7月30日(土)、午前九時の気温27.2℃、晴れ、今日も朝から強い日差しが照り付けました。
先週の日曜日に引き続き、「センター内ホタルの水路で生き物を探そう」の行事を開催しました。デイキャンプ場の脇を流れるゲンジボタルの飛ぶ水路で、たもあみの中へと足で追い込み、「ガサガサ」をおこなって生きものを捕まえていきます。たもあみに生き物が入っていると、こどもたちはとても喜んでいたのが印象的です。
透明ケースに捕まえた生き物を入れて見せ合いっこが始まりました。みんな釘付けです。
今度は場所を移動し、同じ水路の下流側、少し水深のある田んぼの脇にある水路で「ガサガサ」です。護岸が少し高いので、職員が水路に入り生き物を追い込みます。
ある程度の生き物を捕まえてから、センター内の図書室で解説をしました。魚のひれの違いの説明や、アメリカザリガニやテナガエビの角(額角:がっかく)を虫眼鏡で観察したり、アメンボ類の見分け方、最後には貝類の説明を行いました。観察できた生き物は、メダカ、ギンブナ、ドジョウ、モツゴ、トウヨシノボリ、スジエビ、テナガエビ、ヘビトンボの幼虫、ナミアメンボ、コセアカアメンボ、シマアメンボ、カワニナ、ヒメタニシなど、多くの生き物が観察できました。
虫眼鏡で真剣に観察しています。
魚やたくさんの水路の生き物の名前を知ることができた。生きものをとって楽しかった。自然の中でいろいろな生きものに触れる体験となった。などの感想をいただきました。
もちろん行事が終わったら生き物たちは、小川に戻しました。観察させてくれてありがとう。
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同じ時間帯に、センターの行事以外にも「夷隅体験の旅2016、自然の恵み体験ツアー」という県主催バスツアーの一環で約30名が自然観察に来てくれました。自然観察しながら、捕虫網を持って同時に昆虫採集もしながら、敷地を一巡しました。出発です。
ヒグラシでしょうか?カナカナカナ~♪と鳴きます。夏の風物詩ですね。セミの観察もしました。
昆虫広場から雑木林を通って湿性生態園へ向かいセンター敷地内をぐるっと一巡しました。
行った内容は、昆虫採集、食草の話、鳥の声のききとり、夜に花を咲かせるカラスウリの花の解説や、ヤブガラシの花、アケビなど植物の説明。湿性生態園では、マルバヤナギの水没林の説明など、植物、昆虫、鳥類など目の前に出会うもの全般でした。
一巡してから、涼しい雑木林の木陰の中で、雑木の観察。さらに捕まえた昆虫たちの観察と解説をしました。
シオカラトンボ、ノシメトンボ、コガネムシ、カマキリ、クサキリなどにくわえて、ニホンアマガエルもいました。シオカラトンボとオオシオカラトンボ、それらのオスメスの違いもおもしろかったでしょうか?
1時間25分という短い時間でしたが、センターの自然の豊かさを感じていただけたでしょうか?
またセンターへ遊びに来てくださいね。
自然観察や、ザリガニ釣りも楽しめます。
お待ちしております。