千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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ススキとオギの違いって?

10月31日(火)、午前9時の気温11.3℃、今朝の最低気温6.4℃、天気予報の通り今朝は冷え込みました。気が付けば明日からは11月。今年も残すところ後2ヶ月!早いものです。年末まではあっという間であわただしく過ぎることでしょう。

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今日は、千葉市周辺にあるマンション自治会の方々が20名ほど自然観察のため来館されました。自然に深く興味のある方もいらして、はじめから興味津々。話を聞く姿勢が違いました。素晴らしい。まずは館内にあるジオラマ模型を使って、センター周辺の地形や環境、歴史などを解説。その後話は夷隅川から河口の話、干潟の話、最後はいすみ市沿岸の機械根のお話までに発展。そのお話にも質問が飛び交います。「干潟にはどのようにいくの?」「干潟に生息する生き物はどんな生き物がいるの?」など質問は絶えません。


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自然観察の時間が50分余りと限られていたため、室内でのお話を切り上げ、いざ屋外へ。ハス田から田んぼ脇を抜け、デイキャンプ場から雑木林へと解説を踏まえながら実際の観察です。雑木林ではドングリのお話。ドングリとはブナ科の木の果実の総称でおよそ28種類ほどののドングリがあるんです。そのように話すと、皆さん童心に戻ったかのようにドングリ拾いを始めました。「このドングリは食べられるのかい?」質問は続く…


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湿生生態園へ向かう林道ではヌルデという植物を観察。翼(ヨク)という部分にできた虫こぶを解説。「知らなかったー」というお声をいただきました。ヤマハッカの花や、アケビの落ちている果実を観察しては大盛り上がりでした。本当に自然に興味があるのですね。



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湿生生態園では、マルバヤナギ(アカメヤナギ)や、オオオナモミ、ハンノキの解説を行いました。先週、先々週と台風が続いて湿性生態園の木製デッキの上は落ち葉や枝で少々あれておりましたが、そんなBADコンディションにも関係なしです。


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ハンノキの下では、ハンノキのオバナでしょうか?オオオナモミの果実と共におちておりますが、細長い黄緑色したものがハンノキのオバナのようです。ハンノキはオバナとメバナの形が異なります。メバナ丸っこく、オバナは細長いのが特長です。葉は細長く、葉の縁のギザギザは小さい。自然に関することは見れば見るほど知りたくなりますね。


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湿生生態園からのセンター建屋へ戻る途中。ナナフシの仲間でしょうか。落ち葉の上で観察できました。ナナフシ目の多くは体やあしが長細く樹上生活に適応していて、ほとんどが夜行性。メスだけで増える種もあり、成虫も幼虫も植物の葉を食べます。でもなんで地面にいたのでしょうか?樹上生活に飽きたのでしょうか(笑)。それとも短い生涯を終えようとしているのでしょうか?インターネットによると、ナナフシの寿命は3か月ぐらいとありました。


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湿生生態園でもお話した、ススキとオギの違いを最後にもう一度話しました。ススキは株立ちに対し、オギは地下茎でつながっており一本立ちであるのが大きな違いと説明すると、「知らなかった」「今日でだいぶ賢くなったぞー」と満足げな皆様。自然のおもしろさを再認識ですね。


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これを忘れてはいけません。地域固有種のイスミスズカケの解説ももちろん行いました。参加者の方の中には、イスミスズカケだけを観察に来た方もいらしたようで大いに盛り上がりました。今は花の時期ではないので、A3パウチの写真を見てもらいました。「きれいな花ねー」「結構小さいのね」など様々な感想が飛び交いました。センターを満喫してもらえましたでしょうか?今度はイスミスズカケの開花時期に来館くださいね。



お待ちしております。

by isumi-sato | 2017-10-31 16:45 | グループ・学校利用