千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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カテゴリ:しょくぶつ( 346 )

寒さの中の春のきざしは、、

2月15日、曇り一時小雨。午前9時の気温は1.9℃、今朝の最低気温はマイナス1.6℃でした。朝方、小雪が風に舞いました。



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どんよりと薄暗い曇の一日で、午後には一時冷たい雨が落ちました。今日の最高気温は、7.6℃でした。
でも予報では、明日から気温が上がってくるといっています。



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冬枯れの湿性生態園。なかなか冬の風情がたっぷりです。



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山すそにあるトウキヨウサンショウウオの卵のうを見てきました。
寒い日が続いて生まれた卵のうの数は増えていませんでした。
9日にブログで紹介した今季初見の卵のうは、水を吸ってプクプクにふくらんでいます。
かわいそうに。少し離れたところににトウキヨウサンショウウオの成体がかみつかれた傷を見せてお腹を上にして沈んでいました。犯人は? アライグマでしょうか?



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暗い天気の一日で明るいものはないかなと探していると、往復の林道沿いに雨に濡れて輝くように明るい葉がありました。
大きめの赤い芽と大きめな葉っぱが見えます。タブノキです。



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さらに、赤い粒粒をたくさんつけている中木も発見。
葉は小さめで、縁にギザギザがたくさんあります。
ヒサカキが蕾をつけ始めているようです。
冬の終わりに花を咲かせると、独特のかほりを漂わせます。



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畑に戻ると、取り囲むウメの木は紅白の花を咲かせています。



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紅梅ははやほぼ満開です。




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最後に春らしい花を。ほんの一部、少しだけ咲いています。
ナノハナです。



ご来館お待ちしております。



by isumi-sato | 2019-02-15 17:06 | しょくぶつ

枯枝も楽し

1月25日、快晴のち曇。午前9時の気温は3.7℃、今朝の最低気温は、マイナス1.6℃でした。雨が降らない日が続いて、空気が乾いています。
小水路の水は、流れている部分は凍っていませんでしたが、行き止まりの水路の止水域の水は氷が張っていました。



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午後から雲が空一面に広がりました。
今年は昆虫広場の草刈りを一面強く行いました。
ススキ、オギの穂が来年たくさん出ることを期待しています。


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万木堰は、水面に林が写り込んでとても静かです。
今日の鳥の姿は、カイツブリだけが見えました。
対岸に白く見える多くの枝は、葉を落としたアカメガシワです。
春や夏との違いが、季節感を伝えてくれます。



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センターを囲む東側の斜面の林は、冬の姿に葉を落とした白い枝の割合がここ数年で増えてきているように感じます。広葉樹が大きくなっているのでしょう。



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堰の堤沿いの葉を落としたアジサイには、枯れたカラスウリのオレンジ色の実がたくさんぶら下がって、楽しい装飾になっていました。



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また、別のアジサイには、からんだノウゼンカズラの葉だけが青々と見えています。
薄茶色の実は、ヘクソカズラの実です。



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堰の岸に枯れススキがありました。



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ススキの穂のタネ、一粒をよく見ると、タネの先端に毛が一本すっと生えています。
これがススキの特徴です。この毛、ノギといいます。オギとの見分けのポイントにもなります。


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近くに、とげがたくさん見える枝がありました。メギです。



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足もとには、「草紅葉」のように赤い葉をつけた、これもトゲをつけている20cm くらいの低い植物がありました。アリドオシでしょうか。




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マツの木の足もとには、松葉の上にマツボックリが転がっていました。






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それでも、春は確実に近づいているようです。
駐車場の近く、隣地に植えてある梅の枝に、一輪の白梅がありました。

ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2019-01-25 17:22 | しょくぶつ

冬の樹木。その枝先

1月11日、晴れ。午前9時の気温は6.8℃、今朝の最低気温はマイナス2.7℃でした。


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朝の北側の空は、青空が澄み渡り、遠くの丘陵と空の境界は輝くように光ってみえました。



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一方、南の空には、丘陵と空の境界には高積雲、高い位置には層状に広がる巻層雲が広がっていましたが、日が昇るにつれて雲がなくなっていきました。




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きのうの朝、今朝と零下4℃台、零下2℃台と冷え込みました。当センター敷地中央を流れる万木堰からの排水路の水面にも薄く氷が張っています。




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その万木堰は、、、。というと、ほぼ全面に氷が張っていました。
今日は生きものの姿はほとんど見えませんでした。遠くからピリピリピリとカイツブリの声だけが響いてきます。
今日は昼を過ぎても水面は半分以上凍ったままでした。




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堰の近くの急な斜面に25年くらいして自生してできた林があります。今は千葉県夷隅において自然に生えてくる先駆植物の林になってきています。
そんな日が当たった冬の林の樹木を観察してみると、、。



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枝先にまるで根っこのような細いヒゲをぶら下げているように見える樹木があります。ヌルデです。



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つぶつぶの実をたくさんつけている樹木があります。この実にはロウ物質が多く含まれているといいます。冬場の鳥たちの胃袋を満たす食料にもなっている、ハゼノキです。




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枝先に赤紫色の丸い小さな実がポチポチついて見える樹があります。
この実はあまり鳥たちには食べられないようです。イヌビワです。




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丸くて少し堅そうなコマの形をした小さな実をたくさんつけている樹がありました。
四月下旬ころに白い花をたくさんつけていた、ウツギです。この実も鳥たちにはあまり人気はないようです。




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さらに青空をバックに、木のてっぺんを見てみると、葉の芽を準備しているようすがわかります。これは、コナラの樹の先です。




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また、冬場に上の方の枝先にいろいろぶら下げている樹も見えます。湿ったところに生えているハンノキです。先端の上方に雄花のあとが、その下に丸く雌花のあとの堅果が見えています。





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日当たりのよいところの葉っぱは、日に当たって寒い冬には明るく輝いてみえます。
常緑の葉っぱで輝いていて見えたのは、アカガシ。全縁で葉のフチにギザギザが見えません。葉の先の方がすっと細くなっています。




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目の高さに見えて、明るく輝いていた大きな葉は、、、。

高木ではありません。アオキでした。先端に蕾が待機中です。




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さらに斜面全体に生えて輝いていたのは、シダ植物たちです。





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歩いていると人の姿を見て、常緑の木の根元近くの枝の中に野鳥が逃げ込んでこちらをうかがっていました。枝のすきまからシロハラ君の姿を撮影できました。



冬の散策もいろいろ面白い発見があります。
ご来館お待ちしております。



by isumi-sato | 2019-01-11 16:59 | しょくぶつ

芸術の秋、食欲の秋

11月22日(木)雨☂。午前9時の気温は12.7℃、湿度は97%です。冷たい雨が、降ったり止んだりの一日でした。




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濡れた葉が、冷たい雨を物語っています。関東地方で初氷が観測されたようです。ここ千葉県いすみ市ではいつでしょうかね~…ブルブル。





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さとの文化祭が5日目を迎えました。子どもたちの芸術作品が、ずらりと並んでいます。本当に素晴らしい作品ばかりです。


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こちらの作品タイトルは、「収穫の秋」です。おいしそう(#^.^#)





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里山でも、実りの秋を迎えています。フユイチゴが、たわわに実をつけていますよ~♪ これから、どんどん実をつけていきます。





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カラスウリも、秋の里山を散策しているとよく見かけます。食べられるのかな? 





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林の縁で、見慣れない実を見かけました。





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かわいらしい実だな~(#^.^#) ハダカホオズキという植物の実のようです。ホオズキ市でみるホオズキとは違い、実が裸だから名づけられたんだとか。





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雨だからこそ観察できる光景です。なかよく実がくっついています。





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マンリョウの実も、鮮やかに色づいています。キレイ!





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あ~、晩秋の自然観察もオモシロイですね。でも、注意も必要です。





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このような看板を見かけたらご注意を!ぜったいに罠には近づかないでくださいね。

by isumi-sato | 2018-11-22 17:06 | しょくぶつ

暖かい秋

11月11日、曇のち快晴。午前9時の気温は15.1℃、今朝の最低気温は11.4℃でした。
ここ十日ほどは、最低気温は10℃台前半、最高気温が20度台という暖かい気温の日が続きました。ペルー沖にエルニーニョ現象が現れたと聞きました。今年の冬は暖かいのでしょうか?


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午後三時過ぎ、北には青空が広がっています。田んぼは少しの緑色と茶色です。
そろそろツグミなどが見られるころですが、今年はまだ姿を見ていません。
日なたの水路では、ザリガニ釣りに挑戦中の親子がいます。でもザリガニももうエサの食いはよくないようです。



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対岸の林の斜面には、葉を落とした樹木の枝もまじり、さらに一段季節が進んだ
と感じられます。



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万木堰対岸のアカメガシワの連なりは、黄葉の色が目立ち始めました。水面に黄色い葉の色が写り込んで秋をいっそう感じさせるようです。
水面に張り出した樹冠の下には、カルガモ、マガモが姿を隠して休んでいます。




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林道を歩くと、この個体はかなりオクテなのでしょう。実を割っている小さめのアケビの実をひとつ、発見できました。






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湿性生態園のデッキはヤナギの落葉でいっぱいです。



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濃い目のピンク色の花を見せていたアザミが、タネになって綿毛を見せていました。




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湿性生態園のミゾソバにはまだ花を咲かせているものがあります。ひと月前よりは全体に白っぽい花色が増えています。




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アキノウナギツカミ、花の開きが小さいためか、先が濃いピンクに見えていました。






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湿性生態園の地表、白っぽい花と葉色が黄色くなってきたミゾソバ、まだ花を見せているイヌタデ、そして一番手前には冬に花をつけるスイセンの茎が伸びてきています。



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日当たりのよい林縁では、オオアオイトンボが二匹連結して細い枝先にとまったり少し飛んだりを繰り返していました。





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ハス田では、枯れたハスの茎の先に真っ赤な赤トンボの仲間が日光の光を浴びていました。(胸の模様がはねの奥で、ナツアカネなのかアキアカネなのかは今一つはっきりしません) 堰の手すりにも畑にも赤とんぼが飛んでいます。
赤トンボたちは、少しよく観察するとこの時期たくさん飛んでいるのを発見できます。



秋の散策によい季節です。
ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2018-11-11 17:14 | しょくぶつ

秋のいろいろな葉-その2

11月9日、雨ときどき曇。午前9時の気温は16.8℃、今朝の最低気温は15.1℃でした。夜半から雨が降り続いて、一日中雨模様の天気となりました。0時~17時までの降水量は6mmになりました。



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昆虫広場でも頭上の空はどよーんとして、飛んでいる昆虫の姿も少ない一日です。
今日は雨模様だったため、二、三日前の写真も使わせていただきます。



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いろいろな形の葉がついています。切れ込みが深いものやそうでもないもの。同じ種類の木でも違った形の葉が見られるのがこの木の特徴でもあります。クワの木です。実の時期は終わり、葉の色は少し黄色くなってきています。林道沿いでは落ちた種から自然に芽が吹いて生えて来るクワも見つけられます。




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つやつやとした緑色の葉、さらに特徴ある実の姿を見せていたこの木も冬には葉を落とします。今は少しずつ葉の色を黄色に変えていっています。



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すでに実を落としたのでしょうか、実の姿の見えない木も見かけられます。イヌビワです。




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つい二、三週間前まできれいな紫色の花をつけていたホトトギスは、花のあとのサヤが見えています。



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湿性生態園の空を見上げるとすでに枝だけになっている樹があります。



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枝の中に小さな黒い実がついているのが見えています。
ハンノキです。実のように見えているのは球果です。



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林道沿いに黄色くなったつる植物が見られます。




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ヤマノイモです。黒い実がついています。ご存知、ムカゴです。


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赤い実がところどころに見られます。野鳥たちの好物、ガマズミです。葉は葉脈がたくさん見えますが、縁から色を変えてきています。でもこれは今年の台風の影響、塩害のせいかもしれません。



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ムラサキシキブです。秋に小さな実が紫に目立ってきれいなのですが、今年はあまり目立ちません。九月に雨が多く日照が少なかったためでしょうか。




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先月にいただいた野鳥の絵画を展示しました。事務所窓口の上に展示してありますのでご覧になってください。

週末は天気が良い予報が出ています。ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2018-11-09 17:50 | しょくぶつ

立冬。秋のいろいろな葉-その1

11月7日、立冬。晴れのち曇。午前9時の気温は18.0℃、今朝の最低気温は15.1℃でした。
風速4m/sという強い北風が一日中吹いていました。しかし冷たくはなく、少し生ぬるいくらいの空気の一日でした。最高気温は19.9℃の立冬です。


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朝は青空が見えていましたが、、、



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午後はすっかり曇空になってしまいました。



この時期当センターを歩くと、色づいてきた房総半島らしい秋の植物のいろいろな葉や実を見ることができます。
見上げて頭の上に見える葉なども紹介します。


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エノキの樹の葉は少しずつ黄色くなってきました。樹によってですが枝先には小さな黒い実がたくさんついています。



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房総では紅葉の赤い葉は少ないのですが、ハゼノキは赤い色を見せてくれ始めました。



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葉の柄に翼を持つという珍しい特徴のあるヌルデも黄葉を始めています。




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よく見ると乾いた洋ナシのような形をした、実のように見えるものがぶら下がっているのを発見することがあります。ヌルデの虫えいです。ふしなどとも言われ、昔はお歯黒の材料に利用したともいわれています。




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夏の遅くまで花を見せてくれたタマアジサイは、秋にこんな姿になっていました。




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湿性生態園のヤナギ林は落葉が進んで水面には落葉がたくさん浮かんでいます。




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湿性生態園の地表でお腹をふくらませた太ったカエルに出会いました。虫などたくさん食べているようすです。冬眠までもう少しのニホンアカガエルです。


他にもたくさん秋の季節感ある植物が発見できます。
ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2018-11-07 17:10 | しょくぶつ

これらにも塩害?

10月14日(日)、午前中は雨でした。今朝の最低気温は14.2℃、昨夜降り始めからの累積降水量は16:30分時点で9.5mmです。
昼前からは雨も止んできて、薄日がさすようになったのですが・・・

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16時ころの空のようす。青空が見えていますが雨がポツリポツリと・・
すっきりしない週末でした。


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中庭のモクレンの葉です。ちょっと可愛そうですね。塩害でしょう。


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被害はモクレンだけに限りません。これはススキ。そろそろ穂が出てくる時期なのですが、昆虫広場のススキはみんなこんな感じです。

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こちらはオギ。ススキ同様ですね。
台風24号の暴風と風送塩にさらされて、園内のオギやススキはおしなべてこんな様子。以前も塩害は出ましたが、オギやススキへの被害は記憶に無いので、別な要因かもしれませんけど・・枯れ始めているように見えます。



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一方、こちらはマキ。緑の葉が順調に成長しています。この差はどこから来るのでしょうね。
3方を海に囲まれた千葉県の木だけあって、塩には強いようですね。


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一方、こちらはセイタカアワダチソウ。外来種は塩害にも強いのかと、妙なところで感心してしまいます。
草木染めの時には咲いていませんでした。実は昨年は行事のときは終わっていたので、今年は早めて開催したら花には早すぎた、というありさま。自然相手に時期をセッティングするのは本当に難しい。
ただ、セイタカアワダチソウが繁茂する姿は園内を手入れをしていないようにも見えます。なので、近い内に草刈り予定。しかし、セイタカアワダチソウはなかなか手のかかる植物で、刈っても刈っても刈りきれません。
除草剤で地下茎ごと駆除してしまえば、とも思うのですが、これはこれで、この時期の吸蜜昆虫たちには大事な花。この時期、瞬間的に本種が消滅したら、生態系は大パニックになる、かな?

来週は週末には天気が回復しそうな雰囲気ですが、前半は曇りがちの予報。
スッキリした秋空をみたいですね。
天気が良くなったら散策においでください。お待ちしています。


by isumi-sato | 2018-10-14 17:05 | しょくぶつ

曇り。秋の一日

9月22日、曇一時晴れ。午前9時の気温は24.8℃、今朝の最低気温は19.3℃でした。
予報では、今日は昼ごろ一時的に雨が降り曇りがちな一日となっています。


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朝方少しの間、薄日がさした頃合いを見て駐車場の舗装にむしろを広げて、先日脱穀したもち米のモミを広げて乾燥をしています。


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しかし、北の方の黒い雲は近づいてくるので、二時間余りでかたづけることにしました。それでもずいぶんとモミの手触りは乾いて軽くなりました。
昭和30、40年代まではこのむしろに広げて干す光景は一般的で、こどもにも天地返しなどの仕事の手伝いがよく与えられていたそうです。




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小雨が降り続いた後の空気は湿度が高く、朝の飼育水槽の外側には水滴がたくさんついていました。




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センター内雑木林を歩くと足元には、クヌギのドングリが落ちていました。




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林道を歩くと、カラスウリの葉色が変化して秋を感じさせてくれます。




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カラスウリの実も発見しました。まだスイカのように縞模様が入って緑色をしています。
オレンジ色のカラスウリらしい実になるには、もう少し時間がかかりそうです。



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湿性生態園のデッキ沿いに、これよりも五分の一以上も小さな直径10mm程のツル植物の丸い実がありました。スズメウリです。こちらはやがて、白い色の実になります。




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湿性生態園ヤナギ林の根元の水位が上がりました。根がだいぶ隠れて、ヤナギ水没林と呼ぶにふさわしく戻りました。降り続いた雨で、周囲の山からジワジワと水の流入が続いているもようです。



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ヌスビトハギの花と実も観察できました。



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畑では、ワタの実がはじけ始めました。白いやわらかなものが膨らんで開いています。



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堰の水位は、土管の下四分の一くらいになりました。
長い間水位が低い状態が続いていたので、水が少したまると、少しほっとします。



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モズの鳴き声が聞こえてきます。
電線ですが、停まっている姿を撮影できました。

秋の散策に、ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2018-09-22 17:23 | しょくぶつ

秋の雨、秋の花


9月15日、雨。午前9時の気温は20.6℃、今朝の最低気温は19.1℃でした。
きのうの最高気温は24.8℃と、9月11日までの連日30度を超えた今年の猛暑はやっと次の季節へと移行したもようです。

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きのうに続いて、今日も小雨が降り続く一日となりました。九月は一年のうちで最も日照時間が短い月で、逆に降水量は多いといいます。
この3連休は残念ながら雨が続く天候となってしまいました。
万木堰の水面に雨模様が広がります。が、水位はまだ上がらずオーバーフローの土管より下の方に土が見えつづけています。



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田んぼにも水がたまり始めました。





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ハザ掛けの稲束も濡れてしまっています。





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田んぼのフチには、白い花が咲いていました。稲刈りが終わって光がたくさん射すようになったためか、オモダカが元気にいくつもの白い花をつけています。
来年雑草がはびこらないためには、このオモダカの果実は除いておいた方が良いようです。





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田んぼの南側、先日紹介した赤い花の蕾、数メートル隣では、ヒガンバナが早くも花を満開に開いていました。




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昆虫広場の草むらの中に、小さな赤紫色の花がたくさん咲き始めています。秋の代名詞といってもよい、秋の七草のひとつ、ハギの花です。




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すぐ近くでは、ススキの穂が出てきています。その茎を上に登っていく昆虫がいました。触角の長い、アシもなかなか長い、背中に茶色のラインを持った昆虫です。どうやらキリギリスの仲間、セスジツユムシのようです。




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雑木林の中、中低木のタチバナモドキにも、触角の長い、どうやら同じ昆虫がいました。さきほどと同じセスジツユムシのようです。



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堰の堤沿いのアジサイの中に白い花が咲き始めています。ヒヨドリバナのようです。
葉にクマリンを含むため、乾燥させると甘い香りがするといいます。




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昆虫広場の草むら、ススキの根元をさがして ナンバンギセル の花を見つけることができました。ナンバンギセルはハマウツボ科の一年生の寄生植物です。みずからは光合成を行なうことを放棄し、他の植物から糖分を盗んで生活しています。
秋になると地上部は10cmくらい、2~3cmの小さな赤紫色のパイプを立てたような姿の花を見つけることができます。他にイネ科植物や、ミョウガ、ギボウシ、ユッカなどにも寄生して、熱帯ではサトウキビにも寄生するので害草として扱われているようです。白花のものや青紫色のものもあるようです。万葉集では「思ひ草」の名前で読まれているものがナンバンギセルに該当するといわれて古代から日本人の目にとまっていたようです。
昆虫広場では、毎年ほぼ同じ場所、二ヵ所ほどの場所にそのかわいい姿を見つけることができます。花は一日二日でしぼんで姿を変えてしまい、近くにいくつかの花を繰り返して咲かせているようです。
目が慣れないと、少し見つけにくい植物です。



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小雨の降る中でも、トンボたちが飛んでいます。ひもに止まった瞬間、撮影できたのは、ノシメトンボ。腹の背中側が赤茶色に変わってきています。身近な赤トンボのひとつです。



季節はめぐり、秋らしいいきものがたくさん観察できます。
ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2018-09-15 17:17 | しょくぶつ