深夜から降り続く雨で、出勤した時から雨漏りぴっちゃん、ぴっちゃんなセンターです。
今日は一日雨が続きそうなので、先日散策にでかけた万木城遊歩道~小鳥の森周辺のご紹介をいたします。
万木城遊歩道は、三光寺にある堰の横を通る舗装された道から、万木城展望台までの道をさします。
こちらは、万木城をテーマにした自然観察でも通る道です。
今の時期は新緑もきれいで、歩くのに心地よい場所です。
堰を覗くとこちらにもヒシが浮いていて、その上ではクロイトトンボが産卵中でした。
浮葉植物や藻などの水面に近い部分にメスが産卵し、時には単独、またはオスと一緒に完全に水中に潜って産卵することもあるとか。
それを観察しようと粘りましたが、メスの胸部が水につかるくらいで飛び立ちました。
(胸部まで水につかるのも他のトンボではそう見ないのですが)
この日は予想外にチョウの姿が目立たず、観察できたチョウは、ヒメウラナミジャノメ、コジャノメと種名未同定のガ数種類でした。
スジグロシロチョウは急階段のそばで日向ぼっこしていました。
ただ今、一の堰(東屋が無い方の堰)近辺では、ハイハマボッスが群生しています。
地面に張り付くように見える、黄緑色の草本です。
とはいえ、群生している写真が分かりやすく撮影できなかったものですから、花の写真を一緒に載せます。
今年の湿っぽいお天気のせいなのか、堰上部から階段下まであちこち精力的に咲いていました。
急な階段を上ると、そこから海雄寺までのハイキングコースが小鳥の森となります。
こちらの方が、自然度高いハイキングコースとなっております。
自然度が高すぎて、晩春~晩夏にかけて草に埋もれてしまうこともあるのですが、今回はまだ道がしっかり残っておりました。
ひざ丈の草が連なっている場所がありました。
まだつぼみもなくて地味ですが、こちらはホトトギスのようです。
秋に出かけたら、ホトトギスの花がたくさん観賞できるかもしれません。
楽しみがひとつ増えました。
お天気が良い日だったのですが、森の中は木漏れ日が落ちるくらいの心地よい日差しでした。
もう慣れてしまいあまり感じませんが、一人では薄気味悪くて歩きにくい場所・・・という声も聞きます。
人が大勢いないということが一つの長所だとも思うので、仲間同士連れ立ってハイキングされてみてはいかがでしょうか。
二の堰には東屋が、一の堰(上記写真)には堰に突き出たベンチ付デッキがあります。
こちらは休憩スポットとして、お弁当やお茶をする場所に利用できますよ。
センターから湿性生態園を通り、このデッキでお茶して上まで登る・・・おススメルートです。
三光寺の駐車場戻ると、今年初見のノシメトンボに出会いました。
天気の話題に「梅雨」という言葉を多く聞くようになりました。
梅雨が来て・・・夏だ~と、騒ぎ出すのも目前ですね。