4月13日、曇りのち雨。午前9時の気温は16.8℃、今日の最高気温は21.3℃でした。
朝晩の冷え込みは、もうなくなるでしょうか。朝の曇空から雨模様の空となりましたが、気温は21℃を超えて暖かくなりました。
水の入った田んぼと曇り空。
田んぼの生き物たちが増えてきたでしょうか? アメンボたちが泳いでいます。
今日は、アメンボたちの塊が見られました。
ラグビーのモール状態です。何かおいしい食べ物を見つけて集まっているのかな?
山裾では、フキがたくさん葉を広げています。食べている場所は茎ではなく、葉柄、葉の付け根の部分です。
若いうちに摘んで処理をすると食べることができるようで、昔は集めて歩く人の姿がよく見られたようです。
フキは雌雄異株です。白い頭花は雌の花で、冠毛は7mmくらいに伸びています。
堰の近く、カラスザンショウの樹です。ほかの樹木よりもゆっくりと葉が展開し始めています。この写真を撮った後、見ているとオヤッ!!
おもしろい花が咲いているのを見つけました。
ブラシ状に咲く白い小さな花です。山地に点々と生えて、ソメイヨシノに遅れて花を開きます。
ウワミズザクラがこんな場所にありました。
昆虫広場の草が伸びてきています。
チガヤの穂が見えてきました。部分的に固まって生えてきています。
毎年、このチガヤを春先にたくさん見られるようにしようと、草刈りをしていますが、なかなか思うようには生えてくる場所はコントロールできていません。
開く前のチガヤの穂。若い出たばかりの穂は噛むと甘い味がするといいます。
穂が開けば、春の終わりころ、風に揺れる白い穂、チガヤの小さな群落が見られるといいですね。
曇りの天気で、一時小雨が降る時間帯もありました。
晴れた日には、ヒラヒラとたくさんの白、黄色、茶色のチョウが飛ぶ季節です。
今日のような天気には、どこにいるのでしょうか? 昆虫広場を歩きながらそう思っていると、枯れたイネ科植物の茎に停まってジッと休んでいるジャノメチョウの姿がありました。ヒメウラナミジャノメです。よく見られる18mmくらいの小さなジャノメチョウです。裏と表の目玉もようの数が異なります。翅の裏側のほうが多く、5つ以上もの目玉もようが並んでいます。雨がたくさん落ちてくると、さらに移動して葉っぱの屋根の下で休んでいることでしょう。