今日は今にも雨が降りそうな中、センター田んぼの
最後の稲刈りを行いました。
お飾り用のワラを取る
“京神(きょうしん)”と
“古代米(アクネモチ)”を刈り取りました。
稲刈りは晴れの日に行いたかったのですが、稲の状態が待ってくれませんでした。
手刈りで刈ったイネは、オダカケにして乾燥させます。
このオダカケは、竹とワラ縄だけでできているので、組み立てたりばらしたりが簡単にできます(作業自体は大変なのですが構造は簡単)。
竹で3本足を作って、その場でワラ縄を使ってギュッと縛り、長い竹を支えているのです。
京神と古代米の全てをオダカケにして、センターの今年の稲刈りは終了です。
これから脱穀、籾すり、精米と仕事は残っていますが、稲刈りが終わるとほっと一息つけます。
↑京神
↑古代米(アクネモチ)…黒米です。
さて、稲刈りの途中で見つけたちょっと珍しいもの。
稲穂の部分についた黒いもの。
これは一体なんでしょうか?
拡大すると…
答えは
“コウジバナ”です。
漢字で書くと、
麹花。
稲穂に麹菌がついたため、このような状態になります。
麹花が咲くと豊作になる…といった伝承があるそうですが、今年センターの稲は不作なのです。
どうやら、麹花は出穂の前1~2週間に雨が降ると、かかりやすい病気なのだそうですが、病気といっても、何か大きな悪さをするわけではないそうです。
豊作病とも言われたりするようで…うーん…それでも今年は不作なのです。ガッカリ。
今年の不作の原因は、日照不足によるところが大きいので、麹花が出て(水分が多いと出る)も豊作には繋がらなかったようです。
来年は麹花も見られて豊作にもなったら大変嬉しいのですが、さてどうなることでしょうか。