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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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<   2014年 07月 ( 27 )   > この月の画像一覧

紫色の花ふたつ

本日は、東京から小学校の先生が施設の下見にやってきました。
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秋ごろ、宿泊学習で千葉にやってくるので、その際訪れる施設や場所を決めるべく、県内の様々な個所を見学してまわるそうです。暑い中、お疲れ様です。
センターも候補地の一つになっています。
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プログラムはほぼ野外活動になりますから、かんかん照りでしたが蓮田から湿性生態園までご案内しました。いや~暑かった。
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道中、これはイノシシが~という言葉を言い過ぎて、「そんなにイノシシ出るの?」と聞かれましたので、「そんなにイノシシ出るんです」とオウム返しをしてしまいました・・・出るんですよ。
昆虫広場に開いた穴を見て、工事の跡とかじゃなくて?と大変驚かれていました。
実際にいらっしゃることになると、秋から冬にかけてになりますから、今日とは全く違った景色の中で活動することになると思います。


ひと気が無くなったら、次は8月のお盆休みに向けての草刈に励みます。
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中庭や人が主に歩く場所の草を刈りました。
お盆休みぐらいまでは同じ場所は刈らなくて良いかな~と、言っていましたがどうでしょうか。
最近雨が降らないので、草の伸びもそこまで旺盛ではありませんから、もつかな?


6月頃から咲いていた、イスミスズカケの花。
盛りを過ぎて、花も終わりかと思っていたら、また新たな花が咲きだしました。
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どの株も花がいっぱい・・・と、までは咲き戻っていませんが、まだ咲ききっていない花をいくつも見ることができます。
花期は6月となっていますが、ずいぶんと花期が長いようです。

2011年発行の千葉県レッドデータブック追禄第1号には、県内でイスミスズカケの結実は確認されていないと記載されています。
そこで、花の後を観察しているのですが種らしきものがよく分からない・・・そもそもスズカケソウの種子ってどんな形なの?と、頭を悩ませています。
取りあえず、花ガラ全部集めてしまっておけば?なんて、話が出ています。
種子について分かったら、改めてお伝えいたします。


イスミスズカケの花と同じような色の花が、センターの一部で咲いています。
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花だけ見ると、このような花です。
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葉はこのようなものです。
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名前はヤナギハナガサといい、始まりは園芸植物として渡来しましたが、その後野生化して空き地や道端に数を増やしているようです。
センターには、蓮田の前の空き地からやってきたような・・・?
蓮田周辺にポツポツと咲いています。

姿形が目立つので、時々あの花の名はと、聞かれることがあります。
似た姿の別の種もありますが、クマツヅラ科で検索すると目当ての種が見つかると思います。
by isumi-sato | 2014-07-31 16:37 | グループ・学校利用

7月も明日で終わり

雨が降らない日が続いています。
千葉県で雨が降っている場所も有りますが、房総地域では雨が降りません。
風は要らないので、少しの夕立が降ってくれれば助かるのですが・・・


建屋入口に作った、アサガオの緑のカーテンは花をたくさんつけるようになり、9時ぐらいまでは実に華やかです。
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朝顔と名前がつくだけあって、午後になるとすっかり閉じてしまいます。
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他の色も植えたつもりだったのですが、全て桃色の花が咲いています。
斑入りの花もあるからまっ、良いか~。
一緒に植えたカラスウリは枯れはしませんでしたが、大きくならず緑のカーテンの役割は果たしてくれませんでした。


蓮田を巡回中、また馴染みのカエルと遭遇。
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オニグルミのウロの中で暮らしている(らしい)ニホンアマガエルです。
今日はいつもより表に出ていました。
やっぱり暑いのかな?涼んでいるような風体でした。

蓮田、今年も満開のハスの花とはいきませんでしたが、まだポツポツとつぼみがあります。
つぼみや葉を観察していると、ぐーるぐーると、周回しながら飛ぶギンヤンマが観察できました。


ここ数日、8月5日から始まるスペシャルウィークの準備を職員一同行っています。
今日は切り出しナイフを研ぎました。
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竹を使った昔ながらのおもちゃやスプーンを作るプログラムがたくさんありますので、よく削れるようにピカピカに研ぎあげました。
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上が研ぐ前、下のナイフが研ぎ後です。
切れ味抜群になったかな?

他にも、藍の生葉染めの試し染めをして、分かっちゃいたけど面倒くさくて手袋をしないで作業していたら、手が真っ青になってしまいました。
マニュキュアを塗ったように爪が真っ青になり、しみじみ、爪ってタンパク質(草木染はタンパク質と結合して染まる)だなと思い知った次第です。
当日は、きちんと手袋をご用意致しますので、ご安心を(取ったりはめたりがちと面倒くさいのですが)。
by isumi-sato | 2014-07-30 17:28 | いきもの

昨日今日、乾いた空気と夏の空

7月29日、晴れ。午前九時の気温は27℃、今朝の最低気温はなんと19℃でした。
昨日今日と乾いた空気が流れ、気温も30程度でやや過ごしやすい一日です。
百葉箱観測では、最高気温30℃をきって湿度は60%でした。
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ハス田では、蕾と青空に浮かぶ白い雲にセミの声が聞こえて、夏らしい風情です。
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センター裏の出入り口にある日よけネットの朝顔がいくつも咲き続けています。
つるの右巻き左巻き、わかりづらい方というも多くおられるのですが、朝顔を見ていて、ひとつわかりやすいのではないかという方法を思いつきました。下からつるにならって向きをなぞって手首をまわしてみるのはいかがでしょう。その手首のまわした向きを右向きか、左向きか判定するとわかりやすいのではないでしょうか。
ただし、向きは腕側から見て判定してくださいね。
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さて、田んぼのイネの具合です。実が充実してきている最中で、穂が少し垂れ下がってきました。
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穂の色も少しずつ緑から黄金色へと向かいつつあります。収穫の秋が楽しみです。
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そんなイネの穂を眺めていると、足元の草むらではいつもの奴、大きい方の奴が草を揺らして動いていきました。ニホンアカガエルです。


畑では、花がいろいろ観察できます。
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オクラは、涼しげで、実も育っています。
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小さな白い花も見えてきました。ダイズです。おいしい枝豆が楽しみです。
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続いて、小さな黄色い花が見かけられました。
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大きくするとこのような具合です。やがて花が土にの中に潜っていきます。
何でしょうか。そうです、ラッカセイです。おもしろいので、ぜひ観察をお勧めします。
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その他ゴマの花も今が盛りです。
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林道沿いでは、イヌビワの実が目立ってきています。たしかイチジクのような花の構造です。
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湿性生態園では、主にオギの草丈が伸びて林道からデッキが見えにくくなってきました。
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デッキ沿いの水路の中では、小魚たちが元気に泳いでいます。モツゴ、タイリクバラタナゴの子どもたちのようです。

歩いていると常に身の回りをいろいろなトンボたちが飛び回っているので、トンボもよく観察できますよ。ご来館お待ちしています。
by isumi-sato | 2014-07-29 17:38

雨降るの?降らないの?

昨日、今日とセンターの百葉箱観測では、最高気温が34.0℃となっています。
百葉箱の中でこの気温ですから、実際はもっと暑いのでしょう・・・


セミの声がたくさん聞こえる時期になると、合わせて昆虫広場ではこのような状況もよく見かけるようになります。
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ナガコガネグモがニイニイゼミを捕えたようです。
少し離れた場所でも、同じようにナガコガネグモがニイニイゼミをグルグルにしていました。
ニイニイゼミは引っかかりやすいのか・・・?
動けなくなったセミを哀れに思いつつ、クモだって食べなければ生きていけませんから、どちらも自然の中で生き抜くのは必死です。

日々の暑さに、秋の気配などまだ感じられませんが、秋に係わる尾っぽみたいなつぼみを見つけました。
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クズのつぼみです。
クズの花は秋の七草のひとつに数えられます。
つまり、クズの花が咲いたら「秋の七草のひとつである・・・」なんて、取り上げ方をしていいはずなのですが、このままですと、花が咲いてもまだ暑くて仕方が無いなんてことになっていそうで恐ろしいです。

湿性生態園の木陰にいたノシメトンボも、体色が黄色から赤に変わりつつあります。
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秋になると真っ赤なトンボが飛び回り、“赤とんぼ”と呼ばれますが、彼らも夏のはじめは体色は黄色系です。ナツアカネやマイコアカネも、そろそろ体色が赤くなり始めることでしょう。
これは秋の気配なのかな?

金曜日に堰の水もだいぶ減り、湿性生態園の水も無くなっていますと、お伝えしましたが、更に水が減っています。
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水が引くと、顔をのぞかせた地面の上にぺたぺたスタンプが残されていました。
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アライグマの足跡です。
アメリカザリガニでも探していたのかな?うろうろ歩き回った跡が残されていました。

湿性生態園で見られるシロネという植物に花が咲いていました。
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いったいこのどこに花が?と、この写真では思ってしまいますが、花は葉の付け根に咲くのです。
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どうしてこんな場所に咲かせるのでしょうか。
知らないと目がいかない花かもしれませんが、緑一色に見えても咲いている花がありますよ。


局地天気予報で、これからいすみ市は日付が変わるころまで雨が降るそうです。
本当に?本当に?と、いまいち信用できません。
畑に水をまくかまかないか、天気予報をにらみつつ悩んでいます。
by isumi-sato | 2014-07-27 16:19 | しょくぶつ

行事 センターの水路で生きものを探そう / 夏の星座観察 を行いました

7月26日、晴れ。午前九時の気温は28℃、今朝の最低気温は24℃でした。
夏休みに入って海の日から暑い日が続いています。
今日のセンター百葉箱の観察では、最高気温は32℃です。ひなたや風通しの良くないところでは、34℃を超える気温になっていると思います。

そんな真夏日ですが、今日は二つの行事を行いました。
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ひとつ目は、「センター内ホタルの水路で生きものを探そう」を開催しました。
大人6名、こども6名の参加がありました。
こどもは、幼児の参加が多く、人生初の水路の生きもの体験となったようです。

あいさつの後、道具を配り、捕まえ方のざっとしたやり方、注意することについて説明をしました。
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ホタルの飛ぶ水路と田んぼ脇の水路二カ所に分かれて、水路のいきもの探しを行いました。
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15分くらいで入れ替わり、二カ所について水路の生きもの探しを行いました。
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始めは、おっかなびっくり歩いていた子どもたちでしたが、慣れてくると ガサガサ と、水路の中で水を荒らしていきものをアミへと追い込みました。
ただ網を振り回していても、生きものの逃げ足の方が早いので「何にもいなーい」になるのですが、
上手な捕まえ方をすると、「わぁ、なんか魚がいっぱいいる(ワクワク)」ということになりました。

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デイキャンプ場の木陰にて、捕まえられた生きものたちをバットに広げて観察を開始。さらに透明の小さな水槽にも入れて、上から、横からいろいろな水路の生きものたちをじっくり観察しました。

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虫メガネを使ってじっくり魚の顔なども観察しました。
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最後に、生きものの説明を簡単に行いました。
今日見られたのは、タイリクバラタナゴ、モツゴ、メダカ、ドショウ、ヨシノボリ類、テナガエビ、スジエビ、アメリカザリガニ、シジミ、カワニナ、タニシ、ニホンアマガエル、ニホンアカガエルなどでした。

自分たちで水路の生きものを捕獲して観察できた、日ごろできない自然にふれられる体験ができた、楽しく遊べた、いろんな魚が見られた、生きものをとるのが楽しかった、いっぱい魚が取れてうれしかった、などの感想をいただきました。

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二つ目は、「夏の星座観察」です。20名の参加がありました。
昨夜と今朝は、深いもやがでましたが、今夜は、雲が少なく、星を観察することができました。
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始めに図書室で、夏の星座についてのスライドショー。
日の入りからの金星、土星、へびつかい、ティーポット、てんびん、そして夏の大三角などの話を聞きました。


やがて暗くなってきたので、駐車場に出て、星を見ました。
フィールドスコープを用意し、自分たちで望遠鏡を操作して星をレンズにとらえてピントを合わせてみます。なかなか簡単にはいかないのですが、自分の操作でとらえて見えた星は、また特別に見えたようです。

本物の土星の輪をとらえて、本当に楕円形に見えることが確認できました。
その他、赤い星、青い星、いろいろな星を覗くことができました。
自分で操作して土星を見られたこと、夏の大三角が見つけられるようになったことが、多くの方が参加してうれしかったこととして感想を述べられていました。
また参加したいという声もたくさんありました。
みなさん、今年の夏休みは星を堪能してくださいねーー。
by isumi-sato | 2014-07-26 20:39 | 行事報告

あっつ~い!

今日も変わらずの暑さです。
9時の気象観測で既に気温が29.5℃もあったので、朝からフゥーッとため息交じりの始まりになってしまいました。


今日は珍しく、近隣の小学校から6年生17人がハスの観賞にやってきました。
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今回は、6年生のキャリアアップ授業で市内の施設を職場見学するにあたり、センターにも立ち寄っていただけたようです。
花の時期はどうしても夏休みに重なり、今まで来ることができなかったのですが、やっと来れましたとのこと。
せっかっく来ていただいたのに、スカスカな蓮田でそこがセンターとしても残念です。
来年はアブラムシ対策と共に、イノシシ対策ですね・・・。


ヤブを覗くと、こんなものが目立つようになりました。
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カラスウリの花がしぼんだものです。
探すと、つぼみもたくさんあります。
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カラスウリの花は夕方から夜間にかけて咲く花で、その姿を日中目にすることはほとんどありません。
(たま~に、半開きの花が日中まで残っていることもありますが)
満開の花を見るには19時半以降かな?と、夏の星座観察の折り観察した際に感じました。

巡回中、林道を歩いていても暑さでぐったりしてしまいます。
途中、木陰で休憩していると、甘い香りがしてきました。
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同じく木陰に、ヤブの斜面から垂れ下がる様にヤマユリが咲いていました。
休憩するにはうってつけの木陰です。
ただし、日陰でじっとしているとどこからともなく蚊が寄ってくるのが玉にキズ・・・追い立てられるように日向に出てしまいます。


同じく林道で、見たこともない何かの果実っぽい物を発見しました。
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何だろう?と、よく見たら動いた!どうやらチョウかガの幼虫のようです。
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これでもノロノロと歩いている最中・・・顔が見えません。
調べてみると、ウスムラサキイラガの幼虫のようです。
シジミチョウの仲間にも一瞬に見えたのですが、なんだか細かい毛が生えてる?・・・この妙に艶がある身体イラガの仲間っぽいと、手を出すのを止めて正解でした(図鑑ではウスムラサキイラガの幼虫には毒がある可能性アリと表記されています)。

パッと見、お菓子のグミの様な鮮やかな色(他のイラガ科の幼虫の多くもきれいな体色)なので、特にお子さんが知らずに手を出さないよう、少し注意が必要かもしれません。


県内の一部ではゲリラ雷雨で被害が出ていますが、こちらは普通の夕立すら降りません。
また田んぼに水を引く時期なので、湿性生態園の水も少なくなりました。
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田んぼに入れる水は足りなくなることは無いでしょうが、畑がカラカラになっているので、おしめり程度で構わないので雨が欲しいな~と、願っています。


★ お知らせ ★
昨日告知しそびれましたが、8月5日~8月10日開催のスペシャルウィークのプログラムができました。

一覧表(PDF) ポスター(PDF)

全ての行事は当日参加受付で、行事により参加料が違います。
皆様のご来館をお待ちしております。
by isumi-sato | 2014-07-25 17:27 | しょくぶつ

研修会がありました

本日、小学校の先生による研修会をセンターで行いました。
生活科部会ということで、生活科で役立てられそうな内容のプログラムを行いました。
昆虫と植物をテーマにとのことでしたので、昆虫はトンボ、植物は葉っぱをテーマにしました。


まずはトンボから。
今の時期たくさんトンボが飛んでいますが、先生の中にはトンボの名前をあまり知らないし、そもそも捕まえたことも無い・・・という方も多かったので、今日は「自分でトンボを捕まえて、図鑑で名前を調べる」を目的にしました。
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出発前にトンボ採集の極意を伝えました。
その際、トンボを捕まえるのに自信がある人!と、聞いたら19名中4名のみ手を上げて下さいました。
これは観察できるだけのトンボが採集できるかな?と、一抹の不安を抱えつつ、出発。

蓮田、デイキャンプ場、昆虫広場、畑、堰と様々な場所に散らばって各自トンボを採集しました。
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当初の不安を吹き飛ばし多くのトンボが採集でき、堰を飛んでいるオオヤマトンボも指南した極意を活かして(ちと大げさ?)採集できました。
採集後は図書室に移動して、じっくりトンボの観察です。
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トンボの名前を調べる時、漠然と全体を眺めるより、特に注目すべき点をお伝えしました。
注目ポイントを学んでから、採集したトンボを観察した結果、皆さん正確にトンボの名前に辿りつくことが出来ました。
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そうそう、採集と観察には大きくて透明なビニール袋が最適です。
いわゆる虫かごに入れると、翅を痛めやすいですし、何よりフタの陰に隠れられて良く見えないなんてことも多々あります。
写真は空気が抜けていますが、空気を入れて膨らました状態にすれば全方向から数人で観察することができます。飛ぶ姿も間近で観察できますよ。
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採集時は目玉クリップにカードリングを通して、それをベルト通しにでもぶら下げたものに挟めば人の両手もあいて、昆虫への被害も抑えられて良いですよ。

今日採集できたトンボは、ナツアカネ、ノシメトンボ、シオカラトンボ♂♀、オオシオカラトンボ♀、ショウジョウトンボ♂♀、チョウトンボ、オオヤマトンボでした。
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観察後はもちろん放して終わり。
やれやれ、やっと解放されたゾと、ばかりなオオヤマトンボの姿を建屋で撮影しました。


つづいて植物の話。
トンボ採集と並行して、植物の葉っぱも採集してもらいました。
気になる植物を見つけて、その場で観察する姿も見られました。
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この植物は何だろう・・・と、畑でゴマの観察中。
なかなか食卓に上がる前のゴマの姿を目にすることは無ので、こんな姿とは・・・という声が聞こえました。

植物の解説はパワーポイントを使い、植物の部位(葉や茎や花など)は細かく分けられるという話などを行いました。
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例えば、シュート(茎と葉をまとめてこう呼ぶ)や掌状複葉(しょうじょうふくよう)や花冠(かかん)といった用語。
これだけ聞いてもさっぱりだ、難しい、面倒くさい、といった感情に慣れないうちにはなってしまいがちです。
ですが、図鑑を開けばこのような単語がでている訳で、全部一度に覚える必要はありませんが、植物を図鑑で調べるうえで必要になってきます。
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解説が終わったあとは、採集した葉っぱをスケッチしてそれがどんな特徴をもったものかを観察してもらいました。


今日も暑い一日でしたが熱中症や事故も無く、無事終了することができました。
帰りがけに、今日採集したトンボの名前を挙げて、これで子どもたちにバッチリ名前を説明できます!といった声や、葉っぱの形にも色々名前があるって初めて知りましたと言った声が聴けました。
今日の研修が、少しでもお役に立てればと、思います。
by isumi-sato | 2014-07-24 17:50 | グループ・学校利用

蝉時雨

セミの声が降る様に聞こえる時期になりました。
今日は、ミンミンゼミの声がセンターでは初めて聞こえました。


真っ先に姿を現したニイニイゼミに追いつけとばかりに、最近は草むらや枝先でニイニイゼミと比べると大きな抜け殻を見つけます。
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アブラゼミの抜け殻です。
冒頭でもふれたミンミンゼミもそっくりな抜け殻ですが、センター周辺では圧倒的にアブラゼミの数の方が多いです。
見分け方は触覚の太さなのですが、それの説明はまたいつか・・・

林道の杉林の下を通るとヒグラシのカナカナカナ・・・という声が聞こえてきます。
曇りの日や早朝と夕方鳴く性質がありますが、薄暗い林の中では一日鳴いているそうなので、センターではだいたいいつも聞こえて来る声です。
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湿性生態園で、やっと姿を見かけました。
ヒグラシの声は、なんとなく夏の終わりをイメージしがちですが、実際のところ夏のかなり早い時期から鳴いています(6月から鳴くという記録もあり)。
アブラゼミやミンミンゼミと比べると、涼やかな声です。

抜け殻繋がりでもうひとつ。
湿性生態園で、バッタの抜け殻を見つけました。
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脚や身体の一部が黒いので、ツマグロイナゴの抜け殻だと思います。
昆虫は脱皮をしながら大きくなるので、草むらを探すと抜け殻が見つかることがあります。
今の時期は特に成長期なので見つかりやすいかもしれません。

ヤブに絡むようにヘクソカズラの花が咲いていました。
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全くひどい名前を付けられたものです。
花も葉も果実も臭いのでこんな名前をつけられてしまいましたが、写真のように花は可愛いですし、果実も熟すと黄色くなり、つるでリース作りの行事の際には名前を知らない参加者が「可愛い~」と、だいたい材料に持ち帰ります。
名前を知った後捨ててしまう人もいたので、名前よりその「可愛い~」を信じて欲しいなと、思います。


明日は、学校の先生方がセンターで研修会を行います。
センターもお手伝いということで、植物スケッチとトンボ採集を行ってもらいます。
ほとんど虫捕り経験が無い皆さんというお話なので、トンボ上手に捕まえられるかな~?と、ちょっと楽しみです。
by isumi-sato | 2014-07-23 17:36 | いきもの

裏目に出たか? 田んぼのネツト張り

今日のセンターは、晴れたり曇ったりの梅雨の晴れ間という感じでした。
三連休最後の日、センターには暑い中、お子様連れの方々が多く来館されました。
センターまわりの山々からはニイニイゼミの鳴き声が聞こえてきます。

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このシーズンの人気は何と言ってもザリガニ釣りです。気温も高く絶好の釣り日和でした。今日は、餌のスルメを付け替えたばかりだったので、入れ食い状態で釣れました。
34匹釣ったといっていた子もおり、今日釣りをされた方はラッキーでしたよ。

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広場では、ベーゴマまわしと竹トンボ飛ばしにチャレンジしている人たちもおりました。大人でもやったことのないベーゴマまわしは難しかったようです。
コマをうまくまわすコツは紐の巻き方です。声をかけてくれれば一部の職員ですが、手ほどきはできますよ。

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ハス田は何度もブログで紹介していますが、イノシシに荒らされ今年の花は不調です。
しかし、ポツリポツリと花は咲いています。開花前の蕾もまだありますので来館の祭は足を運んでみて下さい。

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昆虫広場では、新たな場所がまたイノシシの掘り起しにあいました。場所はセンター広場のすぐ前です。さすがのイノちゃんもススキの大株は掘り起こせなかったようです。しかし、人が持てないような大きな岩は掘り起こしますよ。そのうち凹凸広場になりそうです。

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あちこちにイノシシの掘り起し跡がある昆虫広場の一角ではツバキが実をつけていました。今は赤いですが、やがて弾けて茶色っぽい種が出てきます。

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ここからが本題です。
センターの田畑は、あちこちでイノシシの食害にあっています。
今年の田んぼの稲は、途中一時期ドロオイムシの食害により葉が白くなり成育がとまりましたが、今は順調に育っています、じきに穂が出揃うでしょう
昨年は田んぼまわりの一部を残してネットを張ったのでイノシシに入られてしまいました。そこで、今年は全面をネットで囲い入り込めるスペースをなくしました。

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これで入られないだろうと思っていたところ、入られてしまいました。
田んぼに入る時にネットをやぶったのか、出るときにやぶったのかはわかりませんが、いずれにしろネットがやぶられ、荒らされたという事実がのこってしまいました。


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全面を囲った中に入り込んだイノシシは、出口を探し歩いたのか、三枚ある田んぼのなか全てに足跡を残し、稲を踏み倒してありました。
全面を囲ったことが裏目にでてしまったようです。
入られた時は被害が大きくなることは想定していましたが・・・・・残念です。
さて、次の手をどうしょうか、最後の一手は電気柵の設置かな?

年を追うごとにイノシシの被害は増えていき、今後の対応に職員一同苦慮しています。
良い方法があったら教えて下さい。
by isumi-sato | 2014-07-21 16:46 | 田んぼ

明日も天気になりますように

三連休の真ん中、昨日と違って夕立も降りませんでした(17時までは)。
明日で連休も終わり・・・という言葉は、夏休みが始まった子どもたちには全く関係のない話ですね。


田んぼでは、稲の花がたくさん咲いています。
その稲には、待ってましたとばかりにカメムシが集まっています。
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ホソハリカメムシ
7月9日に県は、水稲の害虫である斑点米カメムシ類が千葉県内全域で大量発生しているとして、カメムシ注意報を発令しました。
過去10年間で最も多く、例年の約2.6倍のカメムシが検出されたそうです。

「カメムシ注意報」なんてものがあるとは知りませんでした。
田んぼが身近に無ければ、一生知ることは無かったことでしょう。
センターの田んぼには、カエルやクモ、カマキリがたくさんいますので、今年は例年より張り切ってカメムシを捕食してもらいたいものです。


林道では、ヤマユリの花が咲いています。
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前回は地面すれすれで咲いていましたが、今度は少し見上げるようなちょうど良い位置です。
汗をかきながら歩いていましたが、大輪の花に一時暑さを忘れられます。

6月の頭頃、サンコウチョウの声をがよく聞こえ、7月頭には聞こえなくなったと感じていましたが、最近また林道を歩いていると声が聞こえてきます。
来館者の方々にも「サンコウチョウが鳴いているよ」と、新たに言われるようになったので、また近くに来ているようです(姿は確認できていませんが・・・)。


以前の記事で、アゲハ類がまた姿を見られるようになったとお伝えしました。
モンキアゲハやカラスアゲハ、アオスジアゲハ、ナガサキアゲハ、ジャコウアゲハなどなど。
ただ、葉っぱの上に優雅にとまっているのは、ジャコウアゲハばかりなので、写真もジャコウアゲハばかりになってしまいます。
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ジャコウアゲハ♀
写真もいっぱいあるので、もう撮影しなくとも・・・と、思ったりもするのですが、大きな蝶々がせっかく翅を広げてとまってくれているのだからと、撮影せずにいられません。
アゲハ類は、思っている以上に高速で飛ぶ昆虫でした。


葉っぱの上に、葉っぱみたいな色したバッタがいました。
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フキバッタの仲間
バッタやイナゴは幼虫のころは翅が短く、成虫になると腹の先まで届く長い翅が生えるのですが、フキバッタの多くは、羽が退化して成虫になっても翅は短いままで飛翔はできません。

名前に“フキ”がつくように、フキが主な食草ですがクズなども良く食べ、林道ではよく目にするバッタです。
バッタやイナゴの成虫も徐々に見られるようになってきました。


明日は月曜日ですが祝日なのでセンターは開館いたします。
変わりに、22日火曜日が休館日になりますのでよろしくお願い致します。
by isumi-sato | 2014-07-20 17:28 | いきもの