千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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カテゴリ:しょくぶつ( 313 )

暑い日の最後となるかな / 稲刈り3日前


8月30日、晴れのち曇。午前九時の気温は29.6℃、今朝の最高気温は31.9℃でした。
昨夜は寝苦しい一夜で、高い湿度が一晩中づづきました。センター記録計で94%でした。

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今日も暑い1日です。万木堰の水位はずっと下がっています。



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田んぼのイネは、たわわに実り一部は重みで倒れ始めてきました。


台風15号の影響もあって、これから週末までの天候が雨や曇となりました。
9月2日土曜に予定しているセンターの稲刈りは、明日あさっての雨降り具合で田んぼの足元がどのようになるでしょうか?きのうのキョウシン刈りの時にはひびが入るくらいに乾いていて長靴で問題なく作業できました。中止の場合は、天気予報をみて前日朝(午前中)には決定いたします。




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今日は、昨日駐車場に広げて乾燥したキョウシンのイネを束ねて、





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建物の軒下のさおにぶら下げる作業を行いました。





林道を歩くと、秋の草花の準備が少しずつ観察できます。


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ヒヨドリバナの蕾が白くなってきました。ヒヨドリが鳴くころ花が咲くことにちなんでその名がついたとはいいますが、ヒヨドリの声はいつも鳴いて聞こえてくるような気がします。




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林縁には、ノブドウの実が見えてきましたが、まだまだ青々と緑色です。



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エノコログサ類の垂れた穂が目立ち始めました。今日は穂のアップです。
エノコログサ、アキノエノコログサ、キンエノコロといろいろ種類があります。



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湿性生態園の入口には、ユウガギクでしょうか。白い花もお目見えし始めました。
カラムシにも花がつき始めています。



少し気温が下がるようです。
ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2017-08-30 17:48 | しょくぶつ

山の日ですね。季節は動いています。

8月12日、雨のち曇。午前九時の気温は22.8℃、今朝の最低気温は21.6℃でした。
今日も陽がささず気温は上がらず、最高気温は予報を下回る25.9℃でした。
7月の海の日に続いて8月の山の日ですが、まだあまりなじみがありません。お盆が長くなる休日という実感のほうがみなさん強いのではないでしょうか。



 
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ハス田では、雨滴のついたハスの花が観察できました。涼しげです。



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成熟中のハスの実(花床)にも露がついています。



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田んぼのまわりでは、同じく雨滴のついたヒルガオも見えました。

当センターでも、特に山とはかかわりはなく、お盆の休日で来館される方が多くいらっしゃいました。きのうでスペシャルメニューは終了したので、今日はザリガニ釣りに精を出される親子が多く見受けられました。暑くないので遊びやすくはありましたが、残念ながら当のザリガニはあまりエサの食いがよろしくはなかったようです。
 ちなみに、アメリカザリガニは、昭和の初めに日本に持ち込まれた外来種です。日本の環境になじんで本州より南の各地に大量に増えてしまいました。そのため在来の生きものたちをかなり圧迫しています。また同時に水田耕作にとっては、苗を切ったり、穴を掘って水が抜ける原因を作ったりと好ましくない生きものです。というお話を、ザリガニ釣りをして持って帰りたいという方にすると、みなさん一様に「へぇー、そうなんだ」と納得されるようです。




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センターの畑では、同じ作物ですが、白い花と赤い花が見られます。
ワタの花です。




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また、ナタマメの実も大きくなってきました。20cmを超えてその名のとおり、ナタのようなしっかりとしたサヤが見えています。ナタマメ、漢方薬や健康食品、お茶、福神漬けとしてもなかなか人気があるとのことです。



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小水路の水の出発点となっている池のほとりでは、小さなピンクの花が咲き始めました。



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そこに小さな黄色いチョウがひらひらと飛び、とまりました。
ハギの花にキタキチョウのようです。



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昆虫広場にとまったトンボ、ノシメトンボも少し赤くなってきたようです。



ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2017-08-12 17:56 | しょくぶつ

グリーンカーテンの効果に期待

 7月20日午前9時の気温28℃天気晴れ。昨日気象庁が梅雨明け宣言されましたが、今日も朝から暑い一日でした。

今年センターの中庭に竹の素材で棚を作り、グリーンカーテンを設置しました。
グリンカーテンはプランターなどに蔓性の植物を植えネットを張り巡らせ涼しげなカーテンを作るものです。グリーンカーテンに適しているものは蔓で伸びる植物と言われています。今アサガオの他、3種類の植物をプランターに植え付け、天候にも恵まれ順調に生育しています。花が咲き始め、ヘチマやゴーヤ等は早くも実がなり始めました。
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朝顔 種からも簡単に育てることができます。ちなみに種は自家採種したものです。水やりは、土の表面が乾いたら鉢底から水が出てくるまでたっぷりと水をあたえます。

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ヘチマ 大きな葉っぱが涼しさを感じ黄色い花の姿もかわいいですね。葉が大きく影をつくりだしてくれることから暑さよけに最適です。乾燥させて繊維をタワシとして使ってきました。

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ゴーヤ ゴーヤの種皮が固くて発芽しにくいため種を布に包み一晩水に付けておきます。病虫害に強く育てやすく葉が生い茂るので日よけに利用できます。小さな黄色い花が沢山咲きます。
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ナタマメ 福神漬けの具材としてまた漢方薬としてもしられており近年では健康食品、健康茶、としても知られるようになりました。
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現在の全体の姿です。蔓も天井まで伸び続け暫くすれば全体がグリーンで覆われること間違いないでしょう。

今日の出来事
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落花生の被害 「落花生の栽培体験しよう」行事の落花生畑です。小動物による被害を食い止めるためネット及び防鳥糸を張り加えて電気柵も設置し対策を講じているのですが無残にも葉が切り落とされてしまいました。効果的な対策はないものか。頭の痛い問題です。
by isumi-sato | 2017-07-20 17:10 | しょくぶつ

ハス観賞週間スタート / 夏の雲とかぜ

7月11日、晴れ。午前九時の気温は29.2℃、今朝の最低気温は21.2℃でした。
最高気温は、昼に30.2℃と、昨日より1.4℃低いのですが、十分真夏の空気です。
梅雨のじめっとした空気ではありません。




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上空の雲は、まさに真夏の積雲と高積雲で、朝は風にのって西から東へと流れていきました。




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当センターでは、今日から「ハス観賞週間」の開始です。随時、見学は自由ですが一応23日日曜までをその期間と銘打っています。ハスの葉は、人の腰以上の高さにまで生長しています。



今日もハスの花は20以上咲いています。つぼみの数はさらにたくさん40、50以上、見られます。春先の葉芽が少なかったという心配をよそに、しばらくはハスの花が咲きつづけてくれそうです。葉が少なくて水面が少しあいていますが、水面があると一方で飛んできてくれるトンボの種類が少し多くなっているように感じます。




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田んぼのイネは、順調に成長して濃い緑色で先までピンと伸び、風を受けて風の波が動いていく姿が見られます。夏の景色です。




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イネの足元には、雑草の白い花が咲き始めています。オモダカです。




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そのオモダカに、シオカラトンボのメスが休む姿がありました。





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万木堰の上にも夏の雲が。水位は低く、これで雨が降らないと今年の夏は水が足りなくなりそうです。
堰の岸には、トンボが忙しく往復しています。夏の定番で、コシアキトンボやオオヤマトンボがパトロールをしているのです。




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イスミスズカケの花が、次々に咲き続けています。
ハス観賞にご来館の方は、建物南側のプランターに咲いている地域固有種のこの花もぜひご覧になってください。



ご来館お待ちしております。



by isumi-sato | 2017-07-11 17:29 | しょくぶつ

暑い。ツルの花もたくさん咲いています。

7月8日、快晴。午前九時の気温は28.0℃、今朝の最低気温は20.1℃でした。
午後一時ころには、今日の最高気温30.3℃になりました。
夏の暑さがやってきました。日なたは真夏の暑さです。今日の湿度はひどく高いほどではなく、木陰で少し風が当たるところでは、暑さがしのげました。




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ハス田では、ハスの花が咲き続けています。今朝はざっと数えると30以上の花が見られました。すっとした爽やかなかほりのする空気が流れています。



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開ききったハスの花、散った後の花床が肥大して種ができるところ、蕾が同時に見られます。





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湿性生態園へと向かう林道沿いには日陰と風があり、暑さの中にも涼しさを味わいながら、いろいろな生きものが観察できます。
ウツギの実がたくさんついています。



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五月下旬にはたくさんの白い花が咲いていました。




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ノシメトンボが枝先にとまってくれました。センターで最もよく見られるトンボのひとつです。羽の先端の黒い半円模様が特徴です。丘陵地の池や沼に発生するトンボです。





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道の頭上には、陽を受けてアケビの実が大きく生長を続けているようすが見られます。葉が5枚のアケビですね。






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湿性生態園は、草(1m程のオギ、マコモなど)が夏の日を受けています。




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デッキの傍らに、白い花がありました。トラノオの仲間で、ヌマトラノオのようです。もう少し早い時期ですと、雑種のイヌヌマトラノウと思われる種も咲いています。




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強い日差しの中で、クズが花を咲かせ始めています。少し甘い香りがします。




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センターの中庭に戻ると、今年の力作、つる植物用の棚にかなり植物が伸びてきています。アサガオ、ナタマメ、ゴーヤ、そしてヘチマが植えてあります。




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ヘチマの花が咲いています。写真は雄花です。20個以上が長い柄の先に総状に黄色い花をつけます。雌花は単生して子房が長くなります。実ができるようすの観察を続けましょう。





ご来館お待ちしております。





by isumi-sato | 2017-07-08 17:08 | しょくぶつ

梅雨時の花

6月28日、雨時々曇り。午前九時の気温は22.9℃、今朝の最低気温は20.5℃でした。
湿度が高い日が続きます。


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当センター進入路沿いの田んぼです。いつも白いサギがチラホラと見えています。





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今日は、久しぶりに撮影してみました。
くちばしが長くないことなどから、チュウサギのようです。
田んぼにサギがエサをついばんでいる光景は、なにかホッとするものがあります。




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ハス田の花が毎日咲き続けています。朝から、撮影している方もいます。



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ハスもつゆに濡れたり、葉に雨粒が丸く揺れたりして、梅雨の季節に向いている花なのでしょう。




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つゆらしい雨が続いたことで、5月、6月と雨が少なく水位が下がっていた万木堰も少しずつ水位が上がってきています。少し空気が霞んで雰囲気があります。



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堰の堤沿いには、アジサイの花が一列に並んでいます。




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一方、駐車場隅のガクアジサイも満開となっています。あなたはどちらの方がお好みでしょうか?



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畑では、落花生の花が咲き始めました。黄色が明るく目立ちます。




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畝の間の雑草が水を得てとても元気に育ってきています。
そろそろ草取りのタイミングでしょうか?
落花生栽培体験に参加のみなさん、天候を見計らって草取りと観察にいらしてください。


ご来館お待ちしております。



by isumi-sato | 2017-06-28 17:38 | しょくぶつ

梅雨の季節を彩る花

6月7日(水)、午前9時の気温19.8℃、朝から雲の多い一日。ドンヨリした雨雲が空を覆いました。
気象庁は関東甲信、東海、近畿、四国、中国(山口県を除く)地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。
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アジサイの花も色づき始めました。梅雨の季節を彩りますね。


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ハス田では、はすの葉が大きくなり、茎をのばし始めました。やはり去年と比べると葉が少ないようです。


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よく見ると、ハスの花のつぼみが三つ確認できました。


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デイキャンプ場近くにカキの木はもう実をつけ始めようです。秋に収穫するカキの形がもうできています。


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湿性生態園へ向かう林道を歩いていたら、とても大きいアオダイショウと遭遇しました。見て見ぬふりをしてセンターへ帰ろうとも思いましたが、カメラを持っていたのでじっくり撮影することにしました。観察すると体をくねらせ、道を横断している途中でした。結構早く進むことが出来るのですね。


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アオダイショウは、日本固有種。成蛇の背面はオリーブがかった褐色で、光の加減で青っぽく見えます。マムシと間違えられることもあるますが、毒は持っていないヘビです。

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この黄色い花、皆さんも車で走っている時に「なんの花かな?」と思った方はも多いかと思いますが、(似ていて違う花もありますが…)これは私が通勤途中に撮影したオオキンケイギクという花です。今日、長南方面からセンターへ来た方が「ここ何日かで一気に増えたよ」と言っていましたので取り上げてみました。


オオキンケイギクは、いったん定着してしまうと在来の野草の育成場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため日本の生態系に重大な影響をおよぼすおそれがある植物として、外来生物法による「特定外来生物」に指定され、栽培、運搬、販売、野外に放つことなどが禁止されています。

きれいだからと言って庭に植えたりしないようにご注意ください。



もし上記のことをしてしまうと‥‥



最高で個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金が科せられてしまうそうです。ご注意ください。




by isumi-sato | 2017-06-07 17:15 | しょくぶつ

白い花々、初夏へ

5月19日、晴れ。午前九時の気温は20.8℃、今朝の最低気温は12.6℃、最高気温は23.3℃でした。再び気温が上がりましたが、過ごしやすい一日でした。



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4月30日に田植えをしたイネの苗は順調に成長し、18cmくらいになりました。

たんぼのまわりを歩くと、田んぼの中にたくさんの波紋が起こります。オタマジャクシがたくさん動くためです。


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一部のオタマジャクシは手足がそろい、まだ尾が残っていますがカエルの姿になってきています。ニホンアカガエルです。この時の顔の方が陸に上がった大きな成体よりも大人っぽく感じます。きっと目が小さなためでしょう。



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昆虫広場では、チガヤの穂が開いています。



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まわりのオギが伸びてきたため、穂はオギの葉の中に埋もれてきてしまいました。



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斜面林の裾では、白い花が目立ち始めました。マルバウツギです。



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一方、ウツギはまだ蕾が多く、一部だけ花を開いています。この両者、名前の通り葉の形が異なります。


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また、斜面の中ほどでは、ガマズミが白い花をたくさん開花して緑の葉の中で白色を目立たせています。秋には、鳥たちの好きな赤い小さな実をたくさんつけてくれることでしょう。


ご来館お待ちしております。



by isumi-sato | 2017-05-19 17:58 | しょくぶつ

カエル目線で春の草いろいろ

4月24日、晴れのち快晴。午前九時の気温は14.6℃、今朝の最低気温は10.3℃でした。乾いた風が吹き、朝のうちは少し肌寒さを感じるくらいの晴れた一日のスタートです。

乾いた空気の過ごしやすい一日でした。


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夕方には雲が全くなくなって快晴となりました。再び風が少し肌寒いくらいです。


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昆虫広場では、今いろいろな春の草花が観察できます。やがてススキやオギが育って丈が高くなると、丈の低い植物は少数派になってしまいます。昨年のアシ、オギ、ススキをきれいに刈った部分では、チガヤの穂が風に揺れています。やがて穂が開いて白い穂がたくさん観察できるようになると思います。



ニホンアマガエルの田んぼから響く声が夜な夜な大きくなってきました。カエルたちの姿が草地にも見られるようになりました。カエル目線で低い植物をのぞいてみました。

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スイバは、今は30~50cm程度の高さで先が赤く染まり始めました。
近づいてよく見ると、、、。



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赤いものは、一つ一つが小さな花の集まりです。実は、花には6個のがく片があって、花びら(花弁)はありません。タデ科で、雌雄異株です。
やがて花のあとに、これらが種になると思うと、どうりでたくさんのスイバが育っていると納得です。スイバの仲間はかじると酸っぱい味がします。また葉っぱの形は、根元の方は長い柄がありますが、茎の上の方につく葉は、2つに割れて茎をはさむという形です。一つの植物でも、下の方と上の方では形が違うことになっているのです。





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ヒメオドリコソウが草地の一部で固まって群生しています。
この花も近づいてみると、口を大きく開いたような形の花で、上唇と下唇が見られます。虫眼鏡で見ると美しい発見があります。



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たくましく伸びてきた紫色の花を咲かせている植物があります。こちらはチョウのような形の花なので、蝶形花といいます。これも虫眼鏡で見ると美しい造形をしています。まきひげで他のものにからみついて伸びる代表的な「いわゆる雑草」です。茎の断面は四角で、葉は複葉、花のあとに小さなサヤエンドウのような種をたくさんつけます。これも増える訳だと納得です。実は秋には発芽しているといいます。軟らかい新葉は食べられます。やがて大きく伸びると厄介者になります。



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今、スギナやハルジョオンの中に、黄色い花をたくさん咲かせている植物があります。ヘビイチゴです。近づいてよく観察すると、植物を見分けるポイントをいろいろ見ることができます。
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花びら(花弁5枚)の後ろのガク(ガク片と副ガク片)が花びらよりも大きめで目立ちます。葉は、小さな3枚がくっついています(3小葉で複葉です)。また葉のつけね(柄のもとに)小さな葉のような突起(托葉)があります。花のあとに赤い実ができます(花托という部分が膨らんで実になります)。食べても残念ながら味はよろしくないようです。ヘビしか食べないのでヘビイチゴという名がついたという説もあるようです。バラ科の植物です。
同じ黄色でも、花びらの枚数やガクの形が異なるとか、葉の形、枚数が異なるとか、違いを発見できる目ができると、区別がつけやすくなっていきます。




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黄色い花でも花びらが4枚のもの(クサノオウ)も咲き始めました。
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畑にたくさんあるナノハナ、コマツナ、カブ、キャベツ、カラシナなども(アブラナ科)4枚の花弁です。



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地域固有種のイスミスズカケは、元気に葉を伸ばし始めています。新葉の裏は、赤紫色が目立ちます。花をつけるのは、6月初めころです。



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たくさんの野の花や植物を観察できる季節になりました。シャクも咲き始めました。
ご来館お待ちしております。



by isumi-sato | 2017-04-23 18:47 | しょくぶつ

黄色い花がいっぱい

4月20日、快晴。午前九時の気温は16.4℃、今朝の最低気温は7.9℃でした。湿度が42%と低く、朝は五月晴れのような乾いた空気が流れています。ここ二、三日季節外れの暑く位の日が続きましたが、今日は平年並みということです。それでもひなたで作業をすると暑いくらいです。夕方近くから曇ってきました。



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田んぼの向こうの斜面の樹木は、いろいろな緑色の新緑で種類の多さを感じ取ることができます。コナラ、エノキ、イヌシデ、ヤマザクラ、アカメガシワなどなど。双眼鏡で色の違いなどから樹種を見つける観察もおもしろいですね。ネムノキはまだこれからで、例年最後に葉を出します。



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田んぼの中には、すごい数のオタマジャクシがいます。ニホンアカガエルの卵塊がたくさんあった下の田んぼには、果たしてエサが足りるのかなと心配になるほどの数です。これらのカエルのこどもたちやカエルたちは、食物連鎖で里山にいるいろいろな生きものを支えています。



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ハス田にもオタマジャクシたちの影がたくさん見えます。ハスの芽吹きは、もう少し後ですね。



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今の季節は、湿性生態園の入口から望むヤナギの新緑がきれいです。



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マルバヤナギ、別名アカメヤナギは、今葉の先が赤く、その名の由来が納得できます。



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林道沿いの枝先に、イトトンボがとまっていました。越冬したホソミオツネントンボ?です。他のイトトンボたちは、まだこれからヤゴになるところです。まだ二か月後くらい後、イネが育ってからイネに上って脱皮する姿が観察できます。暖かくなって他に、ヒラヒラとチョウたちの姿も多く見かけられるようになりました。黄色、オレンジ色、黒に青など、いろいろ出会えます。



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タンポポは綿毛を作り始めました。なにか宇宙を感じませんか?今足元を見ると、黄色い小さな花がたくさん見られます。



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ベビイチゴは、もう実をつけ始めているものもありました。花びらは五枚で、小葉は三枚です。ちなみに似た名前で、小葉が五枚あるのものはオヘビイチゴです。



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同じく花びら五枚ですが、光沢がある花ビラを持つ花がさいています。キツネノカミソリです。これは茎に毛が多いので、ケがついて、ケキツネノカミソリのようです。果実が金平糖のようなので目につきます。似たもので、葉の形や果実の先端の鍵の形で見分けられるタガラシももうじき小水路に生えてくるでしょう。



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同じ黄色でも花ビラがたくさんあるオニタビラコも見かけられるようになりました。
花びらの枚数、形。葉っぱの形などいろいろ見ていくと、黄色い小さな花をつけている植物もまだまだいろいろな種類があることが観察できます。
ご来館お待ちしております。




by isumi-sato | 2017-04-20 17:52 | しょくぶつ