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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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ウスタビガのマユ

1月14日、快晴。午前9時の気温は1.2℃、今朝の最低気温は0.1℃、今日の最高気温は16.6℃でした。
昨日今日と南寄りの風が吹いています。今日は暖かく、気温も16℃台にまで上昇しました。予報では、ここ一週間ほど一日ごとに寒、暖が変化する日が続くようです。
でもまだまだ朝夜の気温は低くなるので、防寒には要注意です。


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快晴の青空。
田んぼは乾燥して枯れた薄茶色です。冬の間に竹林の手入れをすすめています。
枯れたり倒れたりしている竹をのぞき、密度も調整し、下のほうの枝を払っています。





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雑木林からは野鳥たちの声がたくさん聞こえてきます。メジロ、エナガ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、ツグミなど。今日は暖かいので特に元気なようです。



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その雑木林の中のエノキですが、毎年冬に緑色のマユをひとつかふたつ、ぶら下げています。高さ2mから3mのところの枝にぶら下がっているのですが、今年も探していましたが見つかりませんでした。
ところが今日、午後の西日をうけて明るく輝く緑色のマユを発見することができました。このウスタビガのマユ、ぶら下がっていたのはエノキの木の上のほう、高さ4m近くの場所にありました。
なお、成虫は赤茶色または黄銅色で、枯葉に小さな目がついたような恰好をしています。




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林道を歩くと野鳥観察塀、ハイドの近くに大きなコナラの木があります。
その枝先に冬でも緑色の部分が見えます。ここ数年だんだん大きくなってきました。



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寄生植物のオオバヤドリギです。粘着力のある種が野鳥、特にヒレンジャクによって運ばれているようです。ヒレンジャクの姿は、ここセンターではまだ観察したことはありません。




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湿性生態園最奥部のベンチの上に落し物がありました。
どうやらアオサギのペリット、消化しきれなかった食べ物を吐きもどしたもの、のようです。



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近寄ってよく見てみると、バッタの足がたくさん入っています。寒くなって動きが遅くなったり、息絶えたバッタなどがこの時期の食べ物になっているようです。
夏場は、消化された魚で白い液体、ザリガニの殻などが見られます。


by isumi-sato | 2021-01-14 16:59 | いきもの