3連休は秋晴れに恵まれました。
日中もすごし易くなり、散策するにも好い陽気でした。
蓮田で多分最後と思われるハスの花が咲いていました。
これで夏の花も終わりかな。
そんな蓮田を巡回していると、枯れたハスの葉に器用に乗っかり日光浴をしているミッシシピアカミミガメ(通称ミドリガメ)に会いました。
花の時期には木製デッキの上をたくさんの人が歩いていましたが、これからは静かな時間を過ごせるようになることでしょう。
夏の花に変わり、秋の花が急に姿を現します。
ヒガンバナです。
つい最近まで草が茂っていた場所で、稲刈りにあたり草刈りを行った場所なのですが、突然スッと花茎を伸ばしました。
今センターに限らず、田んぼの畦などあちこちで花を咲かせています。
夏の花は終わり・・・と、言っておきながら、実は畑ではまだまだヒマワリが盛んに咲いています。
咲き始めが少し遅かったからかな?花期が長いようです。
秋晴れの空にもヒマワリの花は合いますから、もうしばらくお楽しみください。
草むらの葉の上には、バッタたちの姿も目立ちます。
ツチイナゴの幼虫。
まだ幼虫なの?と、思いましたが、成虫で越冬しますから、まだ幼虫の姿でいても構わないようです。
一般的には、ツチイナゴの幼虫は草と同じような鮮やかな黄緑色をしており、成虫になると褐色になります。
ところがときどき、写真のような褐色の幼虫もいます。
冬が来る前に成虫になるんだぞ~。
つづいて、なんとなく華奢に見えるショウリョウバッタ・・・ではなくて、
ショウリョウバッタモドキです。
“モドキ”なんて失礼な名前ですが、確かにショウリョウバッタに良く似ています。
ショウリョウバッタと違って背面が平らな点が識別ポイントだそうです。
最後、センター内の水路で全長約7㎝程のキリギリスの仲間を発見。
カヤキリのメスのようでした。
7㎝近いバッタは、さすがに腰が引けて手は出せませんでした。
調べてみると、日本のキリギリスの仲間では最大クラスの体格とのこと。
「カヤ」とはススキやオギの事をさし、棲みかと食草もそれらが茂る草地のようです。
センターの昆虫広場はぴったりの場所ですね。
飛んだり跳ねたりしないで、ちょこちょこ歩いて移動していましたが、それも特徴のようです。
先日、京神の脱穀をしている際、トビが低い位置で中庭や昆虫広場の上を旋回していました。
トビは秋になると、特に虫捕りをすると聞いたことがあります。
もちろん遊びではないですよ、食べるためです。
一番の獲物は樹にいるカマキリたちで、バッタ類も好んで食べるとか。
センターでもそんな秋の虫捕りが行われているようです。