千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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カテゴリ:しょくぶつ( 331 )

梅雨の晴れ間の花々

6月7日、曇りのち晴れ。午前9時の気温は20.8℃、今朝の最低気温は18.1℃、湿度92%でした。日中は、雨が上がって晴れると蒸し暑くなりました。
今回の降水量は当センター計測値で25mmでした。



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田んぼのイネは順調に生育しています。少し離れて写真を撮ると全面緑色で、水面が写真に写らなくなりました。



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イネの根元には、毎日、ほぼ3株に1株くらいの密度でアオイトトンボの羽化が観察できます。[イネの株数×1/3×10日間 ] と、考えただけでもものすごい数のイトトンボが誕生していることになります。




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畑作業は、晴れ間に小麦を刈りました。田んぼ前の建屋軒下にぶら下げて乾燥をはじめました。




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また中庭では、ソラマメを干して来年用の種を作っています。
サヤのまま干していると黒くなります。よく乾かしてサヤの中の豆(薄茶色)を取り、
風通しの良い冷暗所で保存しておきます。






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ハス田では、一面ハスの葉で覆われ始めました。





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ここ数日、ハスの花の開くのはいつでしょうか? と、問い合わせがあります。
例年6月下旬、20日過ぎころに開花しているのですが、ここ数年は数日早まっています。今年は6月後半に咲きだすかもしれません。今日の蕾はこんな具合です。まだ細長いのですが、4cmくらいに育っています。
開花情報はこのブログでも、随時お伝えいたします。




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この小さな花は何か、わかるでしょうか? 紫色の細かく小さな花ですが、今たくさん蕾が開いて咲き始めています。少しひいて、葉と共に写っていればわかる方も増えるでしょうか?






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先日も紹介した、ムラサキシキブの花です。晴れて光がたくさんあたる日の方が、花の開花も進むようです。







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同じく大きな樹木の細かい花が白く咲いています。
クマノミズキの花です。葉は対生で生えています。ちなみにミズキの葉は互生。




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雨で水がたまった堰沿いのアジサイは、すっかり色をつけて、咲き始めの花が並びました。




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一方駐車場の角、田んぼへの入口近くのガクアジサイは、フチの装飾花が開いて色をつけ始めました。




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いすみの地域固有種、イスミスズカケの蕾は少しずつ大きく育っています。
こちらも開花が楽しみです。


ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2018-06-07 17:05 | しょくぶつ

6月になりました

6月1日、晴れ。午前9時の気温は21.8℃、今朝の最低気温は16.1℃でした。




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きのうの梅雨のような雨模様から一転して上空には、白い雲と青空が広がりました。
空気も乾いたサラッとした空気で朝の湿度は54%でした。



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きのうの雨模様でも鳴いています。そして今日も鳴いています。
アシハラのアシに止まることが基本なのですが、昆虫広場のアシはまだ丈が低いからでしょう。雑木林の入口にあるクヌギの枝の中で今一番元気な鳴き声が響いてきます。




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夏鳥のオオヨシキリです。ギョギョシ、ギョギョシ。ケケケ、ケケーー。





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きのうの雨滴がついたハナショウブには季節感とともに、しっとりと趣きを感じます。晴れの日のハナショウブは、"花びら"が乾いて少しかわいそうに感じるくらいです。




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でも晴れた日には花に昆虫がたくさん訪れています。見ているとハナショウブの"花びら"(外側の大きな三枚の外花被片と内側の小さな三枚の内花被片。本当は花びらではありません。)の間にもぐっていきます。








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左の体に模様が見えるのが、ハナアブの仲間。お腹に花粉をつけているのは、ハナバチの仲間です。一般的に触角の長さに注目すると、アブの方は短く、ハチの方が長いという特徴があります。これらほとんどの昆虫はお花好きで、人間にはほとんど見向きもしないようです。ハチでも静かに見ている分には、刺されたりしませんから大丈夫ですよ。(スズメバチだけは静かに遠ざかりましょう。)


ついでにアヤメ科の植物の話を少し。アヤメは少し乾いたところ。ノハナショウブはやや湿った草地、カキツバタは最も水の多い水湿地に生えるという性質の違いがあります。
それぞれ花の形、模様にも違いがあります。
また、(ノ)ハナショウブの葉には、中脈といって葉の中央に隆起した筋が通っていることも差別できる観察ポイントです。








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今昆虫広場を歩くと、足もとには小さな白い穂が揺れています。離れてみていると花束のカスミソウのような見え方です。茎の先に4mm程の三角状卵形の小穂をたくさんつけている植物があります。近くで撮影するにはカメラのオートフォーカス泣かせのようで、なかなかピントが合いません。




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ヨーロッパ原産の一年草でヒメコバンソウ(イネ科コバンソウ属)です。穂の形が小判に似ていて、4mm程と小さいからついた名前です。
似たものでこれに比べれば大きな小判のように見える、10~20mmくらいの大きさの穂がつくのは、コバンソウです。





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ディキャンプ場の山裾には、この時期の花が咲き始めています。
恋にまつわる伝説を扱った謡曲「定家」からその名がついたという、テイカカズラ(キョウチクトウ科)。
常緑つる性の植物で付着根によって木の幹などを高くよじ上ります。甘く香る白い花がたくさん咲いています。花色は少したつとクリーム色へと変化します。




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秋の実の代表のひとつ。ムラサキシキブ(クマツヅラ科)の花が咲き始めました。
花を見ながら、秋の実にも思いをはせます。


歩くとたくさんの発見があります。ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2018-06-01 17:08 | しょくぶつ

蒸し暑くなりました

5月29日(火)、今朝の最低気温は14.7℃、9時にはすでに24.5℃となりましたが、最高気温は26℃でした。お日様は殆ど出てこない曇りがちの一日でしたが、蒸し暑いこと。そろそろエアコンの季節でしょうか。

事務室のドアや窓を開けておくと綿毛が入ってきます。

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その発生源は・・といえば、この時期はこれが一番多いでしょうね。
ご存知チガヤです。センターの昆虫広場にもいくらかこのようにまとまっていますが、草刈りの時期によっては極端に少ない年もあります。コントロールは難しいですね。
そおいえば、今年はネジバナが少なかったようです。


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畑ではこの花が目立ちました。
紫色のこの花は、概ね下向きに咲いています。で、カメラを下において上向きでパシャ。
オートフォーカスは便利ですね。
もちろん、ナスの花です。


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こちらはセンター南側の堰の土手にあるアジサイ。
だいぶ色づいてきました。この花が色づくと、いよいよ梅雨時の到来ですね。
今週半ばには梅雨の走り、来週は晴れ間もあるようなので、梅雨入りは再来週になるのでしょうか。
梅雨入り平年日は、南関東ではたしか6月8日だったかと。


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湿性生態園では草刈りしたあとを狙って、やってくれていました。
だいぶラッセル痕がひろがっています。まあ、しょうがないか。とは言いつつも、野生動物との共生には厳しいものがあります。
もちろん、イノシシの荒らした跡ですよ。


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デイキャンプ上ではクリの花が満開です。
いま、家の庭先や山の斜面など、結構目立ちますね。
秋に実がなり地面に落ちると、それを目当てにやはりイノシシなどが出てきます。


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こちらは梅の実、いえいえ、オニグルミです。
これを食べにリスが出てきます。秋にはきれいに割ったくるみの殻が観察できますし、運が良ければベンチで食事中の彼らを見ることができるかも。ただ、朝8時30分くらいまでかな。


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オニグルミの木陰にベンチがあります。蒸し暑い中、そこに座っていると気持ち良い風に吹かれて汗も引っ込みます。ハスはまだ葉を広げている最中。花芽が出るまではあと10日か2週間位かな。
この時期はハス田にウシガエルが産卵します。見つけると網ですくって処分。
そんな季節になりました。




by isumi-sato | 2018-05-29 17:15 | しょくぶつ

かほる花々

5月10日、曇一時雨のち晴れ。午前9時の気温は14.7℃、今朝の最低気温は9.9℃でした。寒い日が数日続いています。
あととい、昨日と降り続いた雨は、最近で最もまとまった雨量となり、降り始めから59mmとなりました。


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万木堰の水位は上がりました。
朝の曇の後、昼ころ北の方から空が暗くなり、一時雨が二度ほど降りました。その後3時過ぎころから青空が見えるようになりました。



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金具を直しに屋根に上ったついでに、屋根の上のアングルからの夕方の晴れたときの田んぼです。だいぶイネの緑色がしっかりしてきています。




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田んぼの脇で低い目線からはこんな具合です。丈は13cmくらいになりました。





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近くで見ると、それぞれの葉がぴんとして元気に伸びています。植えた本数にむらがあることがわかりますね。






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林道を歩くと、常緑、トベラの花が咲いています。良い香りがします。葉の縁がそり返ることが特徴です。




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さらにつる植物、白い花のあまいかほりがしてきます。スイカヅラの花が開いています。開いてすぐは白い花ですが、やがて黄色っぽく変化します。そのため別名でキンギンカ(金銀花)とも呼ばれています。




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マユミの小さなつぼみが開いて、花が見られました。






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モミジイチゴの実がオレンジ色になっています。おいしく食べられる実です。





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湿性生態園のヤナギ林の中で、シジュウカラが盛んに鳴いていました。
ツピーツピー、チッチー。ジュクジュクジュク。





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そのヤナギ、マルバヤナギ(別名アカメヤナギ)の花のあとが気になります。





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綿毛を飛ばす準備が進んでいます。








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別の木では、こんな具合に綿毛が準備されていました。

日々、おもしろい発見があります。
ご来館お待ちしております。



by isumi-sato | 2018-05-10 17:36 | しょくぶつ

連休最終日。いろいろな花が咲き始めています。

5月6日、晴れ。午前9時の気温は23.0℃、今朝の最低気温は11.3℃でした。
今日の最高気温は24.7℃になりました。午後2時過ぎころから少し強い風が吹き始めました。

ゴールデンウィークも最終日。昼ころまではたくさんのみなさんが訪れてザリガニ釣りやネイチャーコレクションの色塗りなどでにぎわいました。午後からはみなさん帰宅時間になったようで、人も少なくなりました。



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4月29日に田植えをした田んぼでは、少しずつ緑色が増えているように見えます。
目ただないのですが、イネが確実に生長しているようです。




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ハスの葉っぱも生長して、水面から頭を持ち上げる葉もみられます。
オニグルミの葉が茂り、アシ原の緑色部分は茶色の枯れた部分の半分の丈になってきました。まもなく、オオヨシキリがやってきて、1日中ギョギョシギョギョシと鳴き続けることでしょう。




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中庭の草が少しのびて、シロツメクサやニワゼキショウがたくさん咲き始めました。
ニワゼキショウは小さな花ですが、花びらのつき方などよく観察するとおもしろい発見があります。




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花の色も薄いものから濃いものまで、変化が見られます。




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キショウブの中に白い花が見られました。




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色素が欠けている(アルビノ)個体のようです。




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小水路沿いに黄色い花が咲いたあと、金平糖のような丸いとげとげの実をつけている植物があります。金平糖のようなこの密度の実をつけているのは、キツネノボタンか、ケキツネノボタンです。よく観察すると、とげとげの先端が少し曲がっていること、葉のさけ方も3全裂であること、茎に毛が見られることから、(ケ)キツネノボタン(キンポウゲ科)のようです。実はキツネノボタンと、ケキツネノボタンの見分けは、中間型も多いことから難しいといいます。
よく似たタガラシは、全体に毛がないことや、そう果が楕円形で一つ一つの凸凹がもっと細かく、葉が3深裂することで区別できます。

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近くの田んぼに生えていたタガラシのそう果が写った写真を追加して掲げます。(5月9日修正)




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畑では、ジャガイモの花が咲き始めました。アンデス―インカのめざめ という原種に近い品種です。




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堰の道端にヒメコバンソウの実が風に揺れていました。




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池のほとりでは2色の花色をつけている花が咲き始めました。ニシキウツギです。
しかしよく観察すると、はじめはみな白い花色で、ピンクのものは時間が経過して色が変化してきていることに気づかされます。みなさんも観察してみてください。


ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2018-05-06 17:37 | しょくぶつ

実、いろいろ

4月28日(土)、今朝の最低気温は11.6℃、朝9時では20.3℃、最高気温は21.4℃でした。ちょっと寒い朝かも。日中はちょっと風もありましたが、でも気持ちの良い一日でした。
いよいよ大型連休のスタートです。私の友人は今日から9連休、優雅ですね。私たちスタッフは連休とは無関係、平常営業中です。


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今日も朝からザリガニ釣り。護岸を再整備して足元がしっかりとしているので遊びやすいかな?


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新緑の木立の中は気持ちいいですね。なんか 初夏 という感じ。


本日はセンター内で見られる植物から「実」をいくつかご紹介。

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さて、この白い花は何でしょう。


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こんな実(種)をつけています。毎年ネタとして取り上げているので、もうお分かりですね。

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そう、大根の花と実です。観察用に数本残しておいてのですが、どうゆう理由か1本しか残っていません。折れたやつ1本は処分はしましたが、のこりは? ミステリーです。


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この花は分かりますか?


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こんな実をつけます。そう、キヌサヤエンドウです。花をたくさんつけるので、蝶が来ることを期待しているのですが、なかなか期待通りには行かないですね。


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この実はわかりますか?春先に白い花を咲かせていたアンズの実です。


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そしてこちらはスモモ。同じ時期に花を咲かせていたのですが、実はずいぶんとようすが違いますね。

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これはなんだかわかりますか。今年の花はほぼ同時期でした。そう、ソメイヨシノのサクランボです。赤く熟しているようですが、ちょっと口に含む気にはなれないです。小さな実です。


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そして本日の大トリはこの実。もうお分かりですね。焼酎に付け込んで・・なんてことはセンターではしませんから。そう、ウメの実です。たわわに実っています。

センターは自然観察の場です。畑の野菜は行事で使ったり、時には配布したりしもしますが、基本は「こんな花が咲くんだ」「こんな実の付き方をするんだ」を見てもらいたいので栽培しています。
なんで落花生というのか、なんで空豆というのか、わかると思いますよ。その時期が来たらブログのネタにしますので、皆さんも観察に来てくださいね。

明日は田植え行事、良い天気でできそうです。


by isumi-sato | 2018-04-28 17:15 | しょくぶつ

初夏の陽射

4月21日、今朝の最低気温は9.6℃、最高気温は24.8℃、惜しいところで夏日には届きませんでした。でもお昼のニュースでは、気温が上がったところもあったようですね。気温の日格差が大きいと身体にこたえます。午後からは南風がちょっと強くなりましたが、当地ではどちらかといえば初夏の気候でした。
作業をするとすぐ汗ばみます。


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タンポポも綿毛がどんどん飛んでいます。季節は確実な歩みを進めていますね。


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湿性生態園のヤナギ林の根元、堰の水が農業用水として利用されるため年間の水位差があります。今は水位が下がっている時期、これからもっと水位も下がり根元が露出していきます。
いわゆるマングローブ林とまでは行きませんが、当地独自の、人と自然が作り出す特異な風景が作り出されています。


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このように木の根元の土までも露出するのは、全体としてはもう少し後でしょうね。
田んぼに流す水を落とし続ける期間とその間の降水量とのかねあいですが、、。
今はすでにヤナギの花が咲いて、水面やデッキにたくさんの花が落ちています。
その前にヤナギの木の綿毛(柳恕(りゅうじょ))が飛ぶようになるのは5月下旬(ここ数年は連休の始まりころに飛び始め、5月下旬ころまでは少しですが飛んでいます)。でも、今年は春のすすみが順調なので早くなるかもしれませんね。ビデオがうまく撮れるかなぁ?



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中央にはフジの花が咲いているのですが・・今年は咲き始めが遅く、色も今一歩、といった感じです。残念。


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これはスダジイの花。近くで見ると それなり なのですが・・・


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山の斜面で見ると、ひときわ目立っています。
ある時、子どもに「あのブロッコリーのように見える木」と教えたら、その後しばらくはスダジイの名前が出ずに、ブロッコリー、ブロッコリー・・・・子どもには印象的なイメージがあったのでしょうね。


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皆さんが歩く通路の草刈りが本格的に始まりました。草刈りは原則平日、休日は人があまりいない外周部などでの作業です。
また、草刈りに追われるシーズン到来です。


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うちの創作担当が何やら厚紙、ストロー(なんでもイギリスでは使い捨てのプラスチック製ストロー禁止が議会で審議されているとか)、ビニールひもで工作中。
近日中にはデビューできるかな?

初夏のすがすがしい空気を堪能しに来ませんか。お待ちしております。



by isumi-sato | 2018-04-21 16:45 | しょくぶつ

曇り。春の風。強し

4月11日、曇り時々晴れ。午前九時の気温は18.9℃、今朝の最低気温は7.6℃でした。
天気予報の通り、風が強い一日となりました。南東の風が、風速3m/s~8m/s の強さで吹き渡りました。時おり強く吹く風が 8m/s で、風力 4か 5の強さに相当し、風力4は和風、風力5は疾風などと呼ばれます。
最高気温は、21℃を超えました。


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田んぼやハス田からは、コロコロ、ケケケー。ゲロゲロゲロとカエルたち(シュレーゲルアオガエルとニホンアマガエル)の声がたくさん響き渡っています。
風で、ヨシやホテイチクが斜めに暴れています。




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田んぼのあぜは、草刈りをしていますが、今はあっという間に草が伸びてしまう季節です。タンポポにくわえて、今日はハルジョオンの姿が撮影できました。




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敷地に接している用水路のU時溝には田んぼへと水がたくさん流れています。その流れる水の近くにも、カントウタンポホや




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ヘビイチゴの花がたくさん咲いています。






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接写した花の姿。さてこれは何の花かわかるでしょうか?
拡大してみると、おもしろいものです。




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このような立ち姿。スイバ(別名スカンポとも)です。かじると茎が酸っぱいことがよく知られているタデ科の植物です。





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林は、新緑で明るいライムグリーンに銀色を混ぜたような色に見えます。
そのもとになっている樹木が、このはっぱ。コナラです。





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コナラの樹でも、はっぱだけ出てきている木、花をぶら下げている木があります。





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さらに、毎年、まるで実がついたように見えてしまう姿で、はっぱを広げているコナラの樹もあります。虫えいなのでしょうか。





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別の木では、葉脈を見せながら柔らかそうなみずみずしい葉を広げている木があります。
これは、ミズキの仲間で、クマノミズキ(ミズキ科)です。 ミズキは葉のつけ方が互生で、このクマノミズキは対生です。ともに幹から出る枝は、各階層状(輪状)についています。言葉で書くと面倒くさくなるのですが、きっと実物を見るほうが、腑に落ちることと思います。







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湿性生態園のヤナギ林は、明るい新緑が春らしさを訴えているかのようです。






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そして、葉の近くにたくさんの花をつけています。まるでコーラスグループが手を広げて歌っているかのような姿に見えてきました。



今日の強風で早くも水面にたくさんのヤナギの花が落ち始めました。

林道沿いでは、ウツギの木が早くも花の準備を始めています。



ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2018-04-11 17:15 | しょくぶつ

風強し。咲く花、咲いたあとの花。

4月7日、晴れ。午前9時の気温は19.8℃、今朝の最低気温は17.3℃でした。
今日は朝から風が強く吹きました。南東の風です。昼過ぎに空に黒い雲がでて、少し雨が降りました。雨の後、冷たい空気が入ってきたようです。長野の山間部や北海道では雪が降っているようです。17時の気温は14.4℃となり、今日の最低気温と一致しています。
予報では、明日とあさっての朝の気温が9℃台、8℃台と、寒さを感じるくらいになっています。



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さて、これは何でしょう?


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今日は、なかなか見ることができないトウキヨウサンショウウオの足の裏からスタートです。飼育水槽のガラスにぴったりとくっついていたので、すかさずスクープした画像です。
飼育水槽では、最近の暖かさでユキノシタの葉が元気に育ってきています。
葉の下に体を隠しつつ、えさが欲しいとガラス面に出てきてアピールしているようです。



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田んぼの水が波立っています。散った桜の花びらや小さなゴミが吹き寄せられています。




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ハス田に雨の波紋が落ちました。ハスの葉も顔を出す数が増えて、少しずつ大きくなっています。
大きくなると緑色になってきます。



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林道や山すそ沿いを歩くと、小さな白い花が見られるようになりました。
これは、ツルカノコソウ。小花がたくさん集まっています。




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その地際を見ると、その名の由来ともなる、ツルのように茎が伸びています。




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同じく小さな白い花ですが、いすみ地域に多く見られるシャクです。
花びらが平べったく、花びらの大きさに変化があって外側の花びらがやや大きくなっています。




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湿性生態園の木道沿いに、白いシャクの花が連続して見られるようになりました。





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湿性生態園のヤナギ林の新緑は、生き生きとして春らしい見ごたえがあります。
今日はいつもと違う南側からのアングルです。




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ヤナギの花も咲き始めてきました。




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ソメイヨシノもほとんど葉サクラ状態ですね。
花弁もほとんど落ちました。
わずかに一枚・・・・


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そして、、
何か緑色のものが顔を出していますね。




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よく見ると、たくさんついていますよ。

ソメイヨシノも花の咲く植物。実をつけるのは当然の結果ですね。
ただ、これから熟して黒っぽくなっていきますけど、小さすぎて食する気にはなりませんね。
大きなサクランボになってくれるのは限られた品種だけです。

サトザクラは、まだ咲いています。

ご来館お待ちしております。

by isumi-sato | 2018-04-07 17:15 | しょくぶつ

日本の春。房総の春。

4月1日、晴れ。午前九時の気温は17.2℃、今朝の最低気温は7.6℃でした。
朝から時おり強い南寄りの風が吹き、春の空気はすぐに暖かくなりました。




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今年はサクラが長い間楽しめた年のようです。風が吹くと駐車場入口付近では、花びらが舞い落ちて、サクラ吹雪が舞っていました。




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舗装面も花びらで、ほんやりさくらいろになりました。
地面に落ちたばかりの花びらが吹き上がって全身がサクラ吹雪につつまれます。日本らしい桜の季節のすばらしさに身も心もどっぷりひたる感覚です。




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サクラ並木の中で一本の木の花が遅れて開きました。サトザクラの花です。




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センターの中でも光り輝く色の新緑が見え始めました。コナラの新芽です。




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林道を歩くと、さらにいろいろな芽吹きに出会えました。
杉の濃い緑の表面に明るい黄緑色が見えています。
つる性の植物、もうすでに葉を展開していますが、アケビの葉が深緑色をバックに目立ちます。




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空を見上げると、日の光をとおしてアケビのツタが伸びています。秋にはたくさんの実が観察できる場所です。



さてここからクイズです。4種類ほど、何の樹木の新芽かわかるでしょうか?




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A。明るい場所に生えてくるよく見かける樹木です。色が赤いのは、紫外線から若い葉を守るためといわれています。



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足元には、少し大きくなった葉が枝先についています。




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B。これも房総の林沿いや、林の中によく生えています。





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C。葉と共に花の準備も始まっています。昔は、○○○のエサとしてよく植えられていました。







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D。この木も房総の明るい場所によく生えてきます。その実は冬場の鳥の食料になっているようです。たまに一枚だけ、赤い葉が見えたりします。かぶれに弱い方は要注意です。





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新葉は、常緑の中低木にもみられます。トベラは、真ん中からたくさんの若い葉をくりだしています。





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ツルのサルトリイバラには、花が咲いています。




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今年は、見られるかなーと、心配していたら、湿性生態園の入口の階段で、
キランソウが花を咲かせてくれました。




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湿性生態園の水没林、ヤナギの枝先にも新しい葉が見えています。





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マルバヤナギの芽吹きです。もう少し大きくなると一部、葉先が赤い色になるところもあります。別名でアカメヤナギとも呼ばれる所以です。





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低木の中に、白い花を咲かせているものが目に入りました。モミジイチゴです。
夏の終わりころには、たくさんの実が見られます。


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(答) A.アカメガシワ / B.イヌビワ / C.クワ (養蚕のカイコのエサ) / D.ハゼノキ


この季節は、多くの植物での芽生え、開花などの発見があります。
集まる昆虫たちも観察できます。季節の変化と共に、植物の変化を追いかけていく観察も楽しいですよ。

ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2018-04-01 17:07 | しょくぶつ