10月4日、雨のち曇り。午前9時の気温は26.8℃、今朝の最低気温は22.3℃、今日の最高気温は30.1℃でした。
未明に雨が降りました。一時強く降る時間がありました。
朝の九時前にも局所的だったようですが当センターでも強い雨が降りました。
予報通り気温が高めで蒸し暑い1日となりました。
今日は台風と前線の影響で関東をのぞいて日本列島は雨模様です。
今日は近隣の小学校一年生が秋の校外学習にやってこられました。
あいさつ、荷物を置いて準備の後、2グループに別れてさっそく自然観察と生きもの(主に昆虫)観察にスタートです。
自然観察はまず田んぼのあぜに咲いている赤い花から観察開始です。
数日前にすっと茎が伸びてきて今花が開いているヒガンバナです。
これから冬になると葉を伸ばし栄養をためて、夏には葉がなくなって休んでいる植物です。
ハス田に行き、枯れたハスの葉、花のあとタネが抜け落ちた花托のようすやタネも観察しました。近くにオニグルミの木がありその実を観察。食べに出てくる動物はだーれだ??
ニホンリスが来た所の写真も見てもらいました。種が真っ二つに割れていることでリスが食べに来たことがわかります。
ほかに野生動物が来た足跡も観察。
赤い実は冬に野鳥たちの食料になります。ガマズミです。
ショウブの香りをかいだ後は、草相撲です。一番強そうな草が黒い穂が見えているチカラシバ。
ほかの草と草相撲を行って確認してみました。
続いて木になった実を観察。クリ、カキ、ナツミカン。紅葉すると真っ赤な色になるイロハモミジも観察。今はまだ緑色です。木についているモミジの種も探してみました。
続いてドングリ探しです。コナラの木の下でコナラのドングリ拾い。
ドングリとは約20種類ある実の総称です。コナラのドングリの形や帽子(殻斗)の特徴、はっぱの形、木肌も観察しました。
雑木の林に入って、ほかのドングリも探しました。丸っこいクヌギのドングリを見つけました。
ほかに常緑樹のスダジイ、マテバシイのドングリも見つけました。
畑では、綿の実が開いて白くフワフワ見えているので説明。これが今みんなが着ている服の材料になること。細く引っ張ってよると糸になります。さらに糸と糸が織られて布になっているよ。ふとんの中身にもなっています。
畑のラッカセイ、サトイモ、サツマイモも見ました。
大きなため池、万木堰です。この水が田んぼに使われています。
一周して中庭に帰ってきました。あっという間の60分間でした。
後から、「いろいろなドングリの形を見たりして生きもの博士になった気分を味わいました」
と、うれしい感想をいただきました。
もう一つのメニュー、生きもの(主に昆虫)観察です。
昆虫広場、開けた畑で昆虫をつかまえました。
途中、カブトムシの幼虫も観察しました。
今注意すべき危険な生きもの、ハチとヘビについて説明しました。
捕まえ方の説明の後、各自捕虫網と透明ケースをもって
昆虫採集ターイム!!
網の中にうまくキャッチしてそのあと網の奥の方へと移動させて網にくるむようにしつつ、透明ケースやビニールの袋へと移します。
少しコツが必要ですね。
いろいろな昆虫が捕まりました。
みんなが捕まえたものを持ち寄って観察ターイム!!
いろいろなバッタ類ーツチイナゴ、オンブバッタなど
いろいろなトンボ類―ノシメトンボ、ナツアカネなど
いろいろなチョウ類―シジミチョウの仲間、キタキチョウなど が観察できました。
帰る前の感想で「いろいろな種類の昆虫が捕まえられて観察できた。昆虫は得意ではなかったのが好きになった」と、これまたうれしい感想をいただきました。
また遊びに来てくださいねーー。
注)一般来館者の昆採集等は、ご遠慮願います。
当センター内は生態園(ビオトープ)として管理しており、今回は講師指導のもと実施しています。