本日、今年最後の行事「輪飾りを作ろうB(輪飾り編)」を開催いたしました。
午前、午後の2回計25名(内、中学生1名)の参加がありました。
午前と午後、2回開催するということで、職員もかなり慌ただしい作業になりました。
そのため写真があまりありません。
午前と午後合わせた内容をご紹介します。
まず、工作室に集まりお飾りの説明をしました。
輪飾りにも様々な形がありますが、今日作る物はしめ縄で輪を作り、そこにワラで作った前垂れを垂らすものです。
今日使うワラは、210本です。
編む作業に入る前に、ワラのはかま(下葉)を落とす“わらすぐり”を行いました。
大まかに除けたら、部屋に戻りハサミで先端を切り、ハカマを取り除きます。
ワラの準備が整ったら、しめ縄と前垂れ用のワラを分けました。
しめ縄は25本を3組、前垂れは15本を9組つくりました。
その後、ワラ打ち作業を行いました。
ワラ打ちは、しめ縄用は根元5㎝を残して全て打ち、前垂れ用は先端から約30㎝の所を打ちました。
まずは、しめ縄部分を作りました。
しめ縄を作り、それを輪にし縛ります。
そこに、前垂れを挿していくのですが、前垂れの上部は三つ編みにしておきます。
輪の部分に前垂れの三つ編み部分を差し込み、交互に編み込み上部で縛ります。
その先端を切り落としほぐせば、完成です。
御幣(ごへい)、ウラジロ、ユズリハ、ダイダイを飾ればお正月飾りの完成です。
その飾りは、昨日と同じく今飾ってしまうとお正月には萎れてしまうので、門に飾る直前に飾って下さい。
夷隅地方では、12月の26日ごろから門飾りを飾る家がありますが、「苦立て」と言って29日と「一夜飾り」といって31日に飾るのを避けるようです。
皆さんご自分で作ったお飾りで、お正月が迎えられると喜ばれていました。
帰る時には皆さん「良いお年を」と言い合いながら、お帰りになりました。
御幣などを飾った完成品は、センターの門に飾った時にお披露目いたします。
これで今年の行事も無事終了。
全ての行事で大きな怪我無く終わらせることができました。