田んぼの水溜りで、ウマビルが泳ぎだす時期になりました。
センター近くの田んぼは、明日から堰水を田に引くそうです。(センターもかな?)
田に水が入ると、どこからともなく現れるウマビル。
ブログで何度も取り上げているウマビル、「ヒル」と名がついても血は吸わないヒルです。
田植えの時、「ヒルが居る!」と、叫ぶ方もおりますがご安心くださいね。
ゆらゆらまるでイルカのような泳ぎ方です。
センターでは春の風物詩の一つです。
布袋竹林の奥では、チョウが盛んに飛んでいました。
さて、こちらの写真、ある生き物が隠れています。分かりますか?
撮影中、着地点を確認してから近寄っているのに、ふっと見えなくなってしまい、近寄りすぎて何度も逃げられてしまいました。
背景に溶け込んでしまうのですね。
ここまで大きくすれば分かるかな?
クロコノマチョウです。
南方系のチョウで、生息分布域を拡大して北上しているそうです。
千葉県では、1980年代ころから姿が見られ、現在では千葉県全域で姿が見られるようになってしまったそうです。
こちらも背景に溶け込んでいたチョウです。
キタキチョウ。
クロコノマチョウとキタキチョウは時々葉や花や地面に降りていたのですが、ちっとも降りず飛び回っていたのが、ルリタテハとモンシロチョウ。
ともあれ、たくさんのチョウが飛び回る季節になりました。
慌ただしく春を体感していたのが、こちらイタドリハムシ。
一か所にわらわらと集まっていました(写真に写っている1.5倍程まだ近くにいました)。
名前の通り、イタドリを食べるハムシなのですが、集まって何しているのだろうと観察したところ、どうやらメスが1頭だけいて、オスが集まってきていたようです。
1頭に他のハムシが集まるのですが、そのメスと思われるハムシはどこ吹く風、せわしなく歩き回って、最後にはこの集団は解散していました。
これから産卵シーズンですからね、忙しいようです。
イタドリハムシを観察していた近くには、立派なアケビの樹がありました。
紫色の花が咲いています。
花の時期に場所を覚えておくと、秋には果実が良い状態で収穫できるという算段です。
花もきれいなので、ぜひご鑑賞ください。
センターのソメイヨシノはイマイチですが(その話題はまた次の機会)、オオシマザクラは6分咲きです。
樹が大きいので、中庭のベンチに座りながらも観賞ができます。
デイキャンプ場の石のサークルに腰掛けながらも良いですね。
サクラが咲いて、田に水が入って・・・すぐ田植えの時期になりそうです。
今年センターの田植は行事は、4月28日です。
おかげさまで、すでに申し込みはキャンセル待ちになっております。
水不足は困るので雨はたくさん降って欲しいけれど、行事の前後は晴天に恵まれると良いなと、1ヶ月以上先の天気を気にしています。
明日から近隣の小学校は春休み。
ご来館お待ちしております。