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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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やっと会えた!

今日も快晴の空と気持ちの良い風が吹く、心地好い一日となりました。


さて、青空の中一本の樹があります。
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昆虫広場にあるエノキの樹です。
最近この近くにくると、どこからともなく大工仕事の音が聞こえました。
コンコンコンッ…と、連続で木槌を打つような音です。
センターにもコゲラという小型のキツツキがいますので、コゲラがエサを採るため樹を突いているのか?それにしては大きな音だし姿が見えないなぁ~と、ボンヤリ思っていました。
前を通る度に見上げてはいたのですが、いつも用事の途中…真剣さが足りないのか音源は見つけられませんでした。

ところが今日は、なぜか見上げた瞬間み~つけた!
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やはりコゲラのようです。
でも、目的は巣作りのようです。
コゲラの繁殖期は5~7月で、雌雄協力して巣穴を掘るそうです。
コンコン音がするから樹に近づくと、割と直ぐ音が止んでしまいます。
その時は、どうやら巣穴からコゲラがこちらを覗いているようです。
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音もしないし、姿も見えないからどうしたのかな?と樹の根本から3mくらい離れた場所から双眼鏡で覗いたら、直ぐにピュッと中から顔を出してきました。
刺激し過ぎてどこかに行ってしまったら大変なので、もっと離れて観察することにします。
コゲラの姿は日頃見ていても、幹に穴をあけているところは初めて見たので、やっぱり小さくてもキツツキなんだなぁ~と変な所に感心しました。
無事ヒナ達が巣立つことを祈ります(まだ産卵はしていないはずです)。


次に、同じく昆虫広場で飛んでいるトンボを見つけたので、撮影協力を仰ぎました。
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ヤンマ科のサラサヤンマです。
ずいぶん美人(美トンボ?)なトンボが飛んでいるなと思い、捕獲して同定しました。
写真はその後、捕獲した直ぐ側の樹に放した時に撮影しました。
捕獲時はどこかにとまること無く、縄張りパトロール中で飛び続けていました。
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ウエストがギュッと締まった体型にうっとり~うらやましい~。
名前の「サラサ」も「更紗」が由来で、腹部の黄斑が更紗模様に似ているところからついたそうです。
名前までビューティーです。
ちなみに写真はオスなんですけど…。


千葉県のレッドデータブックによると、カテゴリーD、一般保護生物となっています。
以下、内容抜粋。


サラサヤンマ/ヤンマ科 
幼虫は低山地、丘陵地の湿地に生息するが、詳しい生活史は不明。
成虫もハンノキなどの多い湿地の林の中の僅かに開けた空間を旋回飛翔する。
県内では休耕田の増加に伴い、一時的に記録される個所が多いが休耕田の乾燥化とともに消滅し、安定した産地は少ない。

<保護対策>
現存産地の中でも林を伴う水源のある湿地や、規模の大きい湿地を伴う池沼を保全することが必要


今回捕獲した場所は、デイキャンプ場の側と、センター内小池の側です。
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小川側の状況です。
今日の成虫がどこで羽化したのかは分かりませんが、確かに林と水源が確保された空間です。
写真左側に模擬雑木林で、右がすぐ池。ただし大きくはないです。
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万木堰や湿性生態園も近いですし、そちらから飛んできた可能性もありますね。
トンボに限らず水源+林(雑木林)が必要な生き物達が多くいます。
センターとしても、大切に守っていかなければならない環境です。
by isumi-sato | 2011-05-19 17:35 | いきもの