台風15号が駆け足で通り過ぎて行きました。
風が強く、センター周辺ではどのような被害があったのか、確認しに行きました。
まずはトンボの沼です。
木道デッキ沿いの樹が折れた他、観察小屋の扉が外れ、中に強風が吹きこんだそうです。
そのため、展示してある写真などが散らばってしまい、更にランプシェードが破れたあと風にあおられ、まるでリンゴの皮を剥くようにビリビリになっていました。
風にあおられ、ぐるぐる回ったのでしょうね…このように破損するとは少々驚きです。
センター近くの林道にも被害がありました。
倒木で道が塞がれています。
この倒木は撤去されてもようです。
湿性生態園でも樹が数本折れました。
特異な景観を作り出している水没ヤナギ林のヤナギが折れていました。
元々少し弱っていた樹のようです。
他にも折れていた樹がありましたが、木製デッキを塞ぐようなことは無く、通行に支障はありません。
センター内ですと、模擬雑木林のヤナギの樹が根本から真っ二つに折れてしまいました。
ナタで割ったように真っ二つに割れています。
内部を覗くと、ずいぶん虫が入り込んでいたので、こちらも弱っていたのでしょう。
他にも、デイキャンプ場のクリが折れていましたが、こちらも虫が入っていたようです。
畑では、トマトが支柱ごと倒れていました。
7月から収穫ができる、息の長い作物だったのですが、さて今後はどうなるでしょうか。
さらに、畑では別の作物も折れていました。
バキッと、ワタが折れています。
これには職員の心もバキッと折れました。
もういくつ寝ると~収穫だ~と、歌えそうな、あと数日で実が割れそうな程育っていたのですが、昨日の風に負けてしまいました。
茶綿は片手で抱えるくらい。
白いワタは両手でやっと抱えられるくらい折れてしまいました。
もうすぐ収穫だと、楽しみにしていたのですが残念です。
花も蕾もたくさんあったの~と、しょんぼりです。
来年は風に負けないように、もう少し工夫して育てようと強く思いました。
そして、センターの水路では、????な痕跡が残されていました。
小さいな橋がかかっていたのですが、外れてました。
強風?鉄砲水?いやいや、どうみたってイノシシです。
何かの腹いせか?と疑うほどの荒っぽさで、橋が放り出されてしまいました。
そして、あたりをゴソゴソ引っかきまわしたようです。
昨晩強風の中出動したのか、早朝台風一過のころ出動したのか…どちらにせよ、ひどい!
現在この橋は未修理ですので、近日中に修理いたします。
現在センターでは雨が降っていますが、明日からまた晴れの予報です。
雨上がりで幾分か過ごしやすくなるでしょうし、自然の中ですごすのには絶好の3連休になりそうですね。
ぜひ、センターへいらして下さい。
お待ちしております。