5月20日、快晴。午前九時の気温は22.8℃、今朝の最低気温は13.3℃、最高気温は26.2℃でした。
行事「太東の岬で海辺の自然を観察しよう」を行いました。
センター集合後、太東へと移動して観察をスタートです。
まず、漁港入口の崖を見ていすみの地質を勉強です。よく見えている露頭は大田台層で、房総半島はほとんどが泥岩と砂岩の互層です。また足元には、牧草の種が移出して広がったイネ科植物がたくさんあります。
ハイキングコース入口から、丘陵に生えているいろいろな植物が観察できます。
アズマネザサ、オニノゲシ、スカシユリ、イソギクなど観察しました。
すこし登ると平らな広がった場所に出ます。ここでは、マツヨイグサ、ヒゲナガスズメノチャヒキ、ケキツネノボタン、ヤセウツボ、フシゲチガヤ、ヒメコバンソウ、アカメガシワ、ウツギ、クサギ、シャリンバイ、ヒサカキ、テリハノイバラ、ヒサカキ、ボウシュウマサキなどなどたくさんの植物の観察を行いました。
さらにすこし登ると展望の良い休憩場所に出ます。通称「太東ヘッド」。
休憩室つつ、暖流と寒流、いすみ根、そこに暮らす多くの生きもの、離岸流、砂浜、いろいろな海の護岸など海の話もしました。
丘陵尾根を歩き、くだって道路を少し歩いた後、海辺を歩きます。
ここ露頭では、黄和田層が観察できます。
地面には、ラセイタソウ、ツルナ、テリハノイバラなど海辺の植物がたくさん見られます。
ハマヒルガオ
ハマエンドウ
ハマナスなどの花が咲いています。
砂地も歩き、
風に揺れるチガヤの中を進んで、漁港に戻り一周しました。
いろいろな植物を観察でき、海辺の目新しい変化にとんだ道を歩けたとみなさんとても喜んばれていました。
いすみの海辺で豊かな自然を堪能できました。
観察会への参加、ご来館お待ちしております。