今日は朝から突然の激しい雨のち、快晴のち、雷雨!と、目まぐるしいお天気の変わりようでした。
センターでも雷ゴロゴロで、一瞬停電して驚きました。
昨日の話なのですが、湿性生態園の水路に一部手を入れました。
作業写真が無いとのことなのですが、このところ水の流れが変わり、木道の下を水が流れるようになっていました。
そうすると、木道からは水面が見えなくなってしまうので、水の流れを現在の水路に戻すための作業でした。
手前右下が木道デッキで、そこから水の流れが2本できました。
作業は木道の板を外し、板、竹、ビニールシートを使って木道の下を流れる水を堰止め、水流を変えたそうです。
この水の流れが二股なのは、どうしても左に水を流してもらいたかったからです。
以前、手を加えてここに水が回るようにしたのだと思うのですが、イノシシが水路をつぶしたりオギの繁茂などで浅くなっていたところに、本流からの流れが途絶え完全に干上がっていました。
今回こちらに水を流したことによって、大きな変化は・・・
こちらの水路にも水が溜まる!と、いうことです。
ここは、数日前の記事に出てきたトウキョウサンショウウオの繁殖場所です(記事は
こちら)。
あらかた引っ越しは終わったものの、救い残しはありましたし、水が溜まることに何の不満もありません!どんどん溜まれば良いのです。
そして、副産物でもう一本、潤沢に水が溜まる部分ができました。
ここも以前水路として整備されたのでは?という痕跡が見られます。良いですね~。
さっそく今日、サラサヤンマが縄張りを張りパトロールをしていました。
サラサヤンマは、ハンノキやヤナギ類が生育する湿地林に生息します。
この水路の横の樹はハンノキ、すぐ前はヤナギ林と、教科書通り~と、妙に感心です。
オスが縄張りを張る条件の中には、湿土がみられような草地というものもあり、ここにはまさに掘り返したばかりの湿土と草地が広がっています。
あまり警戒心がないのか、必死に縄張りを守ろうとしているのか、間近で観察していても逃げるということはありませんでした。
いつまでも見ていられる・・・飛ぶ宝石だ~と、うっとりしていたところ、突然の雷に急いでセンターへ引き返しました。
お天気の急変に、ヒメキマダラセセリも葉陰にひっそりと隠れていました。
お天気の急変は困りますね。
明日の天気はどうなることでしょうか。