4月4日、晴れのち曇り。午前9時の気温は11.0℃、今朝の最低気温は4.7℃、今日の最高気温は15.9℃でした。
3月下旬になって20℃を超える暖かすぎるような日が続いたのち、3月29日から寒の戻りで雨が続いて冷たい空気が降りてきて2月のような寒い日が続きました。

咲き始めたソメイヨシノは長持ちしてくれるようです。
センター入口のソメイヨシノは満開です。

やっと今日から春らしい気温が戻ってきました。

林道沿いの並木も「花見頃」です。

枝の上からモズが獲物を探しています。

気温が平年並みに戻り少し暖かくなったので、再びカエルたちの声が聞こえてきています。
足元に黄色いタンポポの花がたくさん見られるようになりました。

林道沿い駐車場近くのタンポポです。
小さな青い花のオオイヌノフグリと共に咲いています。
オオイヌノフグリも次々と先端の方に花を咲かせながら伸びていきます。
咲いている花より下の方に花のあとが小さな丸っこい実になってぶら下がる姿が見られます。

花(一本がひとつの花でたくさんの花がまとまっている集合花)のつけ根、ガクのように見えるところ(総苞片)を見てみると、、。反り返っています。
こちらは外来種のセイヨウタンポポです。

少し敷地に入ると、。こちらのタンポポの総苞片は反り返る部分が見えていません。
在来種のカントウタンポポのようです。
駐車場から入って建物北東や田んぼのあぜ沿いに春にたくさん咲いています。
在来種は花の時期を合わせて一斉に春先に咲くのに対して、外来種は一年中花を咲かせます。
最近は両方の雑種も多いため、厳密には花粉を拡大して観察すると違いがはっきりと区別できるようです。

田んぼのまわりに別の黄色い花が見つかりました。花弁が5枚です。葉は3枚の小葉からなる複葉です。葉の縁にはギサギサがはっきり見えます。
ヘビイチゴです。花のあと赤い実が丸いイチゴのように5月くらいまで見られます。

湿性生態園では暖かくなり急に木々の新緑が目立っています。
ヤナギ類、ハンノキ、クワなどです。

カエルたちや野鳥の声に交じって、ひらひらとチョウが飛んできました。
デッキの板に停まって撮影に協力してくれたのは、ベニシジミです。

林道沿い、中低木の木の花が観察できます。
クロモジの花。

メギの花。もう少しで開花するようです。

堰を取り囲む山の斜面の色も少しずつ春へと変化しているようです。