そして夜には、夏の星空観察も行いました。
盛りだくさんの一日でした。
お盆休みに入った日曜の午後、雲が出てきた空の下、田んぼ脇の水路ではザリガニ釣りの人々が励んでいます。
まずは午前中の「竹馬を作ろう!」です。
簡単に作り方の説明のあと、まず竹を選んで自分用の長さに伐ります。
足をのせる板ものこぎりでしるしのついた長さに切ります。 こどもたちにとっては、のこぎりをまっすぐに引くということがなかなか難しい動作です。でもすぐに慣れてできるようになりました。
竹をきれいに洗います。
次に棕櫚縄で板の片方を縛ります。 ひもをきつく縛るという行動は、最近の子どもたちの生活ではなかなかないようです。すぐに思ったようにはきつくはしばれません。
竹に板をはさんで、もう片方を斜めに縛ります。この時、斜めに縛る方向が体重が乗った時に竹をきつくはさむような方向にします。
少し竹馬に乗るとひもが伸びるため、もう一度緩めてきつく縛りなおします。
さっそくできた竹馬乗りを練習です。はじめは大人に竹の棒を持ってもらいます。 つま先、膝が竹の中心に向かうように、前方に体重を乗せることがポイントです。
右手・右足、左手・左足を交互に浮かせてゆっくり下す、その場で足踏みをする練習です。それができるようになれば、一人で歩くことができます。
みなさんもう少しで竹馬が乗れるようになりました。
おうちに帰って、さらに修行を積んでくださいね。
次に午後は、「水辺の生きもの探検隊」です。
道具の使い方とどんな生きものがいるかなとみなさんで予想をしてみました。
水の中を泳いでいる生きものに加えて、小石の隙間に暮らしている生きものたちもよくつかまえてもらいました。
今日は残念ながらゲンジボタルの幼虫は見つかりませんでした。 でも、いつも通りに、たくさんの生きものたちを見つけることができました。
モツゴ、メダカ、ドジョウ、トウヨシノボリ。アメリカザリガニ。 アメンボ、シマアメンボ。スジエビ、テナガエビなどのカワエビたち。
ヘビトンボ、カゲロウの仲間。タニシ、カワニナ、シジミなど。
水路で、たくさんの生きものに出会うことができました。
解説のあと参加者で水路に生きものたちを戻しました。
そして夜の星空観察。
いすみでは夕方、海のほうから冷たい空気とともに「もや」が立ち込めてきました。
天気予報では晴れなのですが、雲が多くなった上にもやで、観察会スタートの時間には昇っているはずの月の姿も全く見えない空模様になってしまいました。
駐車場には、講師持参の高性能天体望遠鏡がスタンバイしております。
まずは図書室で資料を手元に、今日の観測のテーマを説明。星座早見盤の使い方の説明もありました。 月(地球の衛星)や木星、土星についての話もしてもらいました。
木星はほとんど気体からできている、とか。太陽系には土星のほかにもリングのある惑星が3つもあるけれど、普通の天体望遠鏡では見られない(高性能、ハイアマチュア以上の人がもっているようなもの)、とか。月には氷の形で水があり、鉱物資源もあるので近い将来は月へのシャトル便で行ききできるようになっているかも、とか。
色々なお話を聞きながら夜空のようすを見ていたのですが、今夜は残念ながらお月様の姿も見ることはできませんでした。なんと解散時には小雨も。天気予報ではそんな素振りは一言もなかったのに・・・当地は特異点のようです。
次回の観察会は来年になるのかな。
いすみ市には星の観望会を定期的に実施している「いすみ星空学校」というところもあるので、天体観測に興味がある人は連絡を取ってみてください。
明日は朝がたに雨の予報も出ています。
少しは涼しくなってくるのかな。
14日からは西日本では台風の影響が心配されています。こちらでも天気予報には雨マークがついています。
さて、今年はどのような8月のお盆になるのでしょうか。