4月17日、曇。午前九時の気温は21.9℃、今朝の最低気温は13.4℃でした。
朝から南東の風が吹いて、なまあたたかな一日です
今日は、センター水路の生きものの春のようすを調べました。
まず、ホタルの飛ぶ場所近くの水路で、調べました。
カワエビ類がたくさんいました。
スジエビ、テナガエビです。
詳しい違いは、「ガッカク」という細かな部分で判別できます。
ぜひ観察会に参加されて本物で確認してください。
ハゼの仲間、トウヨシノボリのこどもがいました。
少し大きくなったトウヨシノボリはこんな姿です。
巻貝のカワニナもいました。
少し下の水路では、常に水深が確保されているせいでしょうか、小魚の影を見ることができます。
確認するとタイリクバラタナゴか多いことがわかります。
メダカもいました。
大きなマルタニシ、小さなマルタニシ、カワニナです。
マルタニシは、大きくなると先端がかけていることが多くなるようです。
生きものに交じって植物の種がありました。
カイトのような形をしたものは、ヒシの実です。
上流の万木堰から流れてきた実です。
田んぼのまわりからは、カエルたちの声がたくさん聞こえてきます。
声はすれども姿が見えないと、センターに問い合わせがあったというカエルも
観察することができました。
シュレーゲルアオガエルです。
ニホンアマガエルとの違いは、鳴き声と目の後ろが黒くなくて体色と同じ緑色をしていることなどから、簡単に区別することができます。
昔の人たちは、ニホンアマガエルとこのシュレーゲルアオガエルを同じカエルとみていたようです。
共に日本在来のカエルなのですが、違うカエルですと区別してくれた方が外国の方だったので、
外国のような名前がついたようです。
圧倒的に数の多いニホンアマガエルは、いすみでは、雨が降ると道路をピョンピョン横切って行く姿をたくさん見かけることができます。車を運転しているといつもひかずに通れますようにと思わずにいられません。
雨の日も、カエルたちを観察できるよい機会ですね。
田んぼからは、うるさいくらいにたくさんのカエル声が聞こえる季節になってきました。
特に夜は、雨音のように、波音のように、遠くからうねるように聞こえます。
一匹一匹がのどを大きく膨らませて鳴いています。
田植えが本格化してきたいすみです。