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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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雨の中の地層学習/雨の日の運動会

11月1日(火)、午前9時の気温13.2℃、雨、夜中から降り始めた雨は朝になっても降り続け、午前中いっぱい降り続きました。今日から11月。日に日に寒くなっています。

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そんな冷たい雨が降る中、近隣の小学校6年生が夷隅文化会館へ地層学習として訪れました。少し肌寒く、震えている子もいました。



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傘を差しながらの地層学習は、残念ながら傘が邪魔をしてみんなよく見えません。雨もひどくなりましたが、講師は一生懸命解説します。まずは砂と泥の違いの説明。

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地層を実際に触ってもらって、砂層と泥層の違いを理解してもらいました。ザラザラとした黒っぽい地層は砂層。粒が荒いのでざらざらしているのです。つるつるした白っぽい層は泥層。粒が細かいので指で触ってみてもつるつると滑らかな触り心地なんです。2㎜~16分の1㎜までの大きさのものが砂。それよりも小さい粒が泥(専門的にはシルトや粘土に分けます)なんです。

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地層に生えた草からも砂層と泥層の違いが分かります。草の生えている層が砂層。生えていないところが泥層です。なぜ砂層に草が生えるかというと、土の粒が大きいため隙間も大きくて根が入り込みやすく、また隙間に水が溜まりやすいので植物が生えやすいのです。

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こちらは地層学習でおなじみの野菜その1、タマネギです。風化による玉ねぎ状風化の解説に使いました。地層に生じた球形状の風化様式を玉ねぎ状風化と呼びます。

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こちらも地層学習ではおなじみの野菜その2、ダイコンです。正断層・逆断層の解説で使用しました。
地層が引っ張られたとき、地層は引きはがされるようにして離れます。この時の離れた面が断層面。そして断層面の上側にある地層のブロックが下方向に動いたのが正断層。
逆に地層が押されたときには、亀裂(断層面)を境に片方のブロックがもう片方の上にのし上がります。このような動きの断層を逆断層と言います。
という解説をしたのですが、わかったかな?

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そのほかにも乱堆積層、カギ層など、少し高度な内容でした。雨の中みんな頑張りました。

今日聞いたした内容一つでもいいので、学校に帰ったあとまで覚えていてくれたらうれしいですね。


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地層学習も終わりセンターへ戻ると、にぎやかな子供の声が響き渡っていました。和室・工作室を覗いてみると運動会の真っ最中。本当は中庭でするつもりだったのですが・・・雨のため野外では行えず。急きょ室内での開催になったそうです。運動会のプログラムも決まっていました。本格的‼

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この競技は「台風の目」という競技だそうで、何人かで棒を持ちながら、和室と工作室の境目にある柱をぐるっと回ってゴールするという競技。練習中なのかな?

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皮肉ながら、皆さんが帰った午後には見事な青空が広がりました。もっと早く晴れてくれればよかったのにな‥‥

雨の日もご利用ください。ただし他に利用者がいなければですが‥‥お気軽にお電話ください。
ご利用お待ちしております。






by isumi-sato | 2016-11-01 17:15 | グループ・学校利用