千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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初夏。いきものたちは活発です

5月31日、5月も最終日となりました。曇のち晴れ。午前九時の気温は19.8℃、今朝の最低気温は13.8℃でした。
きのうの雨は、朝方まで小雨でしたが、午前中は曇りで、午後から日がさすと蒸し暑くなってきました。
朝は、オオヨシキリ、ウグイス、シジュウカラの声がたくさん聞こえました。


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ハス田では、ハスの葉が大きく育ってきています。見える水面の割合が日々少なくなってきています。

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雨の後なので、葉っぱにたくさんの水玉がのっています。立ち上がった葉っぱの中心には、水が集まり大きな水玉のみずたまりができています。
日が昇り、風に揺すられるとやがて水玉は消えてしまいます。
午後からは湿った空気に乗って、ハス田からウシガエルの声が聞こえてきました。



植物の緑が生き生きとしている中、茶色が目立ちました。
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ハス田の近くに一本、茶色でも元気そうな植物が見えました。
ヤセウツボです。ハマウツボ科の寄生植物で、要注意外来生物です。マメ科、キク科、セリ科などの植物の根から栄養分を取って生きています。光合成をしないので葉緑素は必要なく、茶色をしています。



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ディキャンプ場の山裾では、ムラサキシキブに花が咲いていました。
秋に紫色の細かな実がたくさんつけるので、楽しみです。



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クリの木には、花が咲き始めています。さぁクリのイガは、どこにつくでしょう?
もう何日か経つとイガの赤ちゃんを観察発見できるようになりますよ。


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コナラはというと、花のあとで、ドングリになる実の元が生まれています。



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ツバキには、花のあとにみずみずしい緑色をした丸い実がついています。
他の枝の先には、明るい緑色をしたてかる若葉と落ち着いた緑色、二色の葉が見えます。


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昨年の実がはじけた後の実を包んでいたカラが、乾いた茶色をして観察できます。


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ツバキを見ていると、チャドクガでしょう、小さなケムシが集団でついていました。
葉を食べられて枯木のようになってしまい、人に触れると痛むので、さっそく退治しました。


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カラムシには、ラミーカミキリ、クロウリハムシ、袋状にまるめた葉の中にアカタテハの幼虫など、いろいろな昆虫がついています。カラムシは、昆虫たちには人気者のようです。


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すぐ近くに、アシナガバチが飛んできました。


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水たまりの水路では、コオニヤンマでしょうか、サナエトンボの仲間が水面にお尻を立てています。


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畑に立てた竹の棒の先に、シオカラトンボのメスがとまりました。もう少しすると、茶色い色が濃くなります。


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畑のコムギが色づいています。
この色がムギワラトンボといわれる所以です。


植物は生長し、昆虫たちも活発に活動を始めています。
どうぞ、発見の散策にいらしてください。




by isumi-sato | 2016-05-31 17:16 | いきもの

初夏の陽気の日曜日

5月29日、晴れ。午前九時の気温は22.9℃、今朝の最低気温は11.2℃でした。
体感よりも低く感じる最低気温ですが、晴れた日中は24℃を超えてひなたでは夏の陽気です。日かげが心地よく感じる季節となりました。


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朝のセンター北側の田んぼです。
まん中に動く生きものがいました。


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アオサギが畦でエサを探して、歩いては止まりを繰り返していました。
えさは、アメリカザリガニ、ドショウ、小魚(モツゴ、タモロコ、タイリクバラタナゴなど)、カワエビ、カエル、昆虫などでしょう。
白いダイサギがいることも多くありますので、よい写真を撮りましたら
また紹介させていただきます。


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当センターの小水路では、ハナショウブが咲き始めました。


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ハナショウブは、野生種のノハナショウブが品種改良されたものです。
花の中の黄色い模様が花びらに見えるものの元から伸びており、葉の中脈がはっきりと隆起して目立つことも見分けのポイントです。
一方、アヤメはというと、花びらに見える外花被片には、網目の模様がついて、葉に中脈のふくらみがありません。
外来種キショウブは、増えて困っており、引き抜いて減らす努力をしていますが、
5月もはじめ、早くから咲き始めて、今は花の盛りは過ぎてひと段落です。


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センターの草むらなどに見かけるトンボの姿が増えてきました。
羽化してまだ間もないようすのノシメトンボが草にとまっています。


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センターの展示水槽の台にも、外から紛れ込んだオオアオイトトンボがひと休みしていました。



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湿性生態園では、草がグングン伸びています。
午前中に散策をすると、今はたくさんの野鳥の声が聞こえてきます。
ウグイス、ホトトギス、シジュウカラ、ヤマガラ、カケス、ホオジロ、メジロ、ヒヨドリなどなど、大変にぎやかです。
そんな多くの鳥の声の中に、今日は「ツキヒホシ、ホイホイホイ」と聞きなしされるサンコウチョウの声が聞こえてきました。
声はすれども、姿は森の中、みなさんもどうぞ、その声を姿をさがしにお越しください。


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クワの実が赤く熟してきています。


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デッキ沿いの、カラムシには、今日はコバネイナゴのこども、12mmくらいの大きさの昆虫がいました。体の形は、大人とほぼ同じ、でもどこかずんぐりとした印象ですね。


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林道沿いでは、花の盛りが過ぎたガマズミが見られました。秋が深まると、この場所では赤い実がたくさん見られることでしょう。



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まだ花を咲かせているウツギには、ニホンミツバチでしょう。
アシに黄色い花粉をつけて、花から花へと働いていました。


たくさんの生きものたちに囲まれる気配を味わいにどうぞお越しください。
ご来館お待ちしております。

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今夜のホタルの状況を追記
Facebookのページををご覧ください。
ちなみに、写真は長時間露光(166秒、時間を間違えました!(^^)!)です。





by isumi-sato | 2016-05-29 17:00 | いきもの

玉ねぎ収穫体験を行いました。

5月28日(土)、午前九時の気温18.4℃、(曇り)昨日降った雨はセンターに潤いを与えてくれました。曇りの一日で太陽も出ないため、外に出るとヒンヤリしました。

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今日はいきなり問題です。これは何でしょう?きれいな発色。

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答えはこの昆虫の前ばねです。コガネムシでしょうか?水滴を帯びて光っていました。



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昆虫広場では、ドクダミが多くみられます。花びらと思われがちな白い部分は実は葉が変化したものです。花の中央部の柱の部分に花が集まって咲いていて、この白い部分を花びら代わりにして昆虫を引き寄せるようです。



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ハスの葉も大きくなりました。ハスの葉に水滴が集まっているようすです。風に揺れて葉にたまった水滴が生きているかのように動いています。見ていて飽きません。



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畑では午前11時から来館されたお客様にお声をかけて、玉ねぎの収穫体験を行いました。小さいお子さんも参加してしてくれました。お子さんにとっては初めての収穫作業になったでしょうか?


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収穫した玉ねぎをもって少しおどけているのかな?楽しんでいただけましたか?
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ここからはご報告

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5月14日(土)に開催いたしました、「落花生の栽培体験をしよう」に参加された皆様へご報告です。落花生の芽がマルチの丸い穴から出てきました。素晴らしい!!センター職員も楽しみにしていました。生長を観察しながら草取りしに来てくださいね。


ご来館お待ちしております。




by isumi-sato | 2016-05-28 17:15 | センターこぼれ話

みんな夢中です-雨の校外学習来館

5月27日(金)、午前九時の気温22.9℃、雨。朝方から降り始めた雨は、九時頃から強くなり、お昼過ぎには落ち着きました。降り始めからの雨量は39㎜にも達しました。

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夷隅郡市内の小学校2年生が校外学習に来てくれました。館内説明とホタルについてのビデオ学習、わらない体験、竹とんぼづくりの三つのプログラムを三グループに分かれて、ローテーションして、体験学習をしました。

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まずは館内説明とビデオ学習のグループです。オタマジャクシやイトトンボ類のヤゴ、ザリガニ、川エビの仲間など、センター敷地内で観察できる生き物を職員が採取し、実際に手で触れて観察しました。「初めて触った」「うれしい」「楽しい」などの感想が聞こえてきました。



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夢中になってバットの中の生き物たちを観察しています。

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館内説明では、展示してある水槽内の生き物の説明です。トウキョウサンショウウオ、アカハライモリ、ギバチ、フナ類、ウナギ、タウナギ、天然記念物のミヤコタナゴ。加えて剥製の説明もしました。アライグマ、タヌキ、二ホンノウサギ、キョン、二ホンイノシシ、二ホンジカなどの説明をしました。

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縄ない体験では、材料になるワラとわら縄の説明の後、縄ない機を使って縄ないの体験を行いました。

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さらに手を使っての縄ないの体験も行いました。縄やロープの構造を説明した後、

各自二本のワラを持って二人一組になって協力し合い、素手でワラによりをかけつつ編むという体験をしました。
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二本のワラを同じ方向にねじること、さらに逆の方向になうことが、説明を聞いて頭でわかったつもりでもやってみると月とスッポンです。なかなか難しかったようです。それでもできたわら縄がよくできているとほめられた子もいました。できた縄はお土産として持ち帰りました。

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竹とんぼづくりでは、まずキリを使って竹に穴をあけるという初体験です。いろいろ微妙な加工は、職員に手伝ってもらいました。

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出来上がった竹とんぼは、飛ばしてみます。手のひらをこすり合わせてうまく回転させることを覚えると、夢中になって飛ばしていました。

雨が強かったため、楽しみにしていたザリガニ釣り体験はできませんでした。それでも、「楽しかった!!」と明るく大きな声を残して帰途につきました。今度は天気の良い日に、家族の方とまた来てくださいね。



by isumi-sato | 2016-05-27 17:02 | グループ・学校利用

夏に向かって

5月26日(木)、午前九時の気温23.0℃、晴れ。湿度はおととい56%、昨日78%、今日85%と、確実に上がってきています。でも雑木林の中に入ると、さわやかな風が吹き、日陰では過ごしやすい一日でした。

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デイキャンプ場脇にある水路では、クワの葉にゲンジボタルがとまってました。前胸背(赤い部分)の模様が十字であるところからゲンジボタルと確認できます。大きさは約12㎜~18㎜。ヘイケボタルより少し大きめです。センターでは6月4日(土)、5日(日)に「センター内小川でのホタル観察①②」が行われる予定です。


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きのうも書きましたが、田植え後26日がたちました。イネの高さは20cmを超えて順調に生育しています。

イネの根元をよく見ると、、。

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イトトンボがとまっています。
オオアオイトトンボでしょうか。また、さらによく見るとヤゴの姿も見えました。
茎の根元に上って、羽化をはじめているようすです。
イネの生長と共に、田んぼの生きものたちが、増えています。


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畑では、コムギが茶色になってきました。
その向こうの黒いビニールマルチシートの穴からは、フタバがのぞいています。
5月14日、「落花生の栽培体験」で植えた種から芽が出てきました。


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すぐ近くのオオムギは、まだ緑色をしています。


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万木堰の近くでは、アジサイのつぼみが大きくなり、花も色づいてきました。うっすらと紫色を帯びています。


一方、ガクアジサイは駐車場の近くにあります。
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こちらは一輪だけ外周の装飾花がはっきりと見えています。集合花根元、横から飛び出すように伸びています。ガクアジサイの方が原種に近く、それを海外で品種改良されてアジサイとなり、明治期に逆輸入された歴史があることを思い出します。これにも鎖国時代のシーボルトがかかわっています。


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ハス田近くでは、オニグルミの実が大きくなりました。気づかないうちにこんなに立派になっていたとは・・・。日本原産のクルミとしては唯一食用になるクルミなんだそうです。


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ハコネウツギの花も盛りと咲いています。
二色の花の色に見えますが、よく観察すると蕾の色と開いて散る前の花の色から、ひとつの花色が変化して行っていることに気がつきます。

ご来館お待ちしております。



by isumi-sato | 2016-05-26 17:21 | いきもの

蚊バスターズ奮闘記

5月25日(水)、くもり時々晴れの天気です。午前九時の気温は22.0℃。今日も、暑くなりそうです。


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暑くなると心配なのが、「ジカ熱」や「デング熱」…蚊(ヒトスジシマカなど)がウィルスを媒介するそうです。デング熱に感染すると、急激な発熱や頭痛、嘔吐を引き起こすのだとか。今のところ国内感染はないようです。



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怖いので、蚊が発生しそうな場所を徹底的に洗い出します。でも、このコンクリート製のふたは重かったなあ…水路そうじのことを、このあたりでは「てびさらい」と言います。


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蚊バスターズの働きにより、ボウフラ(蚊の幼虫)が発生しにくい環境になりました。水たまりができない環境づくりがポイントとのこと。


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じめじめした所が好きなのは蚊だけではないようです。ミミズには、別の場所へ引っ越ししてもらいました。


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田んぼでは、別な工事が行われています。


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ああ!何ものかが田んぼに穴をあけてしまい、大事な水が垂れ流し…犯人は、モグラ?農家の強敵です。


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こうなれば、すぐに補修です。すごい!ピタッと漏れなくなりました。


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手塩にかけて稲は育っていきます。田植えから、25日たちました。田植えをしていただいた皆さん!順調に育っていますよ。


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田んぼの近くで、腹部が折れたアオイトトンボ類を見つけました。ふ化に失敗したのでしょうか?こんな姿でも、一生懸命に飛んでいきました。がんばれ!
by isumi-sato | 2016-05-25 17:22 | 作業風景

続・柳恕(りゅうじょ)のころ

5月24日(火)、午前九時の気温25.3℃。朝から25℃を超え、夏日を迎えました。

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センター中庭ではアサザが花を咲かせました。アサザは多年生の浮葉水草。千葉県レッドデータブックにも記載されており、準絶滅危惧種とされています。

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林道では、マルバウツギでしょうか?一斉に見ごろを迎えました。

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湿性生態園へ行くと、足元の植物が何かに覆われ白くなっています。マルバヤナギの綿毛です。5月18日のブログでもマルバヤナギの柳絮(リュウジョ)について取り上げましたが、今日もマルバヤナギが白い綿毛に包まれた小さな種子をつぎつぎに飛ばしていました。

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マルバヤナギの水没林へ向かうとたくさんの綿毛が水面に浮き、種子散布を行っていました。よく見ると水面に黒い影が・・・

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フナが綿毛を食べているように見えます。それとも餌と間違えて口にしているのでしょうか?種ですから食べても栄養はありそうですね。20匹以上はいたでしょうか?かなりの数です。いつもはあまり姿を見せないフナですが意外な行動に驚きました。

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ウシガエルがこちらをにらんでいました。いつも「キャッ」と言って、「ドボン」という音とともに水の中へ飛び込んでしまうのですがこのウシガエルは全く動きませんでした。ウシガエルはアメリカ原産の外来種。湿性生態園やハス田で増えて困っています。

この時期ならではの植物・生物を見に来てくださいね。



by isumi-sato | 2016-05-24 17:15 | センターこぼれ話

太東の岬で海辺の自然観察をしよう

5月22日(日)、午前九時の気温20.0℃、朝方は雲の多い天気でしたが、行事開催時には、すっきりと晴れ渡りました。

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当日キャンセルがあったものの、大人13人の参加がありました。まずはセンターへ集合し、
講師紹介、職員紹介を行い、諸注意を伝えました。現地の太東漁港へは各自車での移動となるので、移動ルートの説明をしました。


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観察開始です。太東漁港では、まず露頭において地質の話です。見えている地層は上総層群の太田代層です。黒い層は砂からできていて、白い層は泥からできています。この話題の中で泥と砂の違いについても解説しました。要は、粒の大きさの違いです。1/16㎜から2㎜までのものが砂、それより小さい粒が泥です。そして2㎜よりも大きいものが礫(れき)です。

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いざ、丘陵へ。ハイキングコースを登ります。

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急な山道を10分ほど登った後、開けた場所へ出ました。そこで観察できる植物の説明を休憩を挟みながら聞きました。ここで観察できた植物は、ヒメコバンソウ、ツボミオオバコ、オオニワゼキショウ、スズメノチャヒキなど一種類ずつ観察しました。山道を歩き続けるとさらに様々な植物が観察できました。木本では、アカメガシワ、イヌビワ、サルトリイバラ、シロダモ、スイカズラ、タブノキ、トベラなど。草本ではイソギク、ウラジロチチコグサ、オオジシバリ、コウボウムギ、ツボミオオバコ、ハナヤエムグラなどを観察できました。


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再び急な山道を登ると展望台へ到着。ここでは海のお話し。海流は暖流の影響を大きく受けています。いすみ市の海はいすみ根(機械根)と呼ばれる深さ20から30m前後の海底となっていて、そこにカジメ(コンブ目科カジメ属、褐藻の1種)が生えて森のようになっており、そのカジメを住みかとする生き物が多くいます。昔はアワビが豊富にとれたいすみ根(機械根)ですが、とりすぎてしまい、今はアワビがあまりとれなくなってしまった歴史があります。

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海岸ではサーフィンの大会が開催されていました。展望台からの眺めは最高です。

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丘陵地のハイキングコースを下り舗装道を少し歩いたのち、次は海岸線へ向かいます。ここで再び露頭の解説。この地層は上総層群の黄和田層が見えています。



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砂浜を歩くとハイキングコースとは違う植物を観察できます。上の写真はハマナスとハマヒルガオです。そのほかにもハマエンドウ、ハマボウフウ、ラセイタソウ、ボタンボウフウ、ハマナス、テリハノイバラ、など。たくさんの海岸植物の花が観察できました。内容の濃い観察会となりました。


これからは海の季節、参加された方はもう一度太東漁港に行っておさらいするのもいいかもしれません。



by isumi-sato | 2016-05-22 17:15 | 行事報告

今日はちょっと手抜きの話題

5月21日土曜日、快晴で朝を迎えました。午前9時の気温はすでに昨日の最高気温を超えています。昨日は涼しかったですね。


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センターの雑木林です。コナラ、クヌギなどの雑木で構成されて、この季節は木漏れ日が射しとてもすがすがしい場所です。夏はセンター一番の涼しいところです。

で、今日のブログですが、ピンチです。
今日は出勤している職員が少なく、作業をしている人を除くと留守番1人で外へ出られません。そうなのです。今日のネタを拾いに行く時間がないのです・・・・で、身近なところから。

この魚は皆さんご存知ですよね。
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センターのミヤコタナゴは大きいので体長約5㎝、今の季節は全体に透明感があり、ムナビレ、ハラビレ、シリビレはオレンジ色でハラビレとシリビレには一番外側に黒い帯が入っています。オビレノの元もオレンジ色で、セビレには白色の筋が入りとてもきれいな姿をしています。国の天然記念物、種の保存法による国内希少野生動物種に指定されています。
群泳してる様子を見るのも、なかなかいいものですよ。

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センターの大食いはギバチ君です。ナマズの仲間で、国では絶滅危惧Ⅱ類、千葉県では重要保護生物に指定されています。体長は約20㎝程度、センターに入館してから10年以上過ごしていると思います。センターのどの職員よりもここに長く勤務?していて、正にセンターの主でしょう。頭、口が大きく、下あご4本、上あご4本の立派なヒゲがあります。
セビレとムナビレには毒のあるトゲがあります。


で、さらに、出勤途中に気が付いていたネタでお茶を濁すことにします。

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この植物をご存知ですか?写真は一昨年に長野県の某河川敷で撮影したものですが、河川敷の広い範囲で咲いていました。
これが特定外来生物に指定されているオオキンケイギクです。

環境省の特定外来生物を解説するWEBサイトでは、この種を

キク科の多年生草本で、高さは0.3~0.7m程度である。温帯に分布する。路傍、河川敷、線路際、海岸などに生育する。
開花期は5~7月。頭状花。虫媒花。痩果をつける。
ホソバオオキンケイギク、アラゲオオキンケイギクを区別する文献もある。

と説明しています。

ただ、見分け方はこちらの九州地方環境事務所の解説ページや、こちらPDF文書の方が分かりやすそうです。

この植物は、「強健で冬期のグラウンドカバー効果が高く、花枯姿が汚くないなどの理由で、ワイルドフラワー緑化で最も多く使われたものの一つである。道路の法面緑化等に近年大量に使用されるようになった。緑化用のポット苗としての生産・流通があった。 」と記されています。
これなら増えていてもしょうがないですね。

ただ、現在は特定外来生物に指定されています。人間の勝手と言えばそれまでですが、在来種の存在を脅かしている以上は駆除もしょうがないでしょう。

例えば「オオキンケイギク 千葉県」と検索すれば、駆除しましょう、と言った県内市町村からの呼びかけが数多くヒットします。

その甲斐があったのでしょうか。

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これは昨年のある場所の写真です。ことしもやはり咲いたのですが・・・私が開花を確認した数日後には、綺麗に刈り取られていました。開花を待って場所を確認し、直ちに草刈りをしたように思えました。

このような駆除の取り組みは他でも行われていると思います。でも、群落を形成しながら咲いている場所も存在しています。
特定外来生物は法律によって飼養・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入などが原則として禁止されています。
今がこの植物の花期。もし、気が付いたら、お住いの自治体の環境担当部署へご相談してください。

さいわい、センターの管理域内にはまだ侵入していないようです。でもキショウブとは格闘中ですね。




by isumi-sato | 2016-05-21 17:16 | 館内展示

たくさん学びました

5月20日(金)、午前9時の気温16.6℃、肌寒い朝です。毎朝、寒暖の差が激しくて困りますね。

今日は近隣の小学生3年生67人の児童が、センターへ校外学習に来てくれました。67人を3グループに分け、縄ない機体験、ザリガニ釣り、自然観察の三種類の体験学習をローテーションして、行いました。

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まずは、縄ない機体験のグループです。センターでとれたわらを使って縄を作ります。

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まず縄ない機の二つあるラッパ管と呼ばれる部分にわらを一本づつ入れます。そして両足をつかって交互にペダルを踏むと、ラッパ管を通った藁によりがかかります。中央の巻取胴が回転して、できた縄が編まれつつ巻き取られていく仕組みになっています。児童みんな縄ない体験ができました。


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ザリガニ釣りのグループでは、まず竿の持ち方の注意点を説明しました。人に竿を向けずに立てて持つこと。次に水路でふざけないこと、最後にザリガニのメスとオスの見分け方の説明をしました。2人ペアになってザリガニを何匹釣れるか競
争です。

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はじめはなかなか釣れず、みんな「つれないー」と言っていました。「じっと待つことも必要だよ」と伝えるみんなじっと我慢。そうしているうちにだんだん釣れ始めました。10匹も釣れた児童もいて、「楽しい」と「また来たい」と言ってもらえました。

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自然観察のグループはまず、ハス田の観察。ハス田の生き物(タニシなど)や、ハスの葉の水をはじく様子を観察。とても水をはじくので、みんな驚いていました。ハスの花の咲き方、スイレンとの違い、ついでにオニグルミの木についても勉強しました。

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田んぼでは、二ホンアマガエルのオタマジャクシ、トンボの幼虫(ヤゴ)、ヒメゲンゴロウ、カエルになったばかりで、しっぽが少し残った二ホンアカガエル、クモ、アメンボなども観察できました。

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ホタルの観察できる水路では、田んぼと違って水の流れがあるので田んぼとは少し違う生き物の観察ができます。観察できたのは、カワエビの仲間、トウヨシノボリ、カワニナ、タニシ類、ドジョウ、メダカなどを観察できました。
近くのカラムシでは、ラミーカミキリ、アカタテハの幼虫も観察できました。

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午後からは、田んぼに電柵を張る作業を行いました。田んぼの中にはイノシシの足跡がくっきり。デング熱対策の排水溝の泥さらい作業を予定していましたが、イノシシに田んぼを荒らされる前に対策しなければ・・・

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田んぼの周りに電柵を設置できました。田んぼを守るのも大切な仕事です。今日は職員一日大忙し。


職員一同大切にセンターを管理しています。

ぜひご来館ください。



by isumi-sato | 2016-05-20 17:15 | グループ・学校利用