人気ブログランキング |

千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

isumisato.exblog.jp
ブログトップ

やれやれ、です

12月8日(金)今朝の最低気温は0.5℃、9時の気温は3.9℃でした。
13時を回ったころから小雨も降りだしました。夜半には雪が降るかも、といった予報も出ています。

a0123836_14045434.jpg
朝、センター南側の雑木林方向のようすです。
落葉樹は葉もかなり落ち、ススキやオギの穂もほとんど散ってしまいました。
いよいよ冬景色に向かっています。空もどんより曇って、寒々しい感じですね。


さて、今日は日本における太平洋戦争(≒WW2)の開戦日ですね。
特段の関連はないのですが、センターでも戦争になりつつあります。
相手は・・・

a0123836_14043734.jpg
もうお分かりですね。イノちゃんです。水路脇を荒らしています。
先日も荒らされ、砂を撒いて整地したばかりだというのに・・・


a0123836_14043372.jpg
掘りなおした溝も見事に壊されました。


a0123836_14044037.jpg
立派な足跡。足跡から察するに1頭のようです。
先日はセンター東側にお住まいのご近所さんが、「センター東側の斜面を降りてきた7頭子連が、水路を飛び越えおたくの雑木林方向に歩いて行ったよ」と。
あらら・・そんなに。


a0123836_14041586.jpg
もう一度溝を掘りなおし、砂を撒いて整地しなおしました。
こんな作業をくりかえしてばかりいると、ほかの作業予定にも影響が及んできます。
かといって放置しておくわけにもいかず、頭の痛い問題です。頻繁になればなるほど「戦争状態」というわけです。

でも、なぜラッセル痕が残るのでしょう。
よく聞くのは「ミミズを食べるために掘り返している」ということ。
ネットで検索すると、やはりミミズを食している、と書かれています。
一方、井上雅央氏の著書「女性がやればずんずん進む決定版!獣害対策」では、単に遊んでいるだけ、イノシシはミミズを食べない、ということが書かれています。
ほかにもネットで、イノシシにエサとしてミミズを与えてもほとんど食べない、という主旨が書かれているサイトもありました。

イノシシは雑食性。ヨシやハスの地下茎のほか、ヘビも食べている可能性があります。
地元の農家のお話では、「畔にマムシが顔を出していたので驚いたが、よく見ると頭だけで胴体がなかった。イノシシが食ったんだろう」という話を何回か聞きました。ほかにも、最近イノシシが多く出るようになってマムシが減った、という話を何年も前に聞いた記憶があります。

雑食性は確かでしょうが、あのラッセルは地下茎を食べているのか、ミミズを食べているのか・・・??カメラトラップを仕掛けてもそこまではわからず、最近ではそのカメラも全滅。ぜひ確かめてみたいですね。

しかし、今年は今までになく秋からの活動が活発です。要は個体数が増えたのと、山にエサがない、ということでしょう。
なぜ増えるのか。イノシシの天敵がいないからでしょうね。個体数を調整する役目を持つ狩猟者が減少しているためでしょう。ジビエ料理がもてはやされても、供給が追い付かない。
その昔は食物連鎖で肉食の大型獣(たとえばオオカミ)が調整役だったのでしょうが、それを望むのは現代では厳しいか。


a0123836_15161953.jpg
上の図は環境省の「全国のニホンジカ及びイノシシの生息分布拡大状況調査」(2014年3月報道発表資料)にあった図です。2007年には「動物分類群別 分布図 - 生物多様性センター」にも分布図がありますので比較してみてください。
増えていることがよくわかります。

人と野生動物との共存、難しい問題ですがその方法の答えを出さなければいけないのだ、と感じるこの頃です。



一方、整地が終わったあとは工作です。
a0123836_14045075.jpg
竹を使って何をしているのでしょうか?


a0123836_14041978.jpg
答え。ちょっとした棚ですね。
以前作成してあったものが、グラグラになったので足を付け替えました。

ちょっとした道具や柄物の整理、それに濡れた長靴などを干すときなどにも利用しています。
天気が悪い日は、こんなこともしているのですよ。


イノシのラッセル痕、園内にはあちこちで観察できますよ。どんなものか見てみたい方はぜひおいでください。


by isumi-sato | 2017-12-08 16:51 | いきもの