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トウキョウサンショウウオの産卵池整備

三連休の中日、相変わらず冷え込みは厳しいですが、良いお天気の一日でした。
さて、昨日の話しですが、今年もトウキョウサンショウウオ(以下サンショウウオ)の産卵池整備を行いました。
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斜面際、雨が降った時だけ水が溜まる場所で、整備する以前からサンショウウオの産卵は確認されていました。
そこで、よりサンショウウオが産卵しやすいように、産卵数が増えるようにとH22年から今の時期に水路整備を行っています。
本当は、雨が降る前にやるのが大事なのですが、今年も雨に降られ・・・水が半分溜まった中での作業でした。
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一年前も同じように整備しましたが、すっかり泥が溜まり、水を堰き止めるために埋めた木材も流されたり、浮いてしまったりしています。
一人で持ち上げられない重い材(元ベンチ)なのですが、大雨が降るとかなり激しく水が流れ、泥も材も流されてしまうようです。
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産卵池の構造は、数ヶ所を堰き止めてその前後を深く掘り込み水が溜まるようにし、そのプールを浅い水路で繋ぐようになっています。
上記写真が昨日の作業終了時です。
水路整備するぞ~!と、勢い込んで作業を始めてしまったので、作業前の全景写真がありません・・・失敗しました。
作業前は、8日~9日にかけて降った雨が一部分に溜まっている状態でしたが、ご覧のように繋がった水路として復活しました(7日までは、水溜り一つありませんでした)。

一晩経って、今日の午後の状態です。
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水が溜まっています。
堰部分も壊れていません。
と、言うか、水が予想以上に溜まっています。
足場がぐちゃぐちゃで立っているだけで泥に埋まっていくので、昨日足場を固めるために竹を敷いたのですが、そこまで水が上がってきて竹が浮かんでしまっています。
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おぉぉ、今年の水路はかなり強力か?
水が溜まってくれて一向に構わないのですが、水路幅が増えると今日の作業にちょっとだけ響きます。

今日の作業はこれ。
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水路に棒を立てることです。
棒の素材はオギの茎、現地調達です。
水路幅が広がると、手の長さの兼ね合いで棒が立てられない部分が・・・まぁ、仕方が無いので届く範囲で立てました。

サンショウウオは産卵時、水中の落ち葉や枯れ枝などに卵のうの端を付着させます。
そのため水路に棒を立てると、結構その棒に産卵してくれることが多いのです。
あえてこちらが棒を立てる理由は、泥上げしたばかりで卵のうを付着させる物が少ない分の補充、産卵後の観察・管理がしやすいなど。
特に、ここ数年アライグマ被害を防ぐためにネット等を被せるので、ある程度まとまって産卵してくれるとガードがしやすいので棒を立てるのは欠かせません。
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若干異質な感じは否めないのですが、棒を立てる溜まりと立てない溜まりに分けると、産卵数は断トツに棒有りの溜まりです。
水だけ切らさないようにする、手を入れない(棒を立てない、泥上げしない)産卵池もありますので、観察会ではどちらの環境も見ることができます。


そして昨日、スタッフが泥だらけになりながら水路整備をしていると、ゴロンとあちらも泥だらけで登場。
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トウキョウサンショウウオです。
オスは林床から先に産卵池に下りてきてメスを待つそうなので、早々とメス待ちしていたオスを掘り起こしたようです。
この間の雨で活動を始めたのかな?
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まん丸な目が可愛らしいです。
(泥を流して少しおめかし。泥流れ切っていませんが・・・)
産卵の確認は、一昨年1月25日、昨年2月4日でした。
今年はいつになるでしょうか、待ち遠しいです。
by isumi-sato | 2014-01-12 16:38 | いきもの