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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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小学3年生の農機具見学と体験

今朝のセンター最低気温は5℃でした。
寒い寒いと言いながら近隣の小学3年生25名が昔の農機具見学に来館されました。
目的は、学校で昔の農機具を勉強するのに現物を見て、使ってみた方が理解がえられるからとのことでした。同感です。
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センターにある昔の農機具は江戸時代から昭和の初めにかけて使用された物なので、古い物から順を追って説明しました。説明した機具は主に千歯扱き・足踏み脱穀機・箕・唐箕・木摺臼・発動機・縄綯い機です。
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稲の脱穀に使う「千歯扱き」は江戸時代の前期に出現し使用されるようになりました。それまでは「扱きはし」といって2本の割竹の間に稲の穂先を挟んで脱穀していたようです。
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明治時代になると「足踏み脱穀機」が発明され大正時代に普及しました。センターでは今でも稲の脱穀に使用しています。
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脱穀した籾は稲くず(ゴミ)と一緒になっています。これを籾とゴミに分けるのに「唐箕」を使いますが、風の力で分けられること(風選)をみていただきました。軽いものは飛んでいき重い物は下に落ちます。
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この風選を利用して作られたのが「唐箕」です。「唐箕」は17世紀後半ごろに日本に伝来し、その後約100年を経て全国の農家に普及しました。
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「唐箕」でゴミを取り除いた籾は手で擦るともみ殻が取れて玄米になります。
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籾を擦るともみ殻が取れることを利用したのが「木摺臼」です。臼の中に籾を入れて杵で擦ってもみ殻を剥がします。
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昭和の初めになると農業用小型発動機が出回るようになり作業性は著しく向上しました。
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昔の作業として縄ないを体験していただきました。最初は、やりたいやりたいとはりきっていましたが、実際にやってみて難しいことが経験できたようです。
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「縄ない機械」は今から100年位前に発明された機械です。手での縄ないを体験した後にこの機械で縄ないをして機械の便利さを体験していただきました。

センターにある昔の農機具類はいつでも見られます。職員に声をかけてくれれば、いつでも説明しますし、体験することもできます。現在の農機のもととなる機具類ですので一見の価値はあると思います。来館お待ちしています。
by isumi-sato | 2013-11-12 17:59 | グループ・学校利用