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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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冬の氷と野鳥

1月8日、明日は成人の日です。晴、午前九時の気温は0.3℃、今朝の最低気温は-3.9℃でした(最低はおととい-4.5℃、きのう-3.0℃)。


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出勤前の車のフロントガラスには、結晶がたくさん付いていました。
8時ころですが、冷え切った車内の温度は、-5℃(車外は-3℃)を示していました。


センターに接する万木堰では、朝から早くも釣り人が来ていますが、何やら音がしています。ヘラブナ釣りのためにまず水面の確保。ひもにおもりをつけて投げ入れて氷を割っていました。こんなにしたら釣れないよ、、、と言いつつ。
冬場の釣りも大変ですね。



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湿性生態園のヤナギ林も氷の水面の中から生えています。
逆光で、モノクロのような写真がとれました。

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水面の氷も陽が当たって、昨日の霜のようにおもしろいことが起こります。
どうぞ発見にいらしてください。



日が当たって、堰の氷が一部溶けて野鳥たちの姿が見え始めました。
岸辺、あるいは倒木の上か、どこか安全なところに避難していたのでしょう。
ほとんどの鳥たちが、頭を背中に突っ込んでいます。
片目では、周囲に注意を払い続けている模様です。
が、ゆっくり移動しています。そんな体勢でも、水面下のアシでは水をかき続けている様子です。

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カルガモがいます。カイツブリもいます。この2種は常連さんですが、そのなかにも留鳥と冬だけやってくる鳥がいます。どこからその違いが生まれるのでしょうか。

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キンクロハジロです。
虹彩が黄色、金色であることから名前の「キン」がついているとのこと。
漢字で書くと「金黒羽白」。特徴を表しています。そして、後頭の羽毛(冠羽)が伸長していることも特徴です。これは寝癖に違いないと思わず思ってしまいます。
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メスは、地味な色合いをしていますが。短めではありますが、同様に後頭の冠羽が特徴です。
12月に姿を見せていたマガモは姿が見えなくなっています。そのうち、帰ってきてくれることを期待しています。



センターの渡り鳥たちは、人の姿を見ると遠くに離れていきます。
しかし、同じ鳥の種でも人との距離を取らないで過ごす越冬地もありますね。
どこからその違いが生まれるのでしょうか。


今のところ、ツグミの声がしても、ほんの一瞬でなかなか姿を見せてくれません。
しかし、もう一月ほど経つと、たくさん姿を見せてくれるようになります。
どこからその違いが生まれるのでしょうか。
慣れて安心するのでしょうか。




冬は、たくさんの鳥を見れるチャンスが多い良い季節です。
センターでは、2月11日に水辺の鳥の観察会が予定されています。
堰、干潟、海など訪れてたくさんの鳥たちに出会えると思います。
どうぞご参加ください。予約申込は、0470-86-5251 までどうぞ。
by isumi-sato | 2012-01-08 16:10 | いきもの