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おかざりを作ろう・輪飾り編

12月22日、快晴。午前九時の気温は6.8℃、今朝の最低気温は0.5℃でした。

本日、「米作り6・おかざりを作ろうB・輪飾り編」を、開催いたしました。
毎年、午前と午後の二回行い、午前19名、午後19名の参加がありました。

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開始は9時ですが、半日で完成するためにタイトなスケジュールなので早めに来た人からわらの材料づくり。わらスグリを行いました。
輪飾りで使うわら、210本分を整えます。
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ざっときれいにした後は、室内に入りはさみを使ってはかまを取ります。
この作業に結構時間を要します。

ワラを整え終わると、しめ縄用には75本分、前垂れ用には135本分のワラを軟らかくするために、ワラ打ち器にかけます。前垂れ用は、垂れ下がる部分はしゃんとして見せたいので、つぶさないように気をつけます。
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まず、しめ縄づくり。
25本のわらを3束に分けて、まず2束でわら縄をないます。この時注意することが左ないの縄を打つということです。非日常ということで、日常使いとは反対にわらをないます。
できた縄の谷に沿って、よりをかけつつ残りの一束を入れていきます。
バランスよく打っていくと、しめ縄ができます。
ことばや、講師の解説と制作手順を見ているとスルスルと簡単に進みますが、
いざ自分でやってみると、アレッどうだったかなということになってしまいます。


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前垂れ用のワラは、15本×3 を3束作ります。
それを、元から50~70cmのところを3つ編みにします。3つ編みを3束です。

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この3束をしめ縄の中央部にさしこみます。輪にしたときに美しいバランスになるような場所に差し込みます。
3束を襟を合わせるように折り合わせ、1箇所を細縄で結びます。
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最後に、ダイダイ、ユズリハ、ウラジロ、御幣の飾り方を解説しました。
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毎年取り上げていますが、ダイダイは「先祖代々」、ウラジロは「裏白=裏表の無い」、ユズリハ「次の世代に譲る」という語呂合わせから来ているそうです。

今から葉を飾るとパリパリになってしまうので、実際にこれらの物を飾り付けるのは、飾る直前に行います。
霧を拭いてビニール袋に入れておきます。

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最後に完成したお飾りを持って記念撮影しました。


自分で作ったお飾りで迎えるお正月は、ひとしおのことと思います。参加の皆さんお喜びでした。

講師やスタッフは、へとへとになりましたが、その感想を伺って救われました。
by isumi-sato | 2013-12-22 17:54 | 行事報告