4月23日、快晴。午前九時の気温は13.2℃、今朝の最低気温は2℃でした。
ここ数日は、二月下旬並みという低い気温が続いています。
朝のセンターの床には、外から入り込んだニホンカナヘビがタイルの上で固まっていました。気温が低いため、体が動かなくなっているようでした。
ひなたの草の上に置いてあげて、動きの悪いこの時とばかり、撮影させてもらいました。
また、中庭では真冬のようにモグラ塚がありました。
寒いと、ニホンカナヘビは固まり、モグラはせっせと穴を掘り続けるのでしょうか。
今週末にセンターの行事、田植え体験を控えた田んぼでは、あぜ沿いに
水面下に足跡が続いています。アライグマでしょうか?
また、近くには泡のように見えるものが浮いています。
シュレーゲルアオガエルのタマゴです。シュレーゲルアオガエルは、土の中に隠れるようにいることが多いので、声はすれども姿は見えずのことが多いようです。
水がたまった田んぼには、泳ぐオタマジャクシの姿が増えています。
ディキャンプ場のエノキは、樹冠の上が薄紫に色づいています。
上空を見上げるとどうやら隣接している斜面の林から、長いツタが伸びてきています。
フジが伸びてエノキの最上部、もっとも光が受けやすいところに陣取り花を咲かせています。
すぐ近くの斜面のスギの上にも紫の花が見えています。
かなり高いところまで、他の植物を踏み台にして広がっています。
フジのしたたかな生き残り戦略ですね。
四月も下旬になると、草たちがグングン伸びています。センターの仕事も草刈り業務が増えてきました。今日は田んぼのまわりと散策路沿いの草刈りを行いました。
雑木苗を移植した丘は、日当たりがよく今は全面スギナに覆われています。
軟らかいので軽く草刈りをして園路をつけることができます。ここは秋にはセイタカアワダチソウが繁茂する場所に変わります。センターでは染色材料に利用しています。
白い穂の小さなカヤ、チガヤが少しずつ目立ち始めています。
昔はツバナ、チバナと呼んで、成熟した穂で火口を作ったといいます。チガヤウマを作りその材料にした地方もあったようです。若い花穂はわずかな甘みがあるといいます。連休のころには、丈の低い白い穂が風に揺れていると思います。
そんな風景も楽しみにご覧になってください。
お待ちしております。