10月20日、曇。午前9時の気温は21.4℃、今朝の最低気温は17.9℃でした。
雲が広がった空のため暖かい朝でした。日中気温が上がり夏日かもという予報が出ていましたが、それほどではなく今日の最高気温は23.3℃でした。
午後には少し日がさす時間もありました。
今年の秋は、台風、雨、曇の日が多くて、すっきりした秋晴れがほしいところです。
中庭のエノキのはっぱも台風の塩害のため、ふちから茶色に変色してきています。
水路の水位は、昨日よりもぐっと下がりました。
暖かさにつられてザリガニ釣り目当てのお客さんも来ましたが、さすがに10月の気温ではエサの食いつきは今一つのようです。
昆虫広場では、ススキ、オギの穂が風に揺れています。黄色いセイタカアワダチソウも風に揺られています。
ちなみにセイタカアワダチソウは昆虫が花粉を運ぶ植物のため、風で花粉はたくさん飛ばしません。
花を見て花粉が飛ぶといやがる方はご安心ください。
ススキの茎にバッタの仲間がつかまっています。大きく育ったツチイナゴのようです。
ツチイナゴはほかのバッタは寒くなるといなくなってしまうのに対し、越冬できるバッタです。
通路にはクリのイガがたくさん落ちています。でも中身はほとんど空です。
雑木林の脇に生えている低木にも秋らしい実が見えるようになりました。
ぶら下がった実が割れて、赤い実がのぞき始めました。マユミです。
また赤い実といえば、林道沿いにガマズミの実も目立ち始めました。
熟してくれば、野鳥たちの好物です。
樹木では、頭の上に赤い葉が目立ち始めました。ハゼノキです。
よく見ると細かな茶色の実をたくさんぶら下げています。
この実も、食べ物の少なくなった真冬には野鳥たちの大切な食料になります。
最後に小水路沿い。数珠玉、ジュズダマの実がこげ茶色になってきました。
とても固い実ですが、ひもを通して首輪を作ったり、お手玉の中身にしたりと、昔から遊びとなじみの深い植物です。
秋は少しずつ本番へと向かっています。
ご来館お待ちしております。