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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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今日はいすみ楊枝のご紹介

6月19日の日曜日です。
本日の最低気温は17℃、朝9時は晴れで日射しもあり気温は22℃、でもその後は雲が広がりました。
昨日は各地で暑かったようですねぇ。千葉県内でも市原市牛久で33℃を超えていたようです。センターでも気温は28℃まであがりました。事務室内は夏暑く、冬寒い、事務仕事にはあまり向いていないようです。で、巡視にお出かけです。風はありますが、歩けば汗ばみます。


まずはセンターで見ることのできるイスミスズカケ。
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花が開いています。今年もたくさん咲いて、長く楽しめそうですよ。


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こちらはセンターのハス田。去年、一昨年とイノシシに侵入され、無残な状況で花も例年の1/10くらいしか咲きませんでした。今年はご覧のように葉は順調に生育しています。

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花芽もご覧のとおり。ざっと一回りしても10個以上は目につきます。
過去7年ほどさかのぼれば、最初の開花は6月の16日~29日。2週間ほどの開きはありますが、今年もそろそろですね。
ただひたすら、イノシシ君が荒らさないことを願うばかりです。


今日は月1回の「いすみ楊枝」の集まりがありました。朝、幹事の方に「今日のテーマは?」と尋ねたところ、「今日は自由です」とのご返事。色々なものを作っているところをご紹介しましょう。

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まずは「お箸」。当然、製作途中の作品です。

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こちらは花器を作成中。

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こちらはクロモジで楊枝の作成中。なんでも「ちゃんとした楊枝を作るには適していない部材を、ただ捨てるのはもったいない」ということです。で、用途は・・とお聞きしたところ、「実はタコヤキを食べるのに最適」とのお答え。普通の竹串より引っかかりは良さそうでした。

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この煤竹(すすだけ)を使って何を作成するのかは聞きませんでしたが、最近は囲炉裏が身近にはないので材料の入手も大変でしょうね。

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こちらも花器を作成中。根元の部分を成形中でした。

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こちらは茶杓の作成中。どうやら専用の定規に当てて長さをチェックされているようです。

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1輪挿、これも花器ですね。

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竹に穴をあけています。こちらも花器。しかし、竹の表面は刃が滑りやすいと思うので、慎重な作業が求められますね。

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こちらは花器の仕上げ中。竹の表面を竹でこすって、汚れを落とすとともにつやを出しているのだそうです。

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こちらも花器でしょうか。竹のフシを抜いていたのですが、「ああ、虫食いだ」と。その後どうされたかは、フォローしませんでした。

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こちらの方は途中から刃物を研ぎだしました。思うように切れなかったのでしょうか。でも、本日の作品はどうなるのかなぁ・・


写真が無いのは残念でしょうがないのですが、実は昨日、本日とアオダイショウを確認しました。
ここ数年、センター職員がアオダイショウを確認したといった話題は出ていないと思います。少なくとも私は視認していませんでした。

で、本日は彼(彼女?)にご来館いただきました。かなりの来館者(10人以上)に観察していただきました。ただし・・・
実はセンターでは、いま、ネズミに悩まされています。ネズミトリを仕掛けてあるのですが、その粘着シートになんとアオダイショウ君が触れ、ネバネバを頭にまとい、そしてそのネバネバで床に貼りついて動けなくなってしまっていたのです。
引きはがすのにそれなりの力で引っ張てやらなければいけませんでした。ケガをしたかもしれません。でも、多分、軽症でしょう。なぜなら逃がしてやった後に写真を撮ろうと出直したら、すでに姿がなかったので。

昔から農家では、アオダイショウは家ネズミを食べてくれるので大事にしなさい、と言われていました。きっと、センターがネズミで悩まされていることを漏れ聞いて来てくれたのでしょう。
ちなみにセンターではアオダイショウの抜け殻(およそ2.2m)をご覧いただけます。今回の個体は1.5mくらいだったので、まだ若い個体なのかもしれませんね。これに懲りずに、また来てほしいものなのですが・・・




by isumi-sato | 2016-06-19 17:14 | センターこぼれ話