3月19日、曇のち雨。午前九時の気温は16.8℃、今朝の最低気温は10.5℃でした。
朝から昼過ぎまで、近隣の小学生50名が訪れて、早春の自然観察と竹で紙でっぽう作りを体験していきました。運よく来館の時間帯は雨が降らずに、雲とほんの少し雨がぱらつく天気の中、外の活動を元気に行い帰っていきました。おもしろかったと、うれしい感想をいただきました。
小学生たちが帰ると、予報通りに雨が降り始めて夕方にはしっかりした雨粒がたくさん落ちています。
そんな雨の中でも暖かな空気につられてか、中庭のハクモクレンも、5分くらいに花を開き始めました。
きのうの蕾です。
今日の樹木のようすです。雨の中ですが、だいぶ花びらの白さが目立ち始めました。もし晴れていたならば、一気に開花したことでしょう。
午後は雨降りやほかの用事が重なったため、昨日撮影の他の話題を紹介します。
毎年早春に、においから開花を発見する樹木があります。
ヒサカキです。この「におい」、香りといえるほどの良いものではないのですが、
個人的には、たくあんをつけた樽から出るにおいに似ていると思うのですが、いかがでしょうか? におい、香りの表現もなかなか難しいものです。
林道ぞいに、いつの間にか、するすると伸びてきた植物があります。
まさしく彼岸に合わせるかの如くに出てきています。ヒガンマムシグサです。
先日、センターに新しいノウサギのはく製がデビューしたことをお伝えしました。
夕方のミニ雑木林のマテバシイの木の下に、本物さんと出会うことができました。
あちらも人の気配を発見して静止しています。うさぎは、とても耳が良いので物音を頼りにして外敵を発見するといいます。こちらがじっとしていると撮影に成功しましたが、歩き始めてまわり込もうとガサガサと音を立てると見事に姿を消してしまいました。
新しいはく製は、夜間に撮影されたセンサーカメラの画像から立ち姿を参考にした姿勢で作成していただいたのですが、まさにこの本物さんも少し立ち上がっていますが近い姿勢なので、はく製と見間違える程の姿でした。耳がぴんと立っています。
運が良ければ、野生動物との出会いがあると思います。
ご来館お待ちしております。