7月5日、曇のち晴れ。午前9時の気温は27.3℃、今朝の最低気温は22.9℃、今日の最高気温は31.1℃でした。
いすみでは、朝は海の方からモヤが漂います。
今日も気温が上がって、昼過ぎは熱中症注意の時間帯です。
田んぼでは先週から水を切って「中干し」を始めていますが、ここ数日の晴れが続いて地面が乾いて地割れが生まれています。
「中干し」とは、土壌に酸素を供給して還元状態から酸化状態に切り替え根の発達を促す、イネの根の発達を促す、イネの過剰な分けつを止めるなどの効用があるといわれています。
田んぼの中には雑草としてよく見られる「オモダカ」という植物が大きくなって白い花を咲かせ始めています。
はっぱの上にニホンアマガエル君がちゃっかり休憩?、エサ取りをしています。
昨日今日と、地域固有種「スズカケソウ」の生育地岐阜県から、花と昆虫、訪花昆虫の研究をしている方々がいすみの地域固有種「イスミスズカケ」の花に訪れる昆虫を観察に来館されました。
大変似ているそうですが、スズカケソウの花とイスミスズカケの花とでは、ガクの部分はスズカケソウの方が大きく、めしべの大きさはイスミスズカケの方が長いという明らかな違いがあるそうです。ちなみにイスミスズカケの花、おしべは2本、めしべは1本です。あっ!お花に虫がいますね。わかります?とても小さな昆虫です。
そういわれてイスミスズカケの花を虫眼鏡でのぞいてみると、今まで気がつかなかった小さな昆虫たちが集まってきているようすを発見することができました。
コハナバチの仲間、アリの仲間、などが見られることを教えていただきました。白く見えるものが花粉です。たくさん体につけて、植物の受粉を助けます。
訪れる虫の数は、気温の上がる前の午前9時くらいまでが多く、気温が上がる昼になると少なくなるようです。
ハスの花はますます順調に開花を続けています。
午前中が見頃ですので、ご来館ください。