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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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オス・メスどっち?

6月6日(火)、午前9時の気温20.0℃、朝から青空がひろがり、からっとした心地よい風の吹く一日となりました。

今日は、近隣の小学2年生がセンターへ校外学習に来てくれました。三班に分かれて、水路観察、自然観察、ザリガニ釣りを行いました。


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まずは、水路観察のようす。ホタル観察ができる水路ではドジョウ、ヨシノボリ類、タニシ類、ヌマエビ類、ヨコエビ類、アメリカザリガニ、シマアメンボなどを観察。今現在夜になると光る姿が観察できる、ゲンジボタルの昼間のようすも観察できました。「ゲンジボタル見れた―」と嬉しそうに話しているのが印象的でした。


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今度は田んぼに移動して生き物観察。田んぼでは、カエル類、オタマジャクシ、ヒメゲンゴロウ、ウマビル、サカマキガイなどを観察。イトトンボの羽化の様子も観察できました。みんなの身近にある田んぼでも、たくさんの生き物が観察できるんですよ。

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自然観察では、館内のジオラマ模型で当センターや小学校周辺の地形、川、土地利用などを理解した後、野外観察に出発しました。世界中でいすみ市にしかないイスミスズカケ(地域固有種)を観察、触ってみました。新種として発見、登録されたお話やもうじき咲く花を写真で説明しました。

近くの小水路では、最近咲き始めているハナショウブを観察。すぐ横に生えているキショウブとの違いや外来種ということも観察説明しました。



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また、白い花を咲かせている樹木の(シロバナ)ハコネウツギ、水の中から生えていても枯れないマルバヤナギなどを観察しました。
歩きすすむと足元に白い花を咲かせ始めているドクダミも見て、木と草の違いも考えました。

畑では、今が収穫時で茶色になったコムギを観察、麦秋という言葉も知りました。
大きなため池、万木堰を見て水田に使われる水と、「堰」という言葉が実感できたでしょうか。その他ラッカセイ、ミニトマト、ピーマン、ソラマメ、サヤエンドウ、カボチャなどいろいろな作物も見ました。

ミニ雑木林の中で、クヌギ、コナラ、クリの違いを観察しました。はっぱ、幹の模様、全体の形も判別のポイントです。ドングリにもたくさんの種類があり、実と実を包む殻の形が異なります。特にクリは、今花を咲かせているので、眼の高さで見られる樹木で小さな花を観察しました。


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最後はザリガニ釣りです。ザリガニ釣りをするだけでなく、アメリカザリガニのお話をしました。「アメリカザリガニは、食用として輸入されたウシガエルの餌として輸入されたんですよ。」というとみんなも先生もびっくり。「ウソ―。ウシガエルって食べられるの?食べたくない―」との声が…。その後注意事項、ザリガニの釣り方のついての話を終えると、竿とバケツを持って待ちに待ったザリガニ釣りです。先生も一緒にザリガニ釣り。

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釣った後は、ザリガニのオスとメスの区別の仕方を解説しました。違いをはいくつかありますが、その1つとして腹部を見るとわかります。オスは腹肢(もしくは腹脚)が変化し、前方に伸びて交接器がある。メスには交接器がなく卵を抱えるための細かい腹肢がたくさんあるのが特長です。釣ったザリガニを手に取って実際に観察です。みんなもすぐにわかるようになりました。今度はお母さんお父さんと遊びに来てくださいね。センターでは、竿もバケツも入館料も無料です。ご心配なく。スルメを持ってきてもらえれば餌の付け替え自由です。ぜひ遊びに来てくださいね。



お待ちしております。




by isumi-sato | 2017-06-06 17:15 | グループ・学校利用