8月20日(日)、午前9時の気温25.3℃、曇。朝からむし暑く、気が付くと雨が降っていたりと今日も不安定な天気でした。急な大雨とはなりませんでしたが、油断できない空模様です。
今日はデイキャンプ場を利用される団体の方、ザリガニ釣りを楽しむ方など多く来館していただき、駐車場は一時満車となりました。夏休みもあと11日。夏の思い出はできましたか?
田んぼの近くではオスのカブトムシの頭だけが地面に落ちていました。鳥に襲われたのでしょうか?自宅で飼っているカブトムシも1匹死んでしまいました。もうカブトムシの季節も終わりですね。
その隣では、アブラゼミでしょうか。短い一生を終えたようです。夏の落とし物が目立つようになりました。
デイキャンプ場のクリの木の実がひょっこり顔を出し始めました。他のクリのイガも少しづつ茶色く変わり始めています。足元を見ながら観察すると多くの種類のキノコも頭を出し始めています。秋の気配を感じますね。
センター周辺ではセンニンソウが満開を迎えようとしています。おおっ!こんなところにもネコハエトリグモの姿がありました。センニンソウに集まる虫を捕まえるために寄ってきているのでしょうか?
林道ではようやくコバルトブルーが映える花、ツユクサが咲き始めました。ツユクサの葉は観察できていたので、たくさん咲くだろうと思っていましたが、ようやく多くに花を咲かせ始めました。今年の開花は遅いようです。
湿性生態園を歩くとオオトリノフンダマシの卵のうを発見!きっと近くに成虫がいるはず!探してみると…
やっぱりいました。卵のうの上の葉裏にひっそりと隠れたオオトリノフンダマシが。センターで私が見たことのあるオオトリノフンダマシの中では一番大きい!オオトリノフンダマシはクモの仲間です。でも腹部の模様がカマキリの頭部にも見えます。
中庭近くの水路では、クロウリハムシがハナショウブの葉を食べていました。デイキャンプ場近くでは、カラスウリの葉にびっしりとくっついていました。体の配色がホタルに似ていますね。クロウリハムシの成虫はウリ類の葉のほか白い花にもよく集まるそうです。メスは地中に産卵し、幼虫は根や地表の落果に潜入してそれを食べます。ハナショウブの葉も食べるのですね。
毎日観察を続けることで小さな発見の連続です。
皆さんも観察してみませんか?センターで。
お待ちしております。