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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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梅雨入り。雨の日の野外観察

6月10日、雨。午前9時の気温は20.5℃、今朝の最低気温は18.6℃、今日の最高気温は23.3℃でした。
関東甲信・北陸が梅雨入りしました。近くの松丸では午前零時から午後四時までの降水量は9mmでした。


今日も小学校が校外学習に来館されました。今日は少人数でした。
雨でしたが、降りの強くない状態をぬうようにして
野外での自然観察と、室内でイネとワラの話や体験を行いました。


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イスミスズカケを観察。世界中でいすみだけに生育する植物です。
はっぱを触ってみると、、。「フワフワしている!!」どうしてかなー?!


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葉のつけ根の部分、蕾が大きくなってきています。

季節柄、ガクアジサイを観察。外国に行って帰ってきた(セイヨウ)アジサイのお話も。

オニグルミの木の下でクルミの実の殻を探しました。
リスの食痕も見つけました。

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ハス田にてハスの葉に集まる水玉を観察。小さな雨粒が葉のまん中に集まってだんだん大きく育っていきます。


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大きくなって葉っぱが支えられなくなると一気にこぼれます。
まるで「ししおどし」のよう。雨の日ならではの発見です。

ショウブの葉をちぎって香りをかぎます。


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田んぼの生きもの探しです。アメンボ、カエル、ケラ、小さな貝などが見つかりました。
そして今の時期は、ヤゴがイネのもとにつかまって羽化しています。


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その姿をみんなで探します。イトトンボ類のヤゴの姿も見つかりました。


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アオイトトンボの仲間が飛んできて、ズボンに停まってくれました。


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続いて田んぼの脇で、夜はホタルが光っているので草の裏にいないか探しました。
いました。いました。ヘイケボタルです。

ディキャンプ場でいろいろな樹木の葉っぱの形の違いを観察。
クリは今花を咲かせています。


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続いて室内、工作室にて、イネからごはんになるまでのお話。
穂に実ったみを脱穀してモミ、もみすりをしてもみ殻、玄米、精米して白米。それを炊いてごはんになります。
実をとった後のイネの茎がワラです。ワラは米俵、むしろ、ワラ縄、ぞうり、鍋敷き、飾り物などいろいろ生活に利用されてきました。

続いてワラを柔らかくしてワラ縄ないを実演。その構造を説明。二人一組になって、協力し合ってワラ縄ないにチャレンジです。
うまくできたよーー! あれっ、ここのところがうまくいかない。
手作業を楽しんでいただけました。
また遊びに来てねー!!


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梅雨入り。ハナショウブ(園芸品種)に水滴がついています。


# by isumi-sato | 2025-06-10 17:00 | グループ・学校利用

太東の海岸を歩いてみよう

6月7日(土)、今朝の最低気温25.0℃、今朝の最低気温20.5℃、晴れ。今日の最高気温26.9℃。久しぶりに青い空が広がる週末となりました。本日は講師を二人招いての観察会です。センターへ集合し、あいさつ、今日の予定と移動ルートについて説明をしました。その後し観察場所へ移動します。4台の車で連なって太東海浜植物群落へ向かいました。何事もなく観察現場へ到着。車を降り早速観察会の開始です。

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早速に解説が始まります。イソギク、テリハノイバラ、オニシバ、ハマヒルガオ、早咲きのスカシユリが一輪開きかけた状態で観察できました。何気に見ている植物もよくよく見てみると一つ一つ個性があり、名前があり新たな世界が広がります。


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ハマヒルガオの種の話になった際、海辺の植物の種は大きく水に浮くそうで、実際に浮くかどうか講師の方が見せてくださいました。水を入れたペットボトルに水を入れ、種を入れます。下に沈んでいるのが普通のアサガオの種。浮かんでいるのがハマヒルガオの種です。いくら降っても沈みません。すごいですね。でも実際に種が浮かぶ様子を伝えてくださる講師の解説仕方がすごいですねー。わかりやすいですねー。


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こちらはハマユウ(ハマオモト)の葉。花期はまだですが、存在感のある植物です。講師の話によると昔の歌人は(万葉集等)恋の歌によくハマユウを登場させたようです。ハマユウの葉に恋しい人の名前を書き、枕の下に置いて寝ると恋しい人が夢に出てくるという言い伝えがあったそうです。昔の方はロマンチストなんですねー。





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この植物はハマウド。想像していたより大きい。アシタバに似ていると言われるようですが、それよりも大きく、1.5mにもなるそうです。太い茎には暗紫色のすじがあることや花期が異なることなどで違いが判ります。アシタバは食べられますが、ハマウドは食べることができません。

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こちらはハマボウフウ。丈は低く長い根を砂中にまっすぐ伸ばし、枝分かれした穂に小さな白い花を付けます。若葉は食べられるそうですよ(希少になっていますので採らないでくださいね)。珍しい形の植物ですね。

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上記以外に観察できた植物、コウボウムギ、コメツブウマゴヤシ、タイトゴメ、ツルナ、ヒメヤブラン、コウボウシバ、ラセイタソウ、タブノキ、ハマツメクサ、ハマエンドウ、コマツヨイグサ、ミヤコグサ、マサキなど、たくさんの植物を解説頂きました。講師の皆様ありがとうございました。

昨年は7月中旬の行った太東海浜植物群落の観察会。今年はスカシユリの開花は見られなかったものの、観察しやすい時期に行ったため、熱中症の心配もなく心地よく楽しい観察会になりました。担当者としてはできる限りこの観察会を続けていきたいと思っております。

興味のある方は来年になりますがぜひご参加くださいね。

お待ちしております。


# by isumi-sato | 2025-06-07 17:00 | 行事報告

ザリガニ釣りって楽しいな

6月6日(金)午前9時の気温25.6℃、今朝の最低気温17.1℃、晴れ。今日の最高気温27.2℃。カラッとしたすがすがしい一日でした。今日も近隣の小学2年生のお友達が校外学習に来てくれました。二班に分かれ自然観察とアメリカザリガニ釣りを行いました。まずはザリガニ釣りの様子から。


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中庭に集合し、挨拶をした後アメリカザリガニが日本へ導入された経緯、ウシガエルとの関係などを解説。ザリガニ釣りをしたらその場で逃がすこと、他の場所へ逃がしてはいけませんよと解説。その後、竿の持ち方など諸注意を伝えザリガニ池へ向かいザリガニ釣り開始です。



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「なかなか釣れない」「一匹も釣れない」と私に言ってくるお友達もチラホラ。「じっくり根気よくつり上げんるんだよ」と伝えるとうまくつり上げることができて大喜びのお友達。最後まで「釣れなかった」と寂しそうなお友達。釣れなかったお友達はザリガニを釣り上げたお友達に見せてもらいながら、ザリガニの持ち方と、雄雌の区別の仕方を伝えました。最後、観察し終わったら池へ逃がします。「観察させてくれてありがとう」

今度は家族の方と遊びに来てね。

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暑い日になりましたが、長靴をはいて準備です。
自然観察ではまず中庭。足元の小さな花を見つけました。
今は紫色の小さな花が咲いています。薄い紫色のものもあります。
花びらのかずは? 6枚!! いろいろなところを見て植物を区別します。ニワゼキショウです。
白い花がたくさんついているおなじみのものも見つけました。シロツメクサです。

耳をすまして野鳥の声を聞きました。何種類聞こえましたか?
3種類。4種類。6種類。十種類なんて人もいました。えー、ホント?!
オオヨシキリの声が一番聞こえています。ほかにセグロセキレイ。ウグイス。ホトトギス。カラス。メジロなどなど。

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オニグルミの木の下で実を探します。茶色の固い実がありました。きれいに半分に割れているものもありました。ニホンリスが出てきて食べていった証拠の品です。


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ハス田では、これから咲くきれいなハスの花の写真を見た後、ハスの葉っぱに水を垂らしてみます。水はコロコロになって滑り落ちていきます。
何人かではっぱをもったところに水を落とします。うわー!!油断していると自分のシャツに水玉が滑り落ちてきます。

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なぜこうなるのかな? はっぱの表面に細かなボツボツが水をはじいています。
そういうものをまねして人間の生活にも使われています。例えば、、、。

田んぼにはいろいろな生きものがいました。カエル。オタマジャクシ。アメンボ。小さな貝。ザリガニ。水の中にいる昆虫などなど。特に今はヤゴがイネの茎を昇って変身中。イトトンボの仲間が羽化しているところでした。しっぽの生えたカエルになりたてのニホンアマガエルなども見つかりました。
あっという間に時間です。また遊びに来てねーー!!


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小水路沿いでは、ハナショウブ(園芸品種)の花が増えてきています。

# by isumi-sato | 2025-06-06 17:00 | いきもの

いきものたちを見つめ続けます。

6月5日(木)、午前9時の気温23.2℃、今朝の最低気温18.1℃。晴れ。今日の最高気温26.4℃。青空は広がりましたが、ジメジメした蒸し暑い一日でした。


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田んぼの様子。水面が少しづつ見えなくなってきました。暑さと共に苗がどんどん成長するのでしょうか。




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ゲンジボタルの姿を探しにデイキャンプ場の水路でしばし観察昨日も探しましたが、やっぱりいないな―。その代わり多く観察できたのがハラグロオオテントウのさなぎたち。生きものたちが動き出す季節はいいものですね。




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昆虫広場にはドクダミの花が多く観察できます。ドクダミは草木染めにも使える植物なんだそうです。どんな色に布を染めるんでしょうね。




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駐車場入り口付近にホタルブクロのつぼみが観察できました。開花はまだのようですが…もしかして、ゲンジボタルが観察できるのはもう少し後なのかな?なんて声も聞こえてきます。

今年はザリガニの釣れ始める時期も遅かったですからねー。

生きものたちを見つめ続けるセンターです。

遊びに来て下さいね。

お待ちしています。

# by isumi-sato | 2025-06-05 17:00 | いきもの

自然観察にレッツゴー

6月4日(水)、午前9時の気温23.5℃、今朝の最低気温18.2℃。晴れ。今日の最高気温25.2℃、朝から蒸し暑い一日でした。


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今日は、近隣の保育園生が自然観察と、ザリガニ釣りに来てくれました。雨が上がってよかったね。




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二班に分かれて行いました。まずは館内案内と自然観察の様子から。ジオラマでセンター周辺の様子を簡単に解説してから、剥製の説明へ。「ウサギってかわいいね。」「イノシシって大きいね」「サンショウウオかわいい―」などみんな大興奮。屋外では、リスの食痕、イトトンボの仲間の羽化、ミカンの葉っぱの匂い、万木堰で深呼吸。帰り際にはカワセミが水面をまっすぐ飛ぶ様子も見られました。自然観察って楽しいね。

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こちらはザリガニ釣りの様子。昨日の雨でザリガニ池の周りがドロドロなので、建屋脇の水路でザリガニ釣りを行いましたが、なかなか釣れない。やはりザリガニ池に移動し釣り始めるとたくさん釣れました。楽しいんでくれたかな?

今度は家族の方と遊びに来て下さいね。

お待ちしています。



# by isumi-sato | 2025-06-04 17:00 | グループ・学校利用