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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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お休みも明日で終わり

今日は5月5日こどもの日。
お天気も良く、センターではこいのぼりが元気に泳ぎました。
(写真は昨日のブログに大きく出ていたので割愛)
少し汗ばむような一日でしたが、センターは来館者の方たちでにぎわいました。

畑に植栽されている梅の樹は、いつの間にかに青々と葉を茂らせ、小さいながら果実も育っていました。
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おりしも今日は「立夏」夏の始まりです。
「春が来た」と春の話をしていたら、いつの間にか季節は初夏になってしまったようです。


さて、初夏のセンター、草むらを覗くと不思議な顔をした生き物に出会えます。
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細長い顔!
長いのは顔ではなく、「口」にあたる部分のようですが、何とも「馬面」です(図鑑にも馬面って書かれていました)。
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正面から見るとこんな顔です。
そしてこの虫の最大の特徴は、おしり(用語としては腹節末端節)です。
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こちら、オスだけの特徴なのですが、腹の先端がくるっと丸まっていて、ハサミがついています。
この状態から「シリアゲムシ」という名がついたそうです。
写真1枚目がメスなのですが、3枚目と腹節の先を見比べるとその違いははっきりとしています。


この昆虫、メジャーな存在かと思っていたのですが、意外と「知らない」という声を聞きましたのでご紹介します。
細長い口でどこか弱々しい印象を覚えますが、食性は肉食!
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この日もサクラの樹の下でマイマイガの幼虫を食べていました。
果汁も吸うそうなのですが、昆虫の死骸を食べたり、捕食したりするそうです。
オスのハサミは、交尾の際オス同士の闘争やメスを押さえる役割があるそうです。
求愛の際にはメスに貢物を持ってくる、紳士的?策士?な生態もあります。


千葉県の自然史(本編6)によると、千葉県に生息するシリアゲムシ科は6種おり、そのうちヤマトシリアゲを除きどの種も稀だそうです。
センターでは現在のところ2種、ヤマトシリアゲとプライアシリアゲを確認しています。
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↑ヤマトシリアゲ
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↑プライアシリアゲ
翅の模様で同定したのですが、さて先に出てきた4枚の写真はどちらがどちらでしょうか。
(プ、プ、ヤ、プの順番です)

センターでは林道や畑周辺を歩いているとよく出会う昆虫で、今まであまり注目したことはありませんでした。
捕食シーンの撮影をしているときに、初めて2種生息していることに気づきました。
案外、他の種も生息しているのかも?なんて思うと、これからの観察も楽しみです。


と、シリアゲムシだけで終わるのは花が無いので、ひとつ花をご紹介。
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白い花を咲かせるヒメオドリコソウです。
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センターから少し離れた、車通りが激しい道の脇に咲いていました。
車を避けながら急いで撮影。
毛色が変わったものを嫌ったり、喜んだり、人って我がままですよね~。
by isumi-sato | 2012-05-05 16:55 | いきもの