4日に出題されたクイズの答えを発表します!
出題した当事者が勤務日ではないので、代理で発表します。
問題1 この実は何の実でしょうか
答え カラスウリ
カラスウリはヤブなどいたる所にツルを伸ばしている多年草です。
写真の実はまだ熟していませんが、
熟すと真っ赤に色づきます。
色がつく前の縦じま模様から、ウリボウ(イノシシの子供)と呼ばれたりもします。
花は夜咲きます。
レースを広げたような花が、日没後に開いて、日の出の頃には閉じ始めます。
その花は大変特徴的で、一度見たら忘れる事は無いのではないでしょうか。
センターでは、時期が遅いのか、時間が早いのか、昨日の夕方には花を見つけることはできませんでした。
“ウリボウ”はいたる所にぶら下がっているのですがねー。
さて、
ここで新しい質問です。
上の写真はカラスウリの種なのですが、何の形に似ていると思いますか?
各々見方が有ると思いますが、この形が打ち出の小づちに似ているということから、財布に入れるとお金が貯まるという
縁起物として大事にする人もいるそうです。
私には、どう見てもカマキリの頭にしか見えません。
同じ質問を同僚に聞いたところ、海パンとか、
二酸化炭素の空間充填(じゅうてん)モデルとか、予想外な答えが飛び出してきました。
ちなみに、
二酸化炭素の空間充填モデルとは、このようなものだそうです。
私には全く出てこないイメージですが、言われるとそう見える不思議。
問題2 この実は何の実でしょうか
答え クルミ
商品として売られている剥き身のクルミや、殻つきのクルミには馴染みがあっても、木になっている状態のクルミを見たことが無い人も多いのではないでしょうか。
一見すると青梅のように見えると思いますが、梅干しに例えると、種の中にある“天神”と呼んでいる部分(本来は“仁(じん)”)を日頃食べていることになります。
台風の影響か、実を拾ったので割ってみました。
周りの実の部分(偽果=ぎか)は、カッターで簡単に切れて、まるでアボガドの種を取るみたいに、簡単に取ることができました。
剥きたては白い膜のような物のに包まれていて、今度は皮を剥いたミカンのようです。
その後その膜も剥くと、下のような姿になります。
この栄養たっぷりで美味しいクルミですが、実は野生動物で自力で殻を割って食べるのは、
ネズミと
リスの
2種類しかいないのです。
カラスだって食べるじゃんと思う方もいるかもしれませんが、車にひかせたりするので反則です。
頭はとっても良いのですけどね。
そのネズミとリスにも食べ方の拘りがあって、食べ終わった殻を見るとどちらが食べたのか、分かるのです。
ネズミは、両側に穴を開けて中身を食べます。
リスは、真っ二つに割って中身を食べます。
同じような歯なのに、個性があるんですね。
センターのクルミはまだ食べごろではないので、写真のクルミは職員がその動物の気持ちになって割りました。
秋には本物の動物に齧られたクルミを探しに行きたいと思います。
皆さんも探してみて下さい。