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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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冬に向けて増えるもの・・・

一日曇り空で薄暗い日でした。
15時頃から雨が降り出し、雨垂れの音が館内に響いています。


林道を歩くと、黄色い落ち葉が目立ちます。
冬に向けて増えるもの・・・_a0123836_1733964.jpg

目に入る色は緑がまだ多い(杉も多いですし)のですが、足元は秋めいています。
写真の道を歩いていると、サササッとヤマドリが横切って行きました。
素早い動きでゆっくり姿を観察させてくれませんでした。(なので写真もありません)

秋から冬になると、動物たちの活動の跡が目立ちます。
冬に向けて増えるもの・・・_a0123836_1781861.jpg

こちらは湿性生態園のもの。
センターの畑や田んぼ、水路際にもありましたがイノシシが掘り返した跡です。
あっちこちにこんな跡が作られて困ってしまいますね。

もう一つ、冬ごろから急に増えるフィールドサインがこちら。
冬に向けて増えるもの・・・_a0123836_17111932.jpg

モグラ
通年センターの近くで生活しているのでしょうが、特に冬ごろ中庭や枕木木道沿いにこのモグラ塚ができます。
こちらもひとつ、ふたつなら微笑ましく見ていられますが、中庭は毎年ボコボコにされてしまうのでこちらも地味ながら困った存在です。
動物相手に“節度をもって”なんて声、届きませんんからね。


雑木林では、クロガネモチの果実が真っ赤に色づいていました。
冬に向けて増えるもの・・・_a0123836_17153341.jpg

冬の間、この実を食べに野鳥が集まってきます。
実のなる木を覚えておいて、遠くから望遠鏡などを使って観察すれば、少しは逃げられなくなるかな?
他にも、ジョウビタキやヒヨドリあたりは、好んで畑で栽培している野菜を食べるので、困っちゃうな~と、思いつつ、双眼鏡ごしにあれは「美味いっ!」って言っている顔だとしか思えない顔が間近で観察できるので、ちょっぴり楽しいです。


以前紹介したオニグルミのウロに住む“ウロガエル”、今日はいつもと違った格好でいました。
冬に向けて増えるもの・・・_a0123836_17301975.jpg

なんだか狭そう?そう思って覗いて見たら・・・
冬に向けて増えるもの・・・_a0123836_17305225.jpg

お分かりいただけただろうか?
よく見ると、ウロの中に3匹カエルが入っていることを・・・
どう見ても窮屈そうなのですが、もめることもなく収まっていました。
ツツガエル”住宅にはまだ空きがあるので、そちらに引っ越せば良いのねぇ。
11月入ってもまだまだ元気に、ニホンアマガエル達は鳴いていました。
by isumi-sato | 2014-11-06 17:31 | いきもの