6月7日(土)、今朝の最低気温25.0℃、今朝の最低気温20.5℃、晴れ。今日の最高気温26.9℃。久しぶりに青い空が広がる週末となりました。本日は講師を二人招いての観察会です。センターへ集合し、あいさつ、今日の予定と移動ルートについて説明をしました。その後し観察場所へ移動します。4台の車で連なって太東海浜植物群落へ向かいました。何事もなく観察現場へ到着。車を降り早速観察会の開始です。

早速に解説が始まります。イソギク、テリハノイバラ、オニシバ、ハマヒルガオ、早咲きのスカシユリが一輪開きかけた状態で観察できました。何気に見ている植物もよくよく見てみると一つ一つ個性があり、名前があり新たな世界が広がります。

ハマヒルガオの種の話になった際、海辺の植物の種は大きく水に浮くそうで、実際に浮くかどうか講師の方が見せてくださいました。水を入れたペットボトルに水を入れ、種を入れます。下に沈んでいるのが普通のアサガオの種。浮かんでいるのがハマヒルガオの種です。いくら降っても沈みません。すごいですね。でも実際に種が浮かぶ様子を伝えてくださる講師の解説仕方がすごいですねー。わかりやすいですねー。

こちらはハマユウ(ハマオモト)の葉。花期はまだですが、存在感のある植物です。講師の話によると昔の歌人は(万葉集等)恋の歌によくハマユウを登場させたようです。ハマユウの葉に恋しい人の名前を書き、枕の下に置いて寝ると恋しい人が夢に出てくるという言い伝えがあったそうです。昔の方はロマンチストなんですねー。

この植物はハマウド。想像していたより大きい。アシタバに似ていると言われるようですが、それよりも大きく、1.5mにもなるそうです。太い茎には暗紫色のすじがあることや花期が異なることなどで違いが判ります。アシタバは食べられますが、ハマウドは食べることができません。
こちらはハマボウフウ。丈は低く長い根を砂中にまっすぐ伸ばし、枝分かれした穂に小さな白い花を付けます。若葉は食べられるそうですよ(希少になっていますので採らないでくださいね)。珍しい形の植物ですね。

上記以外に観察できた植物、コウボウムギ、コメツブウマゴヤシ、タイトゴメ、ツルナ、ヒメヤブラン、コウボウシバ、ラセイタソウ、タブノキ、ハマツメクサ、ハマエンドウ、コマツヨイグサ、ミヤコグサ、マサキなど、たくさんの植物を解説頂きました。講師の皆様ありがとうございました。
昨年は7月中旬の行った太東海浜植物群落の観察会。今年はスカシユリの開花は見られなかったものの、観察しやすい時期に行ったため、熱中症の心配もなく心地よく楽しい観察会になりました。担当者としてはできる限りこの観察会を続けていきたいと思っております。
興味のある方は来年になりますがぜひご参加くださいね。
お待ちしております。