11月10日、晴れ。午前九時の気温は13.0℃、今朝の最低気温は7.4℃でした。
夜晴れたので、朝の気温は低くなりましたが、日が昇ると日中はまだ温かさを感じます。
今日の雲は朝から一日中、積雲が空に浮かんでいました。
玄関入口前のハクモクレンの花芽が目立ち始めました。
朝日を浴びて東側山すその落葉樹の白い木肌がまぶしいくらいです。
イヌシデは、すでに葉を落としています。
オギの開いた穂が、日なたの暖かさを感じさせます。
今日は昨日ほど風が強くはありません。
万木堰対岸では、黄色い葉がたくさん見られます。
アカメガシワの葉です。やがて冬になると葉を落とした落枝だけが常緑のみどりをバックにして浮かび上がります。
その樹冠の水際には、いつも水鳥たちが隠れています。
今日は、マガモたちがたくさんくつろいでいます。
手前の木の枝下には、別の水鳥がいました。
オオバンです。
センター内雑木林コナラの樹のあたりから、ジュクジュクと鳴き声がしました。
シジュウカラたちが枝を駆け巡るように動き回り、別の木へと移動していきました。
雑木林の上方には、実だけになった木も見えます。
ハゼノキの実です。
入口手前の山の斜面には、同じハゼノキが赤い葉をたくさんつけています。
ハゼノキにしては珍しく半円形のきれいな形をしています。
しかし、すぐ斜め上にも同じハゼノキが少しだけ葉の色を変えて整なわない樹形で見えています。いすみ周辺では、いま赤い葉として見える樹は自生したハゼノキが最も多いようです。モミジは多くありません。
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●10月05日のブログで取り上げた植物について
「ミツバフウロ」としましたが、「ゲンノショウコ」のようです。
ミツバフウロは、千葉県いすみでは分布している情報はないようで、植物体に腺毛がありません。葉は3深裂します。一方、ゲンノショウコには茎、葉に腺毛が密生し、葉は3~5裂といいます。根元からの葉はすべて3裂に見えたため、誤ってしまいました。
昆虫広場のススキオギの足元に生えているゲンノショウコは、11月初めになり果実がはっきりとしてきました(11月05日撮影)。
ゲンノショウコは種がはじけると、外皮が巻き上がるようすがみこしの屋根のように見えるので別名ミコシグサという名がついています。秋の深まった今日11月10日に昆虫広場のススキオギなどの中に見つけて撮影することができました。
草刈りを繰り返した草丈の低い日当たりのよい別の所では、まだ花を咲かせている個体も今日撮影できました。
古来より、即効性のある下痢の薬として有名でせんじ薬として使われています。
また、花が紅色のものは西日本に、白色は東日本に多く分布しているといいます。