今日は朝から曇り空。
お日様は出ていませんが、湿度の高い日です。
そんな日ですが、雨が降っていないので大作業をしています。
それはなんでしょう?
4月29日の
田植えイベントで
数本植えたイネは無事に分蘖(ぶんげつ、イネ科などの植物の根元付近から新芽が伸びて株分かれすること、ぶんけつ とも言います)し、生長しています。
ただ・・・
イネの葉先をみるとなんか枯れているようにも見えます。
どうしたことでしょう。
過去の記事にも書きましたが、イネドロオイムシ(イネクビホソハムシ)の影響が強く残るのか、はたまたオモダカ、コナギなどの雑草に栄養を取られてしまったのか・・・・
圃場の中央付近のイネの色がさえません。ぶんけつ も弱いようです。
手前のように濃い緑色が正常なのだ、と田んぼ担当は言います。
これじゃ、恥ずかしくてお客さんに見せられない、と担当者は嘆いています。
一方で、「センターは農家ではないのだから、農薬を使わないと今みたいなことになる、といういい見本でしょう。でも、農薬はすごいんだね。」と言ってくれるお客さんもいます。
イネドロオイムシも雑草も、田植えしてから数日のうちに農薬を散布すれば、かなり劇的に防げるそうです。
「ここまで来ると来年も大変だね」、と声をかけてくれた地元の農家の人に聞くと、雑草の種や根が圃場に残り、来年も雑草が・・・ということのようです。
とりあえず、そんなことがあるので天気を見ながら
せっせと除草作業をしていますが、人手は限られています。どこまでできるやら。昔の人はどうしていたのでしょう。水田除草機も今ではあまり歯が立ちません。
時期的には水を落として、田んぼを一旦は乾かす、という中干しをしなければいけないのですが、水が切れると雑草はさらに繁茂しそうです。
今から来年のお話をするのも変ですが、農薬散布をするか、草取りイベントをするか、でもイベントで人が集まらないと結局は今年と同じ、などと考えながらの地道な作業が続きます。