5月15日、快晴。午前九時の気温は22.2℃、今朝の最低気温は14.9℃でした。
昨日今日と、この季節としては、高い気温の日が続いています。
きのうの答え、小さな白い花の植物は、マユミでした。
実をぶら下げた晩秋の画像です。
昆虫広場の西、小水路の水源になっている小さな池のほとりでは、昨日話題にしたヤナギの綿毛が観察できます。
そして、近くの3mくらいの高さの樹木では、白やピンクの花が咲き始めました。
この木は、ハコネウツギ(スイカズラ科)です。
初めてみたときは、二色の花色があるおもしろい、そして豪華な植物だなぁと、感じていました。が、実はこの花色、調べてみるとはじめは白でやがてピンク系の色へと変化するということで、さらにおもしろい性質を持つ植物です。開花する時期が少しずれることで、二色の色の花に見えます。
このハコネウツギ、葉の裏に毛は少なくて、多いものがニシキウツギですが、ニシキウツギは自然には千葉に分布することは少ないようです。
花を観察していると、羽音を立てて昆虫が飛んできました。
ハナアブですが、見ていると花の筒の中には潜り込まずに、筒の根元にとまって外側から口を突き刺してどうやら蜜を集めているようです。別に飛んできた小さな蜂は、花の正面、メシベオシベの方から中に潜り込んでいました。
周辺の丘陵斜面では、層状に白い花を咲かせている樹木が目立っています。
クマノミズキです。ミズキの仲間ですが、樹形がミズキよりも不定形で、葉が対生についていることが特徴です。
アジサイを見ると、つぼみが膨らんできていました。
花が咲くころには、梅雨が始まります。五月晴れの天気は今のうちですね。
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