人気ブログランキング | 話題のタグを見る

千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

isumisato.exblog.jp
ブログトップ

今年度の稲刈りが終了しました

今日は今にも雨が降りそうな中、センター田んぼの最後の稲刈りを行いました。
お飾り用のワラを取る“京神(きょうしん)”“古代米(アクネモチ)”を刈り取りました。
今年度の稲刈りが終了しました_a0123836_1729767.jpg


稲刈りは晴れの日に行いたかったのですが、稲の状態が待ってくれませんでした。
手刈りで刈ったイネは、オダカケにして乾燥させます。
今年度の稲刈りが終了しました_a0123836_1737391.jpg

このオダカケは、竹とワラ縄だけでできているので、組み立てたりばらしたりが簡単にできます(作業自体は大変なのですが構造は簡単)。
今年度の稲刈りが終了しました_a0123836_17395069.jpg

竹で3本足を作って、その場でワラ縄を使ってギュッと縛り、長い竹を支えているのです。


京神と古代米の全てをオダカケにして、センターの今年の稲刈りは終了です。
これから脱穀、籾すり、精米と仕事は残っていますが、稲刈りが終わるとほっと一息つけます。
今年度の稲刈りが終了しました_a0123836_17574382.jpg

↑京神
今年度の稲刈りが終了しました_a0123836_17575433.jpg

↑古代米(アクネモチ)…黒米です。


さて、稲刈りの途中で見つけたちょっと珍しいもの。
今年度の稲刈りが終了しました_a0123836_17435696.jpg

稲穂の部分についた黒いもの。
これは一体なんでしょうか?
拡大すると…
今年度の稲刈りが終了しました_a0123836_17443990.jpg

答えは“コウジバナ”です。
漢字で書くと、麹花
稲穂に麹菌がついたため、このような状態になります。
麹花が咲くと豊作になる…といった伝承があるそうですが、今年センターの稲は不作なのです。
どうやら、麹花は出穂の前1~2週間に雨が降ると、かかりやすい病気なのだそうですが、病気といっても、何か大きな悪さをするわけではないそうです。
豊作病とも言われたりするようで…うーん…それでも今年は不作なのです。ガッカリ。
今年の不作の原因は、日照不足によるところが大きいので、麹花が出て(水分が多いと出る)も豊作には繋がらなかったようです。
来年は麹花も見られて豊作にもなったら大変嬉しいのですが、さてどうなることでしょうか。
by isumi-sato | 2009-09-29 18:04 | 田んぼ