千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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2018年 09月 05日 ( 1 )

台風一過。でも残暑。センニンソウ

9月5日、曇のち晴れ。午前9時の気温は23.4℃、今朝の最低気温は22.2℃でした。
湿度が高くて、気温の低い割には空気が重く暑苦しさを感じます。気圧は、999ヘクトパスカルでした。そして今日の最高気温は、30.8℃になりました。
きのう大阪から北上し、東北地方の西方海上まで進んだ台風21号は、とても強い風を吹かせた台風で大阪や各地に大きな被害をもたらしました。
房総半島にある当センターでは、時おり少し強い風が吹きはしましたが、降水量も予想ほどではなく、当センター観測値で11mm。まとまった量にはなりませんでした。


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そのため万木堰の水位も一向に変化なく、低い状態を保っています。




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堰の上流部にあたる湿性生態園は、ずっと地表が露出した状態が続いて、マルバヤナギの水没林は細根を露出して、その周辺の土にはたくさんのイノシシの足跡が増え続けています。



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先日も話題に取り上げましたが、湿性生態園の入口付近、日当たりのよい場所で今センニンソウの白い花があちこちに咲いて、盛りです。十字に白い花びらに見えるものは、実はガク片4枚です。雄しべと雌しべがたくさんあります。





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たくさんの花から少しスッーとした独特の香りが周辺に漂います。



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茎はつる状で、葉は対生の複葉で小葉は3~7枚。葉のフチには切れ込みはありません(ギザギザがないのを全縁といいます)。葉の先はとがり卵状楕円形の形です。仲間の似たものでボタンヅルやコボタヅルには、葉のフチに切れ込みがあります。



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冬には、果実の先にひげ状の白い毛が伸びています。これを仙人のひげに見立ててセンニンソウの名がついたという説があります。写真はセンターの12月、水路沿いのクワの木にカラスウリと共に巻き付いていました。

センニンソウは、キンポウゲ科センニンソウ属。属名Clematis (クレマチス)で、その仲間ではたくさんの園芸品種が作り出されています。ハンショウヅル、クサボタン、テッセン、カザグルマなどがあります。
全草毒草ですが、漢方薬に使われることもあるようです。


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今日9月5日の朝、モズの高鳴きが稲刈りの終わった田んぼの向こうから聞こえました。残暑、まだ暑い空気が身を包んでいますが、季節は確実に動いていると、野鳥が教えてくれました。雲が早いスピードで北の方向へと流れていきます。もう少しで、秋らしい空気になることを待ちましょう。


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午後も時おり吹く風のせいでしょうか。小さなチョウたちが草の先にじっと停まっている姿がいくつも観察できました。シジミチョウの仲間、ヤマトシジミ、ベニシジミなどがいました。



by isumi-sato | 2018-09-05 17:25 | センターこぼれ話