12月15日、曇り一時晴れ。午前9時の気温は8.4℃、今朝の最低気温は4.4℃、湿度は47%でした。予報よりも曇の時間が多くて、今日の最高気温は11.9℃でした。
昨日の暖かさから平年並みの寒さに戻りました。
万木堰は水鳥も少なく、静かです。山の斜面の広葉樹が黄葉し、落葉して枝が透けて見える景色が冬らしさを感じます。よく見ると広葉樹の枝葉の色がいろいろで微妙に異なる多彩な色彩が見つかります。
冬は花は少ない季節ですが、巡回すると今日であった花は、
日当たりの良い所では黄色い花をつけたノゲシ。
堰の堤沿いのやはり日当たりの良い場所で、草の中に小さなセイヨウタンポポがひとつ
ノハラアザミは花と、花のあとフワフワした種が同時についているものがありました。場所によってはまだ花だけをつけているものも見かけます。
さて冬に歩くと、冬の深まりとともにいろいろな秋の実や葉が変化していくようすも観察できます。
コマのような形の実をつけたその後のウツギは、葉の色を変えてきています。
実はわずかに残していますが、ほとんどなくなっています。
ガマズミの実はほとんどなくなりました。葉が落ちる準備を始めています。
ムラサキシキブもほとんどの実を落として、黄色い葉になりました。
写真の上のほうにムラサキの実が一粒残っています。
林道沿いに見つけたビナンカズラ。薄緑色のものがありましたが、実が熟してほとんどのものが赤くなりました。
これをモチーフにして和菓子ができているといいますが、おいしそうに感じます。
日当たりの良い所のコナラの葉は、実に様々な色彩を見せてくれています。
湿性生態園を囲む山の上のハゼノキの実に、ヒヨドリたちが集まって実を食べていました。少しずつ食べ物が少なくなってきたのでしょうか。ハゼノキの実はおいしくはなさそうですね。
冬の季節の観察、ご来館お待ちしております。