。里山の雑木林に普通に生える落葉樹。秋には赤い果実をたくさんつけます。その赤い果実は甘酸っぱく食用になります。(里山の生きものがよ~くわかる図鑑/秀和システムより)
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イスミスズカケのプランターを見ると、勢いよくツルを伸ばし始めていることが観察できます。あざやかな紫色の花を観察できるようになるのはいつごろでしょうか?楽しみでなりません。





さて、今日はウィスコンシン州のウォパン中学校の生徒の皆さん16名、引率の方4名の方々が紙すき体験のため来館されました。


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まずは紙すき体験には欠かせないパルプの作り方から説明しました。「 Do you know this is made from?」と聞くとすぐさま「Milk cartons」とストレートに答えが出てきました。そんな簡単な問題でしたか?センター屋外で自分の好みの花や、葉を取ってきてもらいパルプに漉き込み、紙漉セットを使ってはがきを作ります。
※通常、センター内にて植物などを採取することは禁止しています。





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いざ、英語で話そうとすると単語が出てこないものです。でも何とかみんな素敵なハガキが完成しました。いすみ市民の通訳係の方の協力もいただきました。ある女の子は紙すき体験が終わったと私の近くに寄ってきて「thank you」と笑顔で声をかけてくれました。「千葉県いすみ環境と文化のさとセンター」でよい思い出作りをしていただけましたか?

5月14日に帰国されるそうです。また日本に来る機会がありましたら、センターへ遊びに来てくださいね。

お待ちしています。


by isumi-sato | 2018-05-09 17:26 | センターこぼれ話

大型連休、いかがでしたか?

5月8日(火)、午前9時の気温13.8℃、12.9℃、雨。降り始めからの雨量37㎜。ゴールデンウィークが終わってしまった悲しみの雨かのように、しとしとと降り続く雨。大型連休のにぎわいが、ウソのように静まり返ったセンター。終わってしまい、少し寂しく思うのは私だけでしょうか?皆さんは、ゴールデンウイーク満喫されましたか?しかしこれからがセンターの季節!週末の晴れた日にはまた多くの家族連れが訪れることでしょう。

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中庭の様子。寒い一日となりました。午後4時の気温は14.0℃。午前9時から0.2℃しか上がっていません。3月下旬並みの気温でしょうか?この時期は着るものに困りますね。

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田んぼの畔では、小さい二ホンアカガエルがぴょんぴょん飛び回り、雨が降ったことを喜んでいるかのようです。私が畦の上を歩く度に数匹飛び跳ね、田んぼの中へ飛び込んでいきます。


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ハクモクレンの様子。丸い葉は見る見るうちにおおきくなり、ボコボコとした果実がだいぶ目立つようになりました。

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これは何でしょう?職員がイスミスズカケのプランターの中から見つけました。畑からカラスが運んできたのでしょうか?4月30日センターにて撮影。5月13日に開催する行事「落花生の栽培体験をしよう」で用意していたラッカセイでしょうか?見事に芽を出しました。観察すること9日間…。


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私の家でじっくり観察しながら保護?しています。葉の枚数が増え、根も少し伸びたでしょうか?小さい瓶に水を張り、立てかけて様子を見ています。今後どのように変化していくか楽しみです。

自然は不思議なことばかり。

皆さんも自然の「不思議!」を発見してみませんか?

お待ちしております。


by isumi-sato | 2018-05-08 17:15 | センターこぼれ話