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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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まるで雪が降っているように見えます

今日は太陽強く、風強い一日でした。
この陽気に、湿性生態園のヤナギ林では一斉に綿毛が飛び始めました。
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風に乗り、フワフワと空から降ってきて、まるで雪が舞うような風景です。
とても素敵な情景なのですが、いかんせん撮影者の腕の問題で表現できません。
昨年、その話を写真クラブの人たちに話したら「任せない!」と、言ってくれた約束はまだ有効なのか気になるところです。
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水面や木道にも積もっています。
晴れて、ある程度風がある時がこの風景は見頃です。

また、今年は雨が多いからか、水が多いため草刈頻度が低いからか、湿性の植物が例年より目立っているような気がします(両方かな)。
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シロネ
タデ科植物の姿が多かったり、一瞬セイタカアワダチソウの群落か?と思ったものがシロネだったり、オヘビイチゴ(乾燥地にも生えるそうですがやや湿性地を好むということで一応カウント)の黄色い花が目立ったり、嬉しい限りです。
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オヘビイチゴ
中でも、今年も湿性生態園で確認できたこの植物。
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ハイハマボッス
去年確認した場所とはまた別の場所で、湿性生態園の中で、水をかぶることが多い場所のひとつです。
見やすい位置にあるので、近々マークでもつけておこうと思います。


そして、今日「この植物はなんですか」と、来館者の方に尋ねられました。
候補がいくつか頭に浮かんでも、名前が出てこない・・・アレ、アレだよアレの、世界。
林道にあるとのことなので、さっそく観察にでかけました。
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この写真がその植物です。
茎は直立しないで、一見這うような姿。
頭の中で、田村(タムラ)、熊谷(クマガイ)、ともかく人名っぽい名前~と、悶々としてやっと立浪(たつなみ)を思い出しました。
茎の下部が這うとなると、別の種を考えてしまいますが、葉の鋸歯の数(9や10あり)、草丈、雰囲気を考えるとやはりこれはタツナミソウではないでしょうか。

林道からの帰り道、今年初見のチョウとまた出会いました。
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サトキマダラヒカゲ
他にも、アオスジアゲハ、ナガサキアゲハ、サラサヤンマ(トンボ)っぽい生き物にも会いましたが、彼らはかなりの高速飛行をして枝などにとまらないものですから、確認はできませんでした(アオスジアゲハ間違いないです)。
ますます夏めいた生き物たちの登場で、外を歩くのが楽しい時期です。
皆さんも真夏日が続く日々が訪れる前に、ぜひ自然散策おすすめいたします。
by isumi-sato | 2012-05-17 17:31 | しょくぶつ