今日は一日曇り空で、ここ数日からすると妙に涼しく感じる日でした。
夕方になると雨が降り出して・・・しとしと雨音が聞こえています。
ヤブの上では名前の通りか?ヤブガラシの花が咲いています。
ヤブを枯らすほどと、厄介者扱いですが、花には様々な昆虫が集まります。
今日はちょっと見慣れない姿を発見しました。
気になった昆虫は、花の上のピントが合っている方です。
姿から見てカメムシの仲間だろうな~でも馴染みが無いな~と、まずは後ろの大きなカメムシの方から探してみると、どうやらホソヘリカメムシのようです。
すると、幼虫の姿も一緒に載って、なんと探していた見慣れないカメムシは、ホソヘリカメムシの幼虫でした。
カメムシの仲間は、成長段階によって姿が大きく変わる昆虫なので、特定するのに時々悩まされています。
それにしても都合よく並んでくれました。
花に集まる虫がいる一方、葉を食らいつくす勢いで葉にたかっているのがこちら。
マメコガネです。
様々な植物を食い荒らし、湿性生態園のワレモコウも無残な姿にされています。
外来生物と聞くと、国外から日本にやってきた生き物を想像しますが、日本から外へ出て行った生き物をもちろん存在し、このマメコガネもそのひとつです。
アメリカに移入し、ジャパニーズビートルと呼ばれ大害虫として認識されています。
日本でも、マメコガネは農業上の重要害虫の一つとして扱われています。
林道を歩いていると、緑が薄いカエルが・・・
一見、ニホンアマガエルに見えますが、目の横にラインが無い、薄い体色からみて、シュレーゲルアオガエルの幼体でした。
葉っぱの色と同じですね。
成長すると、ニホンアマガエルより2回りぐらい大きくなります。
同じような格好で、ニホンアマガエルも居たので撮影しました。
小さくても、目の横のラインははっきりあるので、違いが分かります。
今の時期、草むらなどにまだオタマジャクシからカエルになり立てのカエルがたくさん観察できます。
初々しい姿をぜひ観察して下さい。
カラムシが茂るヤブでは、フクラスズメの幼虫がたくさん葉を食べていました。
一時、姿を見なくなっていましたが、新に卵が孵ったようでまたむしゃむしゃと葉を食べています。
大きいのから、小さいのまでサイズ色々、体色色々おりますが、派手な外見に似合わず無毒ですから、散策道中見かけてもご安心ください。
なかなか愛嬌がありますから、じっくり観察もお勧めいたしますよ。
雨の降り始めに、カナカナカナ・・・とヒグラシの声が聞こえてきました。
センターで聞こえるセミの声は、後はミンミンゼミとアブラゼミです。
いつ鳴くかな~?