昨日の快晴から一転、曇天のまま終わってしまった寒い一日でした。
館内で作業していても、あまりの寒さに手がかじかんで仕事になりませんでした(暖房無いもので・・・)。
万木堰を覗くと、ホシハジロの群れがプカプカ浮かんでいました。
ここ数日、ずいぶん集まっているな~とは思っていました。
ホシハジロ自体珍しい冬鳥ではありませんが、万木堰に10羽を越す群れがやってくるのはそんなに多く無いと思います。
遠目で見ても、銀色の羽が目立ちます。
寒い、寒いと撮影していたのですが、撮影される側もそれは寒いようで、どの鳥も首が無くなっていました。
羽にクチバシを隠して、プカプカ・・・この状態で他の鳥にぶつかることなくすれ違っていました。
辺りを見渡すと、カルガモたちは木陰に隠れてジッとしているようでしたが、ホシハジロ広いところに浮かんでいる方が好きなようです。
寒くても野鳥の声はよく聞こえる今日この頃。
畑でも活発に動き回っているようです。
畑に残された大根がおかしな姿になっています。
職員が葉をカットしたわけでも無く、多分鳥が少しずつ食べていった結果がこのショートヘアーな大根なのでしょう。
穴も開いていたのですが、これは自然になったのか鳥が開けたのか・・・さて?
ブロッコリーの葉も短くなっていたので、誰かが食べているのでしょう。
冬は餌探しに苦労するのでしょうね。
1月29日に、展示水槽のトウキョウサンショウウオ(以下サンショウウオ)の話題をお伝えしましたが、その後どうなったかと言いますと・・・あまり進展はありません。(記事は
こちら)
メスが水に入らないので、思いつきで霧吹きをしたところ、その日の内に水には入りました。
意外と効果的!かと思いきや、その後が続かない。
写真上部に一頭いるのがメス(頭が右向き)、下4頭がオス。
あれだけ水の中でメス待ちをしていたオスなのに、メスが来ても産卵には繋がらなかったようです。
オイ、何やってんだ!?と、言いたいところですが、言葉が通じませんから見ているだけです。
そのうちメスが、「もういいです」と、言いたげな表情をしだし・・・
プールから出てしまいました。
そしてなぜかしばらくしたらオスもプールから出てしまい、無サンショウウオのプールが残りました・・・。残念。
その後、たまにオスが1頭だけプールに戻ったり、出たりを繰り返していましたが、今日の午後になって・・・
もう一回入ってみる・・・と、思ったのかメスがプールに。
ただし、オスはいません。
オスは何やっているかというと、陸地の木の下にいる2頭と、プールの下の水溜りに潜っている2頭。
(分かり辛いですが2頭折り重なるようにいます)
またしても何やってんだ!?なのですが、これはプールの設置ミスもあるかもしれません。
プールをどけて捕まえた後、プールに放しました。
さて、これでもう一晩、どうなることでしょうか。
今年は野外での産卵数も、初産卵を確認した日からから伸びが悪いです。
両生類は年によって産卵数の変動が激しいそうなので、今年が少ない年なのかまだ寒いだけなのか、答えがでるのは3月入ってからになりそうですが、注意して観察します。
水槽のサンショウウオはいつでも見放題なので、来館された際にはぜひ覗いてみて下さい。
プールにいないことが多くなってしまいましたが、1年で一番コミカルな姿が見られる時期ですから、おススメで~す。