7月26日、曇。暑さが戻ってきて蒸し暑い一日です。
こんな日こそ、熱中症に要注意です。
夏休みを利用して、小学校先生低学年生活科の研修をいすみ環境と文化のさとセンターにて行いました。
二十数名の先生方が集まりました。
あいさつと一日の予定を確認した後、湿性生態園に出かけました。
途中、イノシシが荒らした痕を実際に見ながら移動しました。
湿性生態園では、草地に生えているマコモ、オギ、などを観察しました。
特に、草本の中でオギとススキの相違について勉強しました。
湿性生態園からセンターに戻る林道沿いでは、トンボ採集を行いました。
万木堰でも、水面に飛ぶトンボを観察しました。
センターに戻り、ディキャンプ場にて、トンボの見分け方について勉強しました。
例として、ナツアカネ、アキアカネの見分けのポイントを話題にしました。
先ほど採取したトンボを見ながらの学習をしました。
ノシメトンボ、コノシメトンボ、オオヤマトンボ、コシアキトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボなどが話題になりました。話している脇をタマムシが羽音を立てて飛んで行きました。
続いて、雑木林で高木の観察を行いました。葉の形、葉のつき方、幹の特徴、樹形など、観察をしました。
全体では、クリ、コナラ、クヌギ、ムクノキ、エノキ、クワ、ヤマモモ、マテバシイ、スダジイ、モチノキ、イヌガヤ、トキワサンザシ、ウツギ、キブシ、などを現物で確認できました。
お昼の休憩時間は、希望した先生方がザリガニ釣りの体験をしました。
午後は、地元の80歳を超える講師を招いて、ワラ草履づくりの体験です。
材料のワラは、そのために昨年青刈りをして乾燥させたものです。
鼻緒作りからスタートです。
初めての方も多く、二時間ほどで草履の片方をなんとか作りあげることができたようです。
時間の許す方は残って、さらにもう片方のワラ草履づくりにチャレンジしました。
家に持ち帰ってもう片方を制作されるという方もいました。
暑い中、一日かけての研修会、お疲れさまでした。