10月8日、快晴。午前九時の気温は20.1℃、今朝の最低気温は6.9℃でした。
確かに朝方気温が下がったなとは思いましたが、えっと思うほど、朝の気温が下がりりました。日中の湿度は、35%にまで下がりました。空気がとても乾いています。
雲一つない「ド」快晴が一日続きました。本州を離れた東には大型の台風23号が北上を続けています。その影響で昨日も今日も強い風が吹いています。
飛ぶのがとても上手なトンボですが、強い風にあおられて右に左に大きく流されて揺れながら飛んでいます。田んぼ、昆虫広場、畑、デイキャンプ場、林道、湿性生態園といたるところで、日の光を受けて白く光るトンボの羽がたくさん空中に舞っています。
先日も取り上げましたが、そのほとんどがノシメトンボ、ナツアカネのようです。
アキアカネはまだ確認できていません。湿性生態園のワレモコウにもナツアカネが停まっていました。
キツネノマゴもこんな具合になりました。
九月下旬にはたくさんの小さな花を順番に咲かせていました。
林道沿いのつるには、トンボがハナアブを捕まえて食事中でした。
お尻のふくらみ、ウチワヤンマでしょうか。
しかし体形と模様からオオシオカラトンボの雌のようです。
林道の日当たりの良い斜面に花の盛りが過ぎたホトトギスがひっそりと咲いていました。
湿性生態園では、オギの穂と開花したセイタカアワダチソウの黄色い花が風に揺れています。
セイタカアワダチソウの花にたくさんのハナアブたちが集まっています。植物と昆虫の間では在来も外来も関係なく、おいしいものはいただきますとなっているようです。
さきほどのトンボもこのような所に来て捕食していったのでしょうか。
湿性生態園では、ミゾソバがほのかに頬をピンクに染めるように、小さな花の先だけを赤くしてたくさん咲いています。一面に広がるミゾソバは、この時期の観察としておすすめの風景です。
白い花の個体もあるのか、やがて先端から赤みが増していくものか、そんなところも観察して確かめてみましょう。
昆虫広場わきの池の周りで、甘くて少しツーンとくる香りが漂ってきました。
交配種のグミ(マルバグミとナワシログミとの交配種でしょうか)が花を咲かせています。
ホシホウジャクも花にやってきていました。
秋は、昆虫も植物も次の世代へとつなぐため、実はいろいろと忙しい季節です。